一時期脚光を浴びたセイカ主義ですが、実施してみるといろいろと問題があることがわかってきました。
短期の結果を重視し失敗を恐れるために、計画通りに進めることを最優先して自由な雰囲気がなくなる。
そもそもセイカを評価する基準となる目標設定が人によって異なったり、状況が悪くセイカの恩恵にあずかりにくいところにいる人々の不公平感が出る。
自分だけセイカがあればいいということになり連帯感が失われる。ひとつのセイカにどこまで貢献したかで複数の人の取り合いになる。
セイカ主義を導入するにはこのような問題点を意識して、個人のモチベーションを下げたり、組織全体の活力も失わせないような工夫が必要になります。
さて、長野のセイカはどