Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

未開封パーティ(2010年2度目の)

2010年10月24日 | 日本酒
引越祝いも兼ねて、我が家で未開封パーティを行いました。
今年は新年に一度やって、今回が2度目となります。
※ もちろん、宅飲み会は幾度かやってますが、「未開封」と名のつく形ではやってませんでした。
ちなみに前回の様子はコチラ

今回は、ざりがにさん・オンディー君含め、総勢8人での会となりました。
料理も気合い入れて作りましたよー!


乾杯酒は【山間 T11 火入れ】。
その後、【而今 純吟 山田錦 火入れ】、【而今 純吟 山田錦 無濾過生】と続きます(無濾過生は飲んでない人もいたかなw)。
上記3品は、未開封ではないので写真はありません。


【豊賀 特別純米 ひやおろし】


21BYの【豊賀】ひやおろしです。
適度に熟成されていて、「ひやおろし」らしい味わい。
昨今の「ひやおろし(生詰)」とは違います。笑

【豊賀 特別純米 直汲み生原酒 仕込み二号】


これはgodanism大好きでした!
ピチピチのフルーティで、落ち着いた香味。


料理の写真も、挟んでいきますね。

・卵の黄身の味噌漬け


・豆腐の粕味噌漬け


・鮪と山芋の胡麻和え



いよいよ今回のメインのお酒を登場させます。


【十四代 大吟醸 山田錦 21BY】


素晴らしい出来です。
華やかな吟醸香としっかりした甘み。
すうっと通る瑞々しさは【十四代】らしいそれです。

【十四代 純米大吟醸 七垂二十貫】


なんと、20BYと21BYの飲み比べ!
とはいえ、個人的には先の大吟醸に軍配。
20BYも熟成が進んで、前年飲んだ時の香味は落ち着き、衝撃的な味わいではありませんでした(とはいえ、コレはコレでものすごく旨い)。

【十四代 純米吟醸 出羽燦々】


前の3種に比べると明らかに見劣り(笑)。
心の中で「出す順番間違えたなぁ~」と思いました。。。


料理も出していきます。

・戻り鰹の胡麻たたき


・ベーコンと春菊のフライドポテトサラダ


・鶏むね・ささみのたたき



godanismからのサプライズ酒。

【田酒 純米大吟醸 百四拾 21BY】


開けたてだからか、多少の固さを感じました。
でも【田酒】はだいたい最初に固さを感じるので・・・。笑


この後、【飛露喜 純米吟醸 黒ラベル】、【月山 芳醇辛口純米】を飲み、【奥能登の白菊 純吟】の20BY・21BYを燗で飲み比べ。
いずれも未開封ではないため写真はありませんが。
みなさん、相当良く飲まれます。
ウチのある酒、総ナメしたんじゃないかな?笑


料理も大詰め。

・豚バラの柚子胡椒焼き


・蛸めし
※ ショック!写真撮り忘れ・・・orz


〆に【みそのたけ 十二六】を出して、今回は終了。



総じて、かなりレベルの高い会になったんじゃないでしょうか?
来てくださった皆様、ありがとうございました。

ちなみに私は、あの後ラーメンを食べに夜の街へと・・・。笑

月山 芳醇辛口純米 無濾過生原酒

2010年10月19日 | 日本酒
またも間が空いてしまいました。
このところ外飲みが続いていることもありますが、ツイッターでけっこう書いてしまっていることもあります。

今日は、私があまり普段買うことの無いようなスペックのお酒をご紹介。

【月山 芳醇辛口純米 無濾過生原酒】


島根県の吉田酒造のお酒です。



ラベルがお洒落。笑



麹米「五百万石」、掛米「神の舞」。
精米歩合70%の純米酒です。

日本酒度+8.0、酸度2.0。
辛口ですね。


さっそく飲んでみます。


嗅ぎ香はほとんどありません。
うっすらと米の香りがあります。

口に含むと、まずキレイな酸。
甘みと旨味も同時にふわっと出てきます。
ピリピリとした酸がキリッとした印象を与えてくれます。

口の中で転がしてみても、味にぶれはありません。
米の旨味が徐々に強く感じられてきますが、酸と甘みのバランスは口当たりからずっと保たれたままです。

喉奥に出てくる酸が非常に心地よいですね~。
まろやかでとろみのある旨味の中に、ピリッとした辛みがあります。
冷やでも美味しいですが、燗映えしそうな酒質ですね。

後口のキレの良さは特筆すべきものがあります。
余韻はピリピリした辛みが残るだけで、バックテイストも控えめ。
これはすいすい進んでしまいます。

うまいっす!


おつまみは、「牛蒡の胡麻和え」。

奥能登の白菊 純米吟醸 20BY

2010年10月12日 | 日本酒
8月にご紹介したお酒の、20BYです。

【奥能登の白菊 純米吟醸】


たまには、畳をバックに撮ってみましょう。笑
仕込みは基本的に一緒ですが、スペックは少し変わっています。




さっそく飲んでみましょう!


嗅ぎ香はうっすら香る米の香り。
吟醸香は微かです。

口に含むと、まずふわっと広がる甘みときれいな酸。
米の旨味が、少し遅れて舌の中間辺りに感じられてきます。

口の中で転がすと、酸は控えめに。
代わりに、とろみのある舌触りで、旨味が口中に広がります。
甘みは舌先に居座ったまま。

後口は非常に濃厚。
喉奥に感じられる酸味は甘みを伴ったもの。
鼻に抜ける香りは、多少熟成香を感じますが、甘い香りです。
非常にキレの良い後口で、余韻はふわっとした甘みが未練を残すように消えていく。


旨いですね~。
21BYに比べるといくぶん濃い味わいですが、キレが最高に心地よいです。

食中向き・・・なんですか?笑
個人的には、単体でぐいぐい飲めてしまいます(^^;


アテは、「根菜のそぼろ煮」。

飛露喜 純米吟醸 黒ラベル 21BY

2010年10月06日 | 日本酒
ご無沙汰をしております。

少し更新を怠っておりました。
ここのところ、外飲みが立て込んでいたのが大きな理由でしょうか。
千駄木の稲毛屋さんに、イベント外で初めてお邪魔したり、三茶の楽の房に久しぶりにお伺いしたりしておりました。

とはいえ、ご紹介できるお酒が無いわけではありません。
ご紹介遅れました分のお酒を、どんどん載せていきたいと思います。

まずは、これから。

【飛露喜 純米吟醸 黒ラベル】


去年も購入した【黒ラベ飛露喜】です。
去年のエントリはこちら



去年の具合がかなり良かったので、調子に乗って今年も買ってみました。

さっそく飲んでみましょう!


嗅ぎ香はうっすらフルーティに香る吟醸香。
微かに甘い香りです。

口に含むと、すうっと酸が広がります。
旨味もほんわかと出てきますが、ファーストアタックは強いものではありません。

口の中で転がすと、とたんにぐっと酸が出てきます。
前のほうに感じられる酸がピリッと辛みも感じさせますが、奥のほうに旨味がいるせいか、全体のバランスとしてはむしろ甘く感じます。

しばらく転がしていると、喉奥にじんわりと渋みが。
後口はこの渋みと酸で、ほんのりと余韻をつくります。
余韻で【飛露喜】らしい旨味が後半にドドッと押し寄せてきます。


うまいですね~。
ただ、去年と比べてしまうと、去年のほうが個人的には好みだったような気もしています。

アテはこんな感じ!

・新秋刀魚の塩焼き