Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

ヤマい酒、集結!

2009年04月30日 | 日本酒
いや~~~。
【山間】、本当に旨いですな。
もう、この時期はダメです。目移りしちゃって、旨い酒が目白押し。
その中でも【山間】、光ってますな。

今日はそんな【山間】を、いろいろ飲んでみましたよ。

【山間 T-6】


味に関しては、4月10日の日記をご覧ください。
とにかく、うんまいね~。
無濾過生原酒のはずなのに、この安定度。
ふらつかないです。
いや~、素晴らしい。

【山間 T-4】


【山間】の中では、ずいぶんと印象の違うお酒。
やはり、吟醸造りをしていないのが大きいのでしょうね。
でも、亀口詰めらしいピチピチしたフルーティ感は違わない実力を感じさせます。


【山間 青ラベル T-6】


キターーーー!!
【青山間】、通称「青ヤン」です!
コイツは【山間 T-6】のにごり酒!
今期から満を持して発売されたお酒ですね~。
手に入れることができましたよ~。

ん?
なんで洗面器入っているのかって?
それはねぇ・・・、
噴くからだよ!!

というわけで、非常に慎重なアイスピック開栓(王冠には穴は開いてませんので、自力で開けます)に挑戦。
試行錯誤、戦うこと30分。
素晴らしきガス圧との格闘の末、なんとか無事開封に成功!

で、飲んでみると。
アルコール16度と書いてあるのは知っていましたが、予想以上に軽い!

炭酸がかなり効いているのもありますが、奥には【山間】らしい甘味と酸味。
マスカットのような吟醸香は健在、お祭りのような旨さ!!

あまりにもすいすい飲めてしまうので、王冠を閉めてからセロテープで封印。笑

いや~、【山間】、去年初めて出会いましたが、今年飲んだ限りでは、もう確実。
次世代の日本酒業界を背負って立つ、新星の誕生です(褒め過ぎ?笑)

ちなみにつまみもいろいろ食べました。

・平目、勘八、金目鯛の刺身

買って来たもの。

・新じゃがの肉じゃが

伊勢丹で安く売ってた国産牛で。
牛肉の煮物は、和牛じゃないとダメだ。

・鶏の粕味噌漬け焼き

某居酒屋店主に教えてもらった、「酒粕の味噌床」に、鶏もも肉を漬けて焼いたもの。
ハチャメチャ旨い!笑



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越の白鳥 かめ口一番 搾りたて新酒生原酒

2009年04月21日 | 日本酒
新潟往訪の興奮が未だ冷めやらないgodanismです。
とくに、AUNさんのサイトを覗きにいくたびに、じゅるじゅると唾が。
ああ~、また食べたいよう・・・。

さて、その新潟往訪で買ったお酒を1本紹介し忘れておりました。まぁ、意図的なんですが・・・。笑
そのお酒とは、高田公園で武田杜氏が出していたブースにて買ったお酒。

【越の白鳥 かめ口一番 搾りたて新酒生原酒】



このお酒、中取りの亀口汲みなんです・・・。
って、あれ?それじゃ【山間】じゃないか!

というわけで、これは【越の白鳥】として出荷されていはいるものの、製法はあの【鬼山間】と兄弟のようなものですな。
仕込み9号なので、【山間】として出荷されてたら「T-9」だったのでしょう。
精米歩合70%の特別本醸造です。

というわけで、これを買って飲んでみたわけですが・・・。


いや~、いいね!笑

口に含むと幾分残った炭酸が舌をくすぐります。
で、すぐにふわっと南国フルーツ系の甘味が出てくる。
酸もありますが、甘味を助けるような形で出てくるのでバランスが良い。

炭酸のせいかけっこう軽く感じるので、そのまますいっと喉を通ってしまいます。
キレは非常に良いですが、余韻はちょっと長め。
ピリッと辛みが出て来て、じんわり消えていく。

