Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

今錦 特別純米 ひやおろし 23BY

2012年10月25日 | 日本酒
お久しぶりです。

前回の「6th Anniversary」の記事から2週間以上も経ってしまいました。
お越しいただいたブロガーの皆様、記事にしていただきありがとうございます。
コメント残しておりませんが、すべて確認させていただいております(^^;

上記イベントでたくさんのお酒を封切ったのですが、ブログで紹介できないまま飲みきってしまったものもちらほら・・・。
ただ、このお酒だけは絶対紹介しなければならないと思い、意識的に少し残してありました(^^;

【今錦(いまにしき)】


長野県上伊那郡にあります米澤酒造のお酒です。
表ラベルにはおたまじゃくしのデザイン。



裏をみると、「おたまじゃくしシリーズ」の説明が。
滓酒~原酒~特別純米酒、と成長するんですね。
このお酒は特別純米酒なので、足と手が出て、もうすぐ蛙です。

美山錦100%使用、精米歩合59%。
さっそくレビューにいきましょう。


上立ち香は艶のある米の香り。
吟醸香はありません。

口に含むと、まずふわっと軽く旨味が広がります。
遅れて上顎にタッチするような酸。
非常にまろやかな口当たり。

口の中で転がすと、舌先に辛みが感じられてきます。
艶のある酒質に乗せられて旨味が口に広がりますね。
喉手前に感じられてくる渋味と、上顎の酸が絡みます。

後口は渋酸で〆。
着地がほぼ感じられずキレが良いです。
余韻はさわやかで、渋を伴った戻り香は次の杯を誘います。


うまいです!
久々に「ひやおろし」を飲みましたね。笑
今回は花冷えくらいの温度でいただきましたが、もう少し上げてやると最高のパフォーマンスを発揮しそうです。

アテは「豚バラと豆腐の煮物」。


ちょっとお酒の温度を上げて。
あっさりした煮物をぬる燗でチビチビやるのは最高ですね!

Sinks in Alcohol 6th Anniversary

2012年10月10日 | 日本酒
10月9日は、当ブログの開設記念日です。
早いもので当ブログも開設してから6年が経ちました。

これを記念して、ごーだ宅にて飲み会を企画。
8名の酒飲みに集まっていただきました。

以下、料理とお酒の写真になります。
忙しいgodanismのためにカメラマンになってくれたみやさまに感謝。

【日高見(ひたかみ)】純米大吟醸 ブルーボトル


【善知鳥(うとう)】大吟醸 山田穂


「雲丹烏賊」


「あら煮」


【今錦(いまにしき)】特別純米 ひやおろし


「柿の白和えマスカルポーネ」


【而今(じこん)】純米吟醸 酒未来 火入れ22BY & 無濾過生23BY


【而今(じこん)】特別純米 八反千本 火入れ 23BY


「枝豆」


【たかちよ】扁平精米 おりがらみ 原酒 23BY


「パプリカとオクラの焼きマリネ」


【而今(じこん)】純米吟醸 八反錦 おりがらみ生 22BY


【山間(やんま)】15号 中取り無濾過原酒 22BY


「フライドポテトサラダ」


【蒼天伝(そうてんでん)】純米吟醸 美禄 23BY


【あまのさけ】8号 あらばしり 23BY


「秋刀魚の幽庵焼き」


【黒松仙醸(くろまつせんじょう)】こんな夜に 純米 禮葉 20BY


【神開(しんかい)】直汲み たまさかえ 秋上がり23BY


「白滝と牛肉の煮物」


「鮭の粕味噌漬け焼き」


【五橋(ごきょう)】大吟醸 袋取り雫酒 23BY


「鶏ももと豆腐のあっさり煮」


「モロッコいんげんの胡麻和え」


【NEXT FIVE】PASSION


写真のお酒はすべて封切り。
もちろん、すでに開いているお酒もいろいろと楽しんでいただきました。

今回ご一緒してくださった、酒呑親爺さま、なめさん、dians さま、新保さま、キャミパンさま、オンディーさま、ざりがにさま、みやさま。
また絶対ご一緒しましょう。

「Sinks in Alcohol」はこれからも無理をしない程度に更新してまいりますので、よろしくお願いいたします!

阿櫻 純米吟醸 山田錦

2012年10月03日 | 日本酒
前エントリのお酒と違うところを探してください。

【阿櫻(あざくら)】


って、ぜんぜん見た目から違いますね。笑
いかにもショッキングピンクな色合いのラベル。



兵庫県産山田錦100%使用、精米歩合50%。
これは前エントリの【あざくら】と同じ規格です。
ですが、こちらには「中取り」の表記がありません。

レビューにいきましょう。


上立ち香は穏やかな吟醸香。
立つというほどではなく、ふわっと鼻をくすぐる程度です。

口に含むと、舌先に酸、次いで舌の真ん中あたりにぽちゃっとした甘み。
じんわりと両サイドから渋味が感じられてきます。

口の中で転がすと、酸は喉奥手前に移動。
甘みと結びついて、果実味があります。
旨味は少し押してくる程度。

後口は甘酸で〆。
戻り香は果実味があり、キレもよく、余韻はフルーティですね。
アルコール感もなく、飲後が非常に爽やかです。


前エントリの【あざくら】に比べると、こちらのほうが主張が多い。
ですがまとまりも綺麗で、後口までしっかり楽しめます。
godanismはこちらの【阿櫻】に軍配。


アテは「塩豚とじゃが芋の煮物」。