Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

山間 T-4 亀口直詰 生

2009年03月25日 | 日本酒
とうとうやってきましたよ!
【山間 T-4 亀口直詰 生】。
去年飲んで、「ヤマい酒!」と叫んだあの【山間】です!


今年からスペック非公開、タンクのナンバーで出荷されることになった【山間】。
コイツは「T-4」、つまりタンクナンバー4です。
まぁ、スペックは特別純米、高嶺錦60%精米の無濾過生原酒、中取り亀口直汲みです。笑
去年飲んだのは「純米吟醸」「純米大吟醸」なので、スペック全然違いますが期待は膨らむばかり。
さて、今年はどうでしょうか。

香りはふんわりした吟醸香。
口に含むと、幾分残った発泡感が舌をくすぐります。

含み香は豊か、甘味というよりはジューシィな旨味と酸味が立ちます。
口の中で転がすと、驚いたことにフルーティな酸味がぽわわ~んと出てくる。
余韻は少し長め、柔らかい旨味がすうっと消えていく感じ。

ちなみに、キンキンに冷やして飲むと苦みが出てきます。
少し高めの温度帯の方が、美味しく飲めますね。
適温は7度~12度くらいかなあ。

去年飲んだ【山間】とは、幾分方向性の違う酒質になっているかなと感じます。
今後出る「T-6」「T-7」にも、期待せずにはおれません。


↓↓↓ポチっとよろしく↓↓↓
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ

くどき上手 純米大吟醸 出羽燦々 生酒 2009

2009年03月19日 | 日本酒
godanismには、毎年出たら買うと決めているお酒があります。
【而今】の特別純米とにごり酒、【村祐】の亀口取り、【みそのたけ十二六】は、godanism的には外せないお酒。
最近では【山間】もその仲間入りをしたのですが、いかんせん入手が難しいので、もっと供給が安定してくれればと願うばかりです。

3月初頭に出る【くどき上手 出羽燦々】も、毎年出たら買うお酒の一つ。


酒米「出羽燦々」を精米歩合33%まで磨いた純米大吟醸でお値段3500円は安すぎます。
そして味も折り紙付き。
【くどき上手】を飲んでいく上で絶対欠かすことのできないお酒だと確信しています。

さて、今年のはどうでしょうか。

嗅ぎ香はストロベリィのような果実香。
これだけで期待できます。
口に含むと、まずふわっと甘い香り、次いで甘味と酸味が広がります。
含み香はさほど強くないので、軽く感じます。
この甘酸のバランスがいいですね~。
若干甘めにシフトしたバランスが【くどき上手】らしさだと思います。

喉越しに少しピリッと辛みがきます。
甘味の余韻が長め、次の杯が進みます。

開封時はちょっとアルコール感がありましたが、1週間もすればきれいさっぱり消えて、今はただただ旨い酒。

【くどき上手】は酒米ごとにいろんなバージョンがありますが、今回の「出羽燦々」と4月に出る「亀仙人」(亀の尾)、5月の「愛山」、6月の「酒未来」と、どれをとってもコストパフォーマンスが高い、いいお酒が目白押しです。
「愛山」だけはしっかり飲んだことが無いので、今期は買ってみようかと思っております。


↓↓↓ポチっとよろしく↓↓↓
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ

山本 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒

2009年03月14日 | 日本酒
さて、かがた屋頒布会第一弾、前回の【鳥海山】に続き紹介するのがこちら。

【山本 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒】です。


「別注」の文字が光りますね~。
かがた屋頒布会はいつも内容が光っていますが、惜しむらくは、これで旨かったときでも来年は買えないということ。
【山本】は、【白瀑】の蔵のお酒ですので、godanism的には期待大なんですが。

香りはすっきりめの吟醸香、フルーティというほどではありません。
口に含むとふくよかな旨味と酸味、少し遅れて甘味が広がります。

口当たりに感じる旨味が濃厚で、しかも独特。
この辺りが【白瀑】の真骨頂でしょうか。
旨いですね~。

あんだけ濃厚なのに余韻はしめやか、キレがとても良いです。
すいすい飲めてしまいます。

バランス的には食中向きかな?
ということで、肴はこれ。

いかのわた炒め

鳥海山 純米大吟醸 瓶囲い 2006

2009年03月08日 | 日本酒
前回の日記でちょっとだけ名前を出したお酒です。

【鳥海山 純米大吟醸 瓶囲い 2006】


東京は西小山にある酒屋「かがた屋」さんにて毎年行われている頒布会の、今年の一発目の商品です。

【鳥海山】といえば、godanismは「おおっにごり」のイメージが強く、フルーティなんだけどドライな味わいのお酒を造っている印象です。
そんなgodanism、「三年熟成」のこのお酒、まったくイメージがわきません。笑
楽しみでもあり、失敗してたらどうしよう的な怖さもあり・・・!

