一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

セレンディピティ

2005-01-21 | よしなしごと
先日の新年会での話 その2

某女史2 ここ1年でかなり痩せた。

ダイエットの秘訣を尋ねたところ



彼女は会社で昨年からダイエット食品の開発をするようになった。
当然、研究開発の一環として、他社商品の分析・研究もする。

マイクロダイエットとかなんとか、最近は山ほどあるらしい


で、そのうちのどれかが効いたの?ときくと

そんなに一人でいろんな商品を試す時間などない

モニターを頼んだり、動物実験したり
とにかく他社製品の分析だけでも大変

そこから、本業である仮説を立てて新商品の実験もしなければいけない


とにかく忙しくて忙しくて・・・

その結果痩せたんだそうな


こういうのも「セレンディピティ」というのだろう。


セレンディピティは「偶然の幸福」とか訳されていて、映画のタイトルや、コレド日本橋のソニープラザの新業態店の店名になっていたりもするが、

もともとはセイロン(=セレンディップ=今のスリランカ)の民話で、セレンディップの3人の王子が、宝物を探しながら、偶然思いがけない別の宝物を発見していくというような話が元。

それをイギリスの作家が紹介し、それをさらにアーサー・C・クラークが科学の発展には思いがけない発見がきっかけになることが多い、という例えとして紹介してから、この言葉が流行ったということらしい。

2000年度ノーベル化学賞を受賞した白川英樹博士も、授賞式のスピーチでこの話を引用したそうな。


てなことで、人生何が幸いするかわからない、という話。


「元祖セレンディピティ」のスリランカの人々も、今回の津波の被害とその復旧活動の中から、新たな再生のきっかけをつかむことを祈る
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