Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

ベスト10の候補酒、出揃う

2009年12月26日 | 日本酒
こんにちは、godanismです。

さて、来年一発目の更新で発表予定の「godanismベスト10/2009」。
その候補酒が出揃いましたので、一度載せておこうと思います。
ちなみに、家飲みしたもののみが候補となっています。

では、いきまーす!

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朝日山
 選抜


綾花
 特別純米 山田錦 18BY


一白水成
 純米吟醸 無濾過原酒


裏・雅山流
 特別純米 楓華
 特別本醸造 香華


鶴齢
 純米吟醸 活性にごり 番外品


醸し人九平次
 大吟醸 佐藤彰洋
 純米大吟醸 彼の地 2007


旭興
 生もと純米 磨き八割八分
 純米吟醸 壱年熟成 斗瓶囲い


くどき上手
 純米大吟醸 無濾過生
 純米大吟醸 播州愛山
 純米大吟醸 羽州山田錦
 純米大吟醸 出羽燦々 生酒 2009
 純米大吟醸 亀仙人 2009


謙信
 特別本醸造


小左衛門
 純米吟醸 汲みたてにごり 八反35
 純米吟醸 播州山田錦 13号 19BY
 純米大吟醸 攻め採り


越の白鳥
 かめ口一番


五凛
 純米生酒 山田錦 山廃仕込み


桜吹雪
 大吟醸 千本錦 生酒


而今
 特別純米 無濾過生 20BY
 特別純米 おりがらみ 20BY
 特別純米 五百万石 三重酵母 おりがらみ
 特別純米 五百万石 火入れ
 特別純米 神の穂
 純米吟醸 五百万石 無濾過生 20BY
 純米吟醸 千本錦 無濾過生 20BY
 純米吟醸 山田錦 無濾過生 20BY
 純米吟醸 雄町 火入れ 20BY
 純米吟醸 千本錦 火入れ 20BY
 純米吟醸 山田錦 火入れ 20BY


十四代
 本丸
 角新本丸
 大吟醸 播州山田錦
 純米大吟醸 中取り 播州愛山
 純米大吟醸 酒未来
 純米大吟醸 愛山 七垂二十貫


上喜元
 特別純米 生もと造り 美郷錦


仙禽
 純米吟醸 生もと 袋しぼり 無濾過生原酒
 木桶仕込み 純米大吟醸 しずく酒 2009


大正の鶴
 特別純米 無濾過生原酒


大信州
 純米大吟醸 仕込二十九号


鳥海山
 純米大吟醸 低温熟成 瓶囲い 2006


田酒
 特別純米 20BY
 純米吟醸 華吹雪 生酒
 純米大吟醸 四割五分
 純米大吟醸 斗壜取
 純米大吟醸 山廃


常盤松
 にごり


豊賀
 特別純米 生原酒
 特別純米 中取り無濾過生原酒


奈良萬
 純米生酒 おりがらみ


根知男山
 純米吟醸 五百万石
 純米吟醸 越淡麗


飛露喜
 特別純米 かすみざけ
 吟醸
 純米吟醸 山田錦 20BY
 純米吟醸 黒ラベル


鳳凰美田
 山廃純米吟醸 愛山
 大吟醸 雫絞り斗瓶取り 原酒


房島屋
 純米吟醸 おりがらみ 兎心ラベル


舞姫
 大吟醸 10年熟成 原酒


水芭蕉
 本醸造 究極のしぼりたて


三芳菊
 純米吟醸 雄町 生原酒


陸奥八仙
 特別純米 ひやおろし
 特別純米 直汲み 無濾過生原酒
 純米吟醸 華吹雪 無濾過生原酒(えんぶり)


村祐
 亀口取り
 亀口取り 茜ラベル

山本
 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒


山和
 純米吟醸 美山錦 無濾過生原酒


山間
 特別本醸造 無濾過生原酒(鬼山間)
 T4 亀口直詰 生
 T4 火入れ
 T6 亀口直詰 生
 T6 青ラベル
 T6 火入れ
 T7 亀口直詰 生
 T7 赤ラベル
 T7 火入れ


雪鶴
 純米吟醸 袋しぼり 無濾過生原酒


来福
 純米大吟醸 愛山 斗瓶囲い


龍神
 壱番しぼり 雪霞


龍神丸
 純米 生原酒
 大吟醸 中取り 生原酒

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2009年は、これだけ買って飲んでるんですね。
いやー、散財してるなぁ。笑

上記の中から、果たして1位はどの酒が選ばれるのか!?