アルコール度数20度とはとても思えない軽さ!
godanism的には、【鬼山間】より好き。笑

濃厚な味わいながら後ひく旨さです。
これだから目が離せない、新潟第一酒造。

意図的に紹介し忘れた、というのは、【鬼山間】のことがあったから。
開封後、少し置いてみた方が旨くなるんじゃねーの?と思ったのです。
そしたらビンゴでしたね~。
最初よりピチピチは落ち着きましたが、かわりにとろみが出て来て、なんとも艶やかな味わいに。
今回は4合瓶で買いましたが、もうなくなっちゃうよ~。泣


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村祐 特別純米 亀口取り

2009年04月15日 | 日本酒
新潟での興奮冷めやらぬうちに、かねせ商店さんで入手したお酒を開けてしまいましょう。
友人も参戦して、いろいろなお酒を開封しました。

まずはこれ。
【奈良萬 純米生酒 おりがらみ】


【奈良萬 純米生酒】のクオリティの高さは周知の事実。
今回はそのおりがらみバージョン!

慎重に開封して飲んでみました。
まずは澄んだところ。

シュワシュワのピチピチです!
フルーティなんだけどドライな味わいで、口当たりが軽い。
酸が目立ち、若干固い印象もありました。

次いでおりを絡めて。
シュワシュワのピチピチなのは変わりません。
フルーティな香りに、甘味がふわっと乗っかりました。
酸もありますが、甘味が出たおかげでバランスが良くなり、おとなしくなった感じ。
とはいえ、固い印象は少しありますね。
これは2、3日置いてみますか。

次はこれ。
【村祐 特別純米 亀口取り】


【村祐】の亀口といえば、緑ラベルのアレですが。
今期からなんでしょうか?茜ラベルにも亀口が出てるんですね~。
気になったので買ってみましたよ。

さて、味わいはどうかというと、これが意外や意外。
【村祐 純大 亀口】にも通じるマスカット系の香りが、戻り香に感じられる。
味わいもピチピチで軽口で、非常に良いです。
うまーい。

もしかして【村祐】の亀口って、みんなこんな味わいなのでしょうか?
であれば、純吟の亀口もぜひ飲んでみたいところです!

続いてはこれ。
【五凛 純米生酒 山田錦 山廃仕込み】


わかる方はわかると思いますが、「かがた屋頒布会」の4月の商品です。
通常の【五凛】は即醸仕込みなんだそうで、山廃では仕込まないらしいです。

で、飲んでみると。
とろみのある旨味と酸味が滑らかに入って来て、純米とは思えない味わい。
吟醸香はほぼないので、食中向きの造りですね。
飽きのこない味で、すいすい飲めてしまいます。


「かがた屋頒布会」が出たので、もう一本。
【舞姫 大吟醸 10年熟成 原酒】


【翠露】で有名な舞姫酒造の、鑑評会出品酒用大吟醸を10年寝かせた原酒だそうです。
こういうのは、期待半分不安半分なんですが。笑

飲んでみると、予想以上にクリアな味わい。
洗練された甘酸のバランスと、落ち着いた吟醸香で、酒としての完成度は非常に高いと思いました。

が、若干感じられる老ね香。
個人的には、熟成香はあまり好みではないので、旨いには旨いのだけどそれほど手が伸びないのが現状ですな~。


さて、以下は友人が持って来たお酒。
【根知男山 純米吟醸 五百万石】と【根知男山 純米吟醸 越淡麗】です。


1升瓶のが「五百万石」。
720ml瓶は「越淡麗」、通称「Aコレ」です。

どんな味わいでしょうか。

まず五百万石のほうから。
口当たりに甘味がふわっと出て来ます。
酸味とのバランスは非常に取れていて、口当たりの柔らかさもあるので飲みやすい。
口に含んだところから、喉を通るところまで、一貫して強くはないがくっきりした甘味が流れていきます。
噂に違わず、うまいね~。

次に越淡麗。
こっちは、口当たりはすっきりした旨味と酸味。
口で転がすと、甘味がふわっと出てきます。
喉を通るときはほんのりピリッとした辛みで〆る感じ。
キレがいいですね。

個人的には、一口でいろいろな顔を見せる越淡麗のほうが好みかなあ。
いや~、でも【根知男山】は旨かった。


肴はこんな感じ。

・はまち、飛び魚、帆立のひもの刺身
・冷や奴
・鮭蒲鉾


・牛肉、アスパラ、ジャガイモの煮物

白髪ネギ、和芥子を添えてみました。


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新潟往訪!

