一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

これからは「レナウン小姐」?

2010-05-24 | M&A

タイトルで年がバレますね(汗)  

TBをいただいて自分が過去にエントリを書いていたことを思い出したのですが、こんなことになってました。

レナウン、中国企業の傘下に 数十億円出資受ける方針
(2010年5月23日3時18分 朝日新聞)

経営再建中の大手アパレルメーカーのレナウンに対し、中国の繊維大手、山東如意集団(山東省)が出資を検討していることが22日、わかった。出資金額は数十億円とみられ、株式の3分の1超を取得して筆頭株主になり、グループ傘下に入れる方針だ。  

関係者によると、レナウンが山東如意を引受先として数十億円の第三者割当増資をする予定で、近く発表する。山東如意は現在、レナウン株の約25%を持つネオラインホールディングスを抜いて筆頭株主になる見通し。経営の重要事項の拒否権を持てる3分の1超の株式を握り、事実上傘下に入れるとみられる。 

過去のエントリはこちら
レナウン、その後(2009.5.9)
レナウン(2009.4.17)
一昨年からネオライン・ホールディングスに株を買われていて、経営権をめぐる争いがあったようですが(最近話題の木村剛氏なども登場していたようです)、ネオラインも(おそらく)金詰まりでこれ以上買い進めず、という状況はその後も続いていたようで、 今年の株主総会でも会社提案に反対するぞ、などと言っていたようです。

この一手はネオラインにとってはけっこうきつくて、中国側に自分の株を買い取らせせようとしてもTOB規制にかかってしまうので、出口がなくなってしまいます。

こうなったらネオラインとしては新株発行差止請求といくのでしょうか。


PS
昨日ネーミングの話を書きましたが、手元不如意のネオラインの上を行ったのが山東如意集団というのも皮肉。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ネーミングの難しさ | トップ | 『クラウド時代と<クール革命>』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

M&A」カテゴリの最新記事