ということで、2009年の更新はこれでラストといたします!
今年一年、当ブログにおつき合いいただきありがとうございましたー。
来年も宜しくお願いいたします。

みなさま、よいお年を!!

小左衛門 純米吟醸 播州山田錦 13号 19BY

2009年12月25日 | 日本酒
さて、いよいよ師走も終わりですね。
この時期は大人より子供のほうが景気がいいんじゃないか、なんて言われます。
大人はね、クリスマスだのお年玉だので、意識せずとも勝手にひらひら出ていってしまうもんです。
だからといって、お酒を買うためのお金はみんなとっておいてるもんですね。

今日のお酒はこれ。

【小左衛門 純米吟醸 播州山田錦 13号】


2008年5月出荷の、19BY。



この「13号」は、私が【小左衛門】に初めて出会ったスペックです。
友人が持ってきて、飲ませてくれたんですね。
あのときの感動は、なかなか味わえるもんじゃないです。

たまたま、行きつけの酒屋に置いてあるのを発見した19BY。
私が初めて飲んだのは18BYでしたので、その1年後の【小左衛門】ということになります。

さて、お味のほうはどうでしょうか。


瓶口から香る華やかな吟醸香。
苺様の非常にフルーティな香りは、1年半熟成した今も健在。

口に含むと、まず柔らかい口当たりの酸、そして甘みがふわっと出てきます。
フルーティなんですが、落ち着いた分、濃い旨味も感じられますね。

口の中で転がすと、フルーティさは影を潜めます。
代わりに米の旨味と酸がニュキッと顔を出す印象。

喉越しはとても滑らかで、すうっと通ります。
後口に若干のアルコール感を伴いますが、これは悪い印象ではありません。
キレよく心地よい余韻が続きます。


【小左衛門】は、酒米と磨きによって様々なシチュエーションに対応させるような、いろいろなバリエーションがあります。
その中でもこの「播州山田錦 13号」は、フルーティ路線でバランスの良い味わいを出してきています。
特に、熟成させると素晴らしく旨くなるのだ、と知りました。

おつまみはこれで。

・油揚げのチーズはさみ焼き



さて、毎年恒例となりました、「godanism ベスト10」。
2009年、godanismが飲んできたお酒の中でベスト10を決め、この場で発表させていただく機会です。

次の更新が、その「ベスト10」発表となるのか、はたまたもう一回更新があるのか。

どちらにせよ、私も忙しい年末を過ごしそうです。

田酒 特別純米 20BY

2009年12月20日 | 日本酒
久しぶりに【田酒】のスタンダードを買ってみました。

【田酒 特別純米】


青森の酒造好適米「華吹雪」の、55%精米。
10月出荷です。



godanismが初めて飲んだ【田酒】はこれでした。
そして、たいていの人が最初に飲む【田酒】は、これじゃないかと思います。
いわば【田酒】のスタンダード。

2年おきに発売されているフルネット社の「地酒人気銘柄ランキング」では、純米酒部門で不動の一位を守り続ける銘酒中の銘酒(ちなみに2位は【飛露喜 特別純米 無濾過生原酒】)。

合わせたつまみはこれでした。

・しめじと春菊の白和え


・鮭の味噌漬け焼き










え、お酒のレビューはって?

