Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

北海道へ行ってきました。その2

2011年09月29日 | その他
前エントリの続き。
札幌で一泊した godanism、次は小樽を目指します。



行きの電車内で飲むのはもちろん小樽ビール(^^v
小樽に着いたのは12時を少し回ったくらいでした。

ランチにと、勧められていたお店へ。



蕎麦屋「薮半」です。




こちらでは、鴨つけ蕎麦とカレー蕎麦を。

このお蕎麦屋さん、酒飲みにとってはイケナイお店でございました。。
酒の種類は少ないながら粒ぞろい。
アテは素晴らしい品書きとなっていました。
次回小樽へ行くことがあれば、もっとゆっくり、チビチビとやりたい店でしたね。

その後、小樽を散策。
オルゴール館、ガラス工房など、観光名所を巡ります。




小樽運河。
近くにあった「小樽倉庫No.1」というお店でビールをいただいたり。

そして夜は、居酒屋「わか松」さんへ。



大きいホッケの干物をいただきつつ、全国の地酒を堪能。(写真はありません・・)



「わか松」さんで、わざわざ札幌から出てきてくださった方と合流(実はこの前日の「参醸倶楽部」さんで軽くご挨拶しておりましたが)。
むーさん、お世話になりました(^^)

小樽で一泊!!


さて、3日目となります。
小樽から電車で30分、余市へと足を運んだのでした。

目指すは、ニッカウヰスキー。



素晴らしい晴天の中、見学をさせていただきました。



中でも博物館は見応え抜群。
館内には有料試飲バーまで併設され、ここでシングルカスクを1杯。
まぁ、1杯で終わるはずもないのですが笑



その他、写真はありませんが、余市では南保留太郎商店さん(薫製屋)に寄ってみたり、柿崎商店でいくら丼(680円!)をいただいたり。
そんな感じで小樽を経由して、東京へ帰るべく新千歳空港へと急いだのでした。


まぁ、急いだのは帰りが間に合わないからではなく。



この方とお会いするためなんですけどね。笑
前日に「参醸倶楽部」さんで同じくご挨拶いたした方。
今回の旅行にあたって、とってもお世話になった方。
のらこさん、この場を借りて御礼申し上げます。

最後に、自分用のお土産をパシャッと。


わかりますか、完全に酒飲みの土産です。笑

とりあえずこんな感じで、北海道行ってきました!
そんな感じで、来年も行きたいです!

北海道へ行ってきました。その1

2011年09月28日 | その他
ご無沙汰をしております。
久しぶりの更新となりますね。

えー、godanism 風邪を引いたりしておりまして、なかなか更新できませなんだ。
風邪も治ったか治らないかくらいのタイミングで、北海道へ行ってまいりました。
今回はその様子なぞを、少しお届けしようかと。
なので、あまりお酒の話は出てきません。
ご了承くださいませ。

出立は9月18日。
昼頃、新千歳空港に到着いたしました。



まずは空港内にある「シェーンヴァッサー」というお店で、サッポロクラシックの生を。

その後札幌まで電車で移動。ホテルチェックインしたり散策したり。



噂の時計台を見たり。



テレビ塔を見たり。



塩梅よく札幌オータムフェストのまっただ中。
こちらで、ラーメンを食べたり、ワインを飲んだり。



北海道の地酒コーナー。
意外と種類があるな、と今後の出会いに期待を膨らませました。



夕食はジンギスカン。
店名も「夜空のジンギスカン」というお店で。
美味しかったですね~。
エゾシカ肉を初めて食べました。

その後、カネセ商店のグッさんから「絶対行ったほうがいい」と言われたお店へ。
その名は「もろはく」。







マスターの浜口さんとお話をしたり。
北海道の地酒【福司】【北の錦】をいただき、お店を後に。

この後は、ツイッターでお世話になっている方が近くにある「参醸倶楽部」というお店で飲んでいるとのことで、ほんのちょびっとだけ顔を出してホテルへ戻りました。

札幌で一泊!(続きます。)

伏見男山 純米大吟醸 華心

2011年09月17日 | 日本酒
宮城プッシュの godanism。

【華心(かしん)】


宮城県気仙沼市の「男山本店」のお酒。
「蒼天伝」で有名な蔵です。

3.11の震災で、社屋は壊滅。
ただ生き残った醪とタンクのおかげで、今年の酒が出ました。



酒米「蔵の華」100%使用、精米歩合50%の純米大吟醸。
ただしこの酒、例年では「純米吟醸」として出荷されています。
今年はラベルが間に合わず、「純米大吟醸」ラベルを貼っての出荷となったようです(規格上は問題なしです)。

さっそくレビューといきましょう。


上立ち香は果実味のある吟醸香。
いくぶんトロピカルな要素も混じった、甘い香りです。

口に含むと、すうっと立ち上ってくる旨味。
少し遅れて舌先に酸が感じられます。
含み香はさほど甘くなく、ピリッとした口当たり。

口の中で転がすと、ほろっとした渋味が顔をのぞかせます。
じわっと、熟したバナナのような甘みが感じられてきますね。
酸と結びついて、ジューシィなバランス。

後口は酸で〆。
余韻に辛味を持ってきて、キレよく仕上げています。
喉奥にジンと残るだけで、あとはパッといなくなる。

丸みのある酒質に、しっかりと旨味の乗った純大です!
宮城のお酒らしからぬ骨太な印象。
うまいですね~!
今期も美味しいお酒を出してくれること、祈っていますよぉ~!