さて、飲んでみたわけです。

香りはしっとりめのフルーティな吟醸香。
老ね香はいっさいありません。
んんん?これは期待できそう。

口に含むと、どこまでもまろやかな旨味が舌をくすぐっていきます。
含み香はあとから広がる感じ。
酸もありますが、酸を感じられるときには一緒に甘味が出てきます。
余韻は長めで、ほんわかとした香りと旨味が“フゥ~~~ン”って残ってます。

これは旨いです!
【鳥海山】、見直してしまいました。
そして頒布会のためにこんないい酒出しちゃっていいの!?と思いました。

肴はこれで。
・栃尾揚げ焼き



小左衛門 純米吟醸 汲みたてにごり 八反35

2009年03月02日 | 日本酒
友人宅にて酒盛りしました。
目玉はタイトルのお酒です。

【小左衛門 純米吟醸 汲みたてにごり 八反35】


【小左衛門 汲みたてにごり】といえば、去年も飲みました。
汲みたてのにごりをそのまま瓶詰めしてある、非常にフレッシュなお酒です。
今年も違うスペックのものを飲めるとは幸運!

で、飲んでみた感想です。
発泡感はそれほどありません。
アルコール度数低めなこともありますが、飲みやすく、ドライクリーミィな味わいでした。
やっぱ【小左衛門】、いいお酒だわー。


他にも飲みましたので、その内容を。

【陸奥八仙 特別純米 直汲み 無濾過生原酒】


これは旨かった。
瑞々しい果実感、その甘味と酸味のバランス。
【九平次】とは違ってもっと爽やか。
特別純米クラスの【陸奥八仙】は、いつも期待を裏切らない。

【仙禽 純米吟醸 袋しぼり 無濾過生原酒】


godanismが持参したお酒。
でもねぇ、コイツは失敗でした。
生ヒネしちゃってました。
蔵出しが今年の1月なんですが、裏ラベルには「19BY」って書いてありまして、熟成の間にヒネちゃったみたいです。
【仙禽】はいいお酒を醸すだけに、ちょっと残念。

【山和 純米吟醸 美山錦 無濾過生原酒】


これもgodanism持参のお酒。
【山和】は宮城県のお酒ですね。相互リンクしている「暴飲族」さんでも何度か取り上げられていますし、同じく相互リンクの酔ゐどれさんのところでも先日取り上げられていました。
けっこう名前売れているようです。知らなかったので買ってみました。

さて、お味はというと、けっこう甘めのバランス。
口に含むと輪郭のくっきりした甘味が口に広がります。
含み香も申し分ありません。
美山錦の特徴なんでしょうか、後口のキレがちょっともたつく感じがしますが、それが気にならなければ相当旨いと思いました。

あと2種類持っていったのですが、小瓶に移して持っていったので写真は撮っていません。
かがた屋頒布会の2月のお酒、【鳥海山 純米大吟醸 瓶囲い 3年熟成酒】と【山本 純米吟醸 袋吊り中取り 生原酒】です。
これについては後日、また書いてみたいと思います。

ちなみに肴はこんな感じでした!

・刺身盛り合わせ


・肉じゃが


あと、「鶏肉のトマトソース煮」もいただいたのですが、写真がぶれぶれで載せられませんでした。。。

ごちそうさまでした~!!


↓↓↓ポチっとよろしく↓↓↓
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ

而今 純米吟醸 千本錦 2009

2009年03月01日 | 日本酒
えー、最近、意外にもいろいろな方が当ブログをご覧になっていることを知りまして、筆が遅れ気味になっていた自分を恥じる気持ちでいっぱいのgodanismです。
書いていないお酒、結構あるのですがいかんせん更新が遅く、申し訳ない。
本日載せますお酒も、開封はけっこう過去にさかのぼります。

【而今 純米吟醸 千本錦】です。


【而今】は毎年買っていますが、純米吟醸クラスのスペックだと、「千本錦」を使ったこれが一番好きですね~。
「八反錦」のおりがらみも好みなのですが、去年・今年と出ていないのが難点。

さて、今期の「千本錦」はどんな感じでしょうか。

香りからして華やかで強い吟醸香。
去年と同様、ベリー系の甘い香りです。
口に含むと、濃い口の果実感たっぷりの甘味と、追随する酸味。
後口に残るほろ苦さが全体を引き締めています。

う~ん、旨いです!

今期の純米吟醸クラスは、この後、山田錦→雄町と続きますが、「千本錦」が買えればもういいかなあ。
まだ飲んだことの無い人に飲んでもらうため、手を引きます。笑

肴は鯖味噌。


鯖味噌の付け合わせは、牛蒡以外に考えられません。


↓↓↓ポチっとよろしく↓↓↓
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