別にもう、いいんじゃないですかね?笑

だって毎年、全然ぶれないし、安定した味わいを供給してくれるし。

この、非常にすっきりした透明感のある味わい。
それなのに旨味がすごい乗っていて、クセとか嫌みが一切無い味わいは、やはり純米酒としては屈指ですよ。

もうこれ以上、何を言えってのさ(ほとんど言った)。





まぁ、【田酒】は純大吟クラスのお酒に真価がある、とgodanismは思ってます。笑


そうそう、今日の写真は、細い枠を付けてみました。
このほうがいいかなー。

綾花 特別純米 山田錦 18BY

2009年12月18日 | 日本酒
寒い日が続きますね。
こんな日が続くと、燗酒が恋しくなりますね。

godanism、お燗向きのお酒を探していまして。
つい買ってしまったのがこれです。

【綾花 特別純米 山田錦】


ただの【綾花】であれば、それほど興味を引くものでもないのですが(美味しいですけどね)、この【綾花】、18BYなんですね。
裏ラベルを見ると、「19.4.」って書いてあるんです。



ね?
これは買ってしまうんですねー。

さて、こういうお酒はさっさと暖めて飲んでしまいましょう。
というのも、暖めた途端、柔らかく甘い香りがふわっと漂ってるんです。

口当たりは非常に丸い、優しい甘みが広がります。
一緒に酸もありますが、これが実にフルーティ。
どういう路線かと言うと、まぎれもなくバナナです。

そう、これはホットバナナなんです。
うまいんだよ、これが!

口の中で転がすと、急に強い旨味がぶわっと出てきて、酸と一体化してこれまた旨い。

後口は余韻長めで、心地よい旨味・甘みがふんわり続きます。
単体で飲んでも旨いですが、食事に合わせると最高ですね。

というわけで、アテはこれで。

・ふろふき大根


さて、明日はとある酒屋の頒布会のお酒が届く・・・のかな?

旭興 純米吟醸 壱年熟成 斗瓶囲い

2009年12月13日 | 日本酒
いやいや、まだ21BYはご紹介できません。笑
今日のお酒は、今年からかねせさんで扱いが始まった【旭興】の壱年熟成酒です。

【旭興 純米吟醸 壱年熟成 斗瓶囲い】


裏ラベルには「1800ml換算で288本」って書いてあります。
確かに少ないや。
でも、まだ蔵自体が小さいし、年間石高もかなり少なかったはずなので、そういう意味では、本数的には多いほう?笑



で、これが飲んでみると素晴らしい出来!

嗅ぎ香はおとなしい吟醸香で、うっすらと香ります。
リンゴ系の吟醸香ですかね。

口に含むと、うっすら酸の入ったジューシィな旨味が、一時に現れてきます。
口当たりが非常に丸い!
熟成しているだけあって、まろやかな味わい。
ヒネは一切ありません。

口の中で転がしても芯がぶれず、かえってフルーティさを増していく。

喉越しに辛さがありますが、残る辛さではなく、しゅっと消えてしまう。

淡白な造りなのに、全体がちょっと控えめになっているので、バランスが取れている。
そしてその淡白さを、熟成によってジューシィに膨らましている、そんな印象を受けました。

これはねぇ・・・、やば~いお酒だね。
本当に旨いです。
godanism、今年のベスト5に入る・・・と思う。

くいくい飲めてしまう。


おつまみはこれで。

・丸茄子の揚げ出し


丸茄子は片栗粉をまぶして揚げます。
かけづゆを作ります。出汁・醤油・味醂を合わせて煮立て、そこに大根おろしを加えておきます。
温めた皿に茄子を並べ、上からかけづゆをかけ、鰹節とおろし生姜を添えて出来上がり!