2009年04月13日 | 日本酒
さて、私godanismは先週の土日を使って新潟に行って参りました!
目的は、、、
1. 地鶏と地酒 AUNさんにお邪魔すること。
2. かねせ商店にお邪魔すること。
3. 新潟第一酒造武田杜氏(白鳥王)にお会いすること。

結論から言えば、すべて達成!
非常に有意義で濃密な1泊2日でしたよ~!

まず、初日の土曜日は糸魚川のAUN亭近くにビジネスホテルを予約し、AUN亭にて夕食。
地鶏と千代幻豚を楽しみました!
料理、最初の方だけ写真を撮ってたのですが、途中で撮るのを忘れ食べるのに夢中。
刺身うめ~~~!酒もうめ~~~!!

お酒は何を頼んだっけな・・・。
とりあえず、試飲用に開けた【山間】ORI-ORI(T-6、T-7)はいただきました!!
時代を先取りです!笑
しかもむっちゃ好み!ちょーうめ~~~♪

あとは【花陽浴】とか【月不見の池】とか【雪鶴】とか【十四代】とか・・・。
飲めるお酒が魅力的すぎるー!
写真がないのがとても残念。。。


翌日、長岡の「かねせ商店」さんにお邪魔しました!
店内がお洒落で、雰囲気いいお店でした~。
菊口さんとは去年の4月19日のsmile以来でお会いしましたね。

【村祐 茜 亀口】と【奈良萬 純米 おりがらみ爆発】を買わせていただきました!
これは開けたら感想を載せる予定です。

その後、高田公園へ移動。
この日、新潟第一酒造の武田杜氏が花見ブースを出していると伺っていたのです。
そして無事にお会いできました!ダンディな容姿と声!
とてもざっくばらんな方で、いろいろと楽しいお話をいただきましたよ~。

お三方と2ショットを撮らせていただきました!
こちらの写真は、mixiで公開しようと思います(友人まで公開)。


【山間】を知らなかったらできなかった3カ所巡り。
また機会が来るかな??


山間 T-6 亀口直詰 生

2009年04月10日 | 日本酒
やっと届きました。
【山間 T-6 亀口直詰 生】です!


昨年飲んで衝撃を受けた【山間】、それは純米吟醸の亀口でした。
「T-6」は名称こそ違えど、スペックは去年のそれと同じ。これは期待せずにはおれません。

で飲んでみた感想ですが、もうさっさと結論を言っちゃいましょう。
これは旨いです!去年見た夢をまた見せてくれました!【山間】!

まず瓶口から香る吟醸香。
メロン系の香りで、もうその段階で悟ります。去年と同じ方向だ、と。

口に含むと、微発泡とともにフルーティな酸味。
少し遅れて柔らかい甘味。
このバランス、非常に良いです!

舌で転がすと、心地よいピリピリ感。これは発泡しているからですね。
そこに、ふんわりと舌に寝そべる旨味が顔を出します。
口当たりに感じた甘味・酸味と合わさって、心地よい!

後口は柔らかい余韻。
キレよく収まります。

いんや~、旨い。
全体のバランスとして、味自体はタイトながら、しっかりと旨味を出してくるし、甘酸のバランスも取れている。
レベル高え~~~。(ご満悦)

さて、おつまみは天ぷら。


12時方向から時計回りに、舞茸、蓮根、鶏胸肉、春菊、パプリカです。

桜吹雪 大吟醸 千本錦 生酒

2009年04月09日 | 日本酒
先日のエントリのトップバッタです。

【桜吹雪 大吟醸 千本錦 生酒】


改めて取り上げました。
コイツは本当に旨いっすわ~。

瓶口から香る苺のようなフルーティで甘い香り!
口に含むとふんわりした甘み。【而今】の千本錦にも通じる甘味です。
「千本錦」って、もしかしてこういうお米なのでしょうか?
だとしたら、godanismは千本錦が大好きということになりますが。