アテは「イカとトマトのわた煮」。


オリーブオイルとニンニクでベースを作れば洋風の味!笑

来福 X 純米吟醸生原酒

2011年09月12日 | 日本酒
日本酒を好んで飲まれている方であれば知らない人はいないであろう、スーパー日本酒女子がいらっしゃいます。
非常に有名な方です。
田中麻奈さん。

彼女が監修したお酒が、今年7月に発売となりました。

【来福 X(らいふく えっくす)】


「来福」の銘柄名は入っていますが、それ以上に目立つ「X」の文字。



純米吟醸、生原酒です。
酒米、精米歩合、酵母その他もろもろの情報は一切伏せられています(ネットを漁ればこれらの情報は見つかると思いますが)。

さっそくレビューにいきたいと思います。


上立ち香は甘酸っぱいフルーティなもの。
オレンジ系の香りです。

口に含むと、すうっと通るような爽やかな酸。
遅れるようにほんのりと旨味が感じられます。
含み香はジューシィさを伴った、さっぱりとした甘みを感じさせるもの。

口の中で転がすと、ひょいっと渋味が顔を出してきます。
酸と渋が連携しながら、甘みを引き立てる感じ。
酒質はフレッシュで非常に爽やか。

後口は酸渋で締め。
キレが良いですね~。
グレープフルーツのようなはじける余韻です。

口当たりは甘みが強く感じられますが、後半になると影を潜め、渋が顔を出してくる。
単体で飲んでも食事に合わせても、飽きのこないバランスになっていると思います。
うまいね、まめちゃん!笑

アテは「厚揚げとオクラの煮物」。

天野酒 純米無濾過 荒走り 生もと造り

2011年09月06日 | 日本酒
2回連続で同じ銘柄のご紹介です。

【天野酒(あまのさけ)】


生もと造りは変わりませんが、酵母は蔵付きのもの。
荒走り部分飲みの瓶詰め。
うっすらとおりが入っています。



前回のと今回のは通称「山本スペシャル」と呼ばれているものです。
蔵人・山本克明氏が全責任を負って醸されているとか。
私は今期初飲みでしたのが、まったく知りませんでした。

ともあれレビューに参りたいと思います。


上立ち香はフルーティな吟醸香。
グレープフルーツ系の、くすぐったい酸が感じられます。

口に含むとまず飛び込んでくるのは酸、舌先にはピリッとした発泡感。
しなやかに舌を這うように甘みが感じられてきます。

口の中で転がすと、ほろっとした渋味とともにジューシィな旨味。
軽めの味わいながら、甘酸のバランスのとれた中間地点です。

後口は渋酸で〆。
鼻に抜ける香りは甘く、キレも良い。
余韻に若干の渋味とアルコール感を残しますが、まず気にならないレベル。


これのどこが生もと造りなのでしょうか。
たしかにほんのりと乳酸っぽさを漂わせながら、でもそれを全体の輪郭に溶け込ませてしまっているようです。
全体のバランスはgodanismの好みど真ん中。
めちゃめちゃ旨いっすね。


アテは「きんぴらごぼう」。

天野酒 純米無濾過生原酒 1801生もと

2011年09月01日 | 日本酒
9月に入りました。
今年も残すところあと4ヶ月。

2011年、godanismが初飲みしたお酒の中でも、今までのところ、2つほど「掘り出し物」の銘柄がありました。
1つは、以前ご紹介した【長陽福娘】であります。
もう1つを今回はご紹介したいと思います。

【天野酒(あまのさけ)】


大阪の西條合資会社のお酒。
ラベルが一風変わっています。



酒米は「五百万石」、60%精米の純米酒。
生もと造りですが、酵母は協会1801酵母使用。
日本酒度+2、酸度2.1です。

さっそくレビューに参りたいと思います。


上立ち香は果実味のある吟醸香。
甘酸っぱい香りです。

口に含むと、まずキュンとなるような酸。
ふわっと乳酸系の含み香が広がります。
舌先にはピリッとガス感、じわりと広がる米の旨味は、含み香と絡まってジューシィですね。

口の中で転がすと、旨味が立ってきます。
酸は上顎へ移動しますが、少しずつ面影を残したまま。
ここでヒョイッと顔を出す渋味が全体を引き締めます。

後口は、酸渋で締め。
鼻に抜ける香りは甘く、口に残る余韻はほろっと苦く。

今流行の甘酸のバランスですが、それだけではないいろいろな味を持ちつつ、どっしりしたバランスの無濾過生です。
いや~、旨い。
こんなお酒が大阪で造られてるとは知りませんでした。
手放しで褒めてますが、ホントに美味しいんですよ。

今は大阪で買う以外に選択肢がないと思いますが、今後東京でも買えるようになるといいんですけどね。

アテは「焼きたらこ」。