而今 純米吟醸 山田錦 火入れ 20BY

2009年12月09日 | 日本酒
12月に入って1週間あまり経ちましたね。

godanism、まだ21BYのお酒を買っていません。
これは非常に珍しいことですよ。
去年は、もうこの時期には何かしら新酒を買ってましたから。

というわけで、今日のお酒も20BYです。

【而今 純米吟醸 山田錦 火入れ 20BY】


10月出荷の【而今】。
2ヶ月ちょっとくらい寝ててくれました。



もう、旨いのはわかりきっている【而今】ですが、こいつも例に漏れず安心して飲めますね。
フルーティな吟醸香、ジューシィな甘みと酸味のバランス、言うことないです。

開けてから1週間くらいしか経っていませんが、もうなくなりそう。涙

そういえばもう新酒のにごりが出てるんですよね~。
godanismも早く飲みたいです。

おつまみはこれ。

・豚肉と大根の煮物


エチゴビール 90DAYS STOUT

2009年12月05日 | ビール
久々の、ビールネタ登場です。

先日の新潟往訪で寄ったカネセさんとこで、新潟の地ビール「エチゴビール」を買ってきました。

【エチゴビール ピルスナー】


「全国第一号地ビール」って書いてあります!
ホンマかいな、って思ったので調べてみました。

すると、次のことがわかりました。
  • 1994年に酒税法が改正になり、ビール会社のビール年間最低製造量が2000klから60klに引き下げられ、これを受けて地ビールメーカが誕生していった
  • 法改正の年の4月1日に、新潟県上原酒造のエチゴビールが申請書を提出、受理された
  • 同日、北海道のオホーツクビールも申請書を提出、受理されているため、国内第一号地ビールは、エチゴビールとオホーツクビールである

参考:北海道ぷっちがいど雑学百科横浜見聞録.com参考資料(PDF)

というわけで、エチゴビールは全国第一号地ビールでした!ぱちぱちぱち。

さてお味のほうはというと、ピルスナータイプのビールだけあって後味が非常に爽やか。
旨味・苦みのバランスがよく、風味も良いです!
あっさりしているので、そのまま飲んでも食事に合わせてもバッチリいけることでしょう。

同時に買ってきた、こっちのビールにも期待が持てそうです。

【エチゴビール 90DAYS STOUT】


こっちはスタウトビール。
ピルスナーが下面発酵タイプのビールで、こっちは上面発酵タイプです。

godanism はどちらかというと上面発酵タイプのビールのほうが好きで、スタウトに限らず、エール系も好み。
香りが全然違います。

で、この【90DAYS STOUT】。
一言で言います。

うんまーい!!

ストロベリィのような甘酸っぱい香り。
口に含むとキャラメルを焦がしたような、甘みとほろ苦さが広がる。
鼻から抜ける香りもフルーティで、後口のキレも素晴らしい。

ラガービールやピルスナーのような下面発酵ビールしか飲んだことのない人、ぜひ飲んでいただきたい。
ビールの世界が広がりますよ。

水芭蕉 本醸造 究極のしぼりたて

2009年12月03日 | 日本酒
少し間があいてしまいました。
みなさんこんにちは、godanismでございます。

えー、さて、今日のお酒はこれ。
【水芭蕉 本醸造 究極のしぼりたて】


このお酒は、【水芭蕉】の蔵元である永井酒造が毎年出している「しぼりたて」のお酒です。



内容はラベルに書いてある通り。
世田谷の「港屋」さんでしか買うことが出来ません。

アルコール分19度で、うっすら澱の入った無濾過生原酒です。

godanismはこれを楽しみにしていまして。
去年もこちらのエントリに書いております。
今年のはどうでしょうか。

嗅ぎ香はフルーティな吟醸香です。
口に含むと、グレープフルーツのような酸味とジューシィな旨味が口いっぱいに広がります。
雑味もありますが、それはしぼりたての愛嬌でしょう。

口の中で転がすと、うっすらと甘みが出てきます。
喉を通るときにこの甘みと酸味がバランスよく流れていきます。
ガス感が爽快さを後押ししてフィニッシュ。

いやいや、今年も旨いですね~。
これは肴なしで飲めてしまいます。
19度というアルコールの高さはぜんぜん感じませんね。

去年も書いていますが、やはり【水芭蕉】はただ者ではない!