少し生っぽさがあります。
でも、これは生酒なんですから当然です。

味の路線はそこまで甘くなく、ただ甘酸のバランスは非常に好み。
口の中で転がしてもぶれません。

後口にじんわりと苦みが出てきますが、嫌みのあるものではなく、逆に輪郭をくっきりさせるようです。

いやぁ、旨いなぁ。
1升瓶も見つけたので、来年は1升瓶で買ってもいいかなと思いました。

陸奥八仙 えんぶり

2009年04月04日 | 日本酒
先日、友人と宅飲み。
「お互い、そろそろ開けてないやつたまってきたでしょ?」ということで、未開封パーティとなりました。

まずはこれ。
【桜吹雪 大吟醸 生酒】


かがた屋頒布会、3月の商品。
【賀茂金秀】の蔵のお酒で、千本錦40%精米の大吟醸です。

そして飲んでみると、コイツが旨い!
godanismの好みの路線一直線。
ストロベリィのような甘い吟醸香に、バランスの取れた甘味・酸味。
かがた屋頒布会の商品、今まで4本ありましたが(鳥海山、山本、あぶくま、桜吹雪)、godanism的好みなお酒第一位は間違いなくこれです。
しょっぱなから旨いやつを開けてしまった。
う~ん、ヒデキ、感激!


続いては、【くどき上手 純米大吟醸 亀仙人】。


過去のブログをチェックしたら、この「亀仙人」だけをトピックにしたエントリが見つかりませんでした。
去年も買ってるんですけどね、いかんせんこの時期はうまいお酒が目白押しなので、他のお酒の紹介で手一杯だったのでしょうか。(汗)

さて、毎回はずれのない【くどき上手】。
「亀仙人」は「亀の尾」を45%まで精米して作られた純大ですが、コイツもはずれません、はずしません。
【くどき上手】特有の上品な香りと、濃いめの甘味を牽制するかのようにすうっと出てくる酸味。
これこれ、大好きですよ~。
亀の尾らしく、後口にシャープな苦みがほろっと来ますが、それが苦手でない方にはぜひ。


続いては【而今】2連発です。

【而今 純米吟醸 五百万石 無濾過生】


【而今 純米吟醸 山田錦 無濾過生】


「五百万石」は、godanismが初めて口にした【而今】。
初めて飲んだときは「十四代みたいだ!」と思ったものです。
今はそんな感じはなく、【而今】ブランドが確立している。

とりあえず今期の【而今】は去年と比べて格段に旨くなっていると思います。
なんというか、フレッシュな中にも澄んだ旨味がしっかり溶け込んでいるような。
いやぁ、旨い!


続いてはこれ。
【大信州 純米大吟醸 仕込二十九号】


【大信州】は当初、辛口のお酒というイメージがあったのですが、今年に入って純大吟の「仕込十四号」を飲んでがらっとイメージが変わりました。
ふんわりした甘味と嫌みの無い後口、すいすい飲めてしまう危険なお酒です!

この「仕込二十九号」も、非常にすっきりした口当たり。
フルーティな吟醸香にふんわりした甘味と酸味の絶妙なバランス。
生酒とはとても思えない味です。
これはちょっと熟成してみます。


さて、表題のお酒、登場。
【陸奥八仙 えんぶり】


スペックは華吹雪55%精米、無濾過生原酒です。「喜八」マークが左下に入っているので、おそらく小山さんでしか買えないのでしょう。

【陸奥八仙】もはずれの無いお酒だと思っていますが、コイツもご多分に漏れません。
封開けから香るマスカット系の吟醸香、フルーティな甘味・酸味!
バランスの良さ、余韻、言うことないですね~。
3000円ちょっとなら間違いなく”買い”のお酒です!


というわけで未開封だったものを紹介してみました。
いくつかはまたじっくり味わって載せてみようと思っています。