一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

水資源の話

2005-11-27 | よしなしごと
昨日に続いて水の話。

先週NHK-BSの朝の世界のニュースで、リビアの水資源開発の話をやっていました。
南のニジェールとの国境付近の砂漠の地下の巨大地下水層から水を汲み上げ、地中海沿岸の都市部までパイプラインを引くという25年の年月と1000億ドルの巨費(だったと思います)をかけたプロジェクトです。
現在一部が稼動中で、都市の水道、砂漠の緑化、農地の拡大に役立っているそうです。

「リビアといえばカダフィ大佐」という以上の知識はほとんどないのですが、石油資源の資金力はすごいですね。

でも国境付近の巨大地下水層というのは、国際法上の権利はどうなっているのでしょう。
(尖閣諸島の大陸棚油田とも共通する問題ですが、これについては知識がないので、勉強してから書きます)

新刊された"Courrier Japon"の創刊号で、ブッシュ父が衛星で南米の氷河の下に希少金属の鉱脈があるのに目をつけ、採掘権を手に入れて大規模な開発をしている、という記事が載ってましたが、地下水層というのも今後探索合戦が盛んになるのかもしれません。
(既存の欧米のミネラルウォーターの採水権はネスレグループを中心に大手資本がほとんど押さえてしまっているようですが)


一方で、新聞の特集記事で見たのですが、"The Body Shop"の創業者の女性は「水資源は公共財だ」という意見のもと、市販のミネラルウォーターは一切口にしないそうです。

これもひとつの見識だと思います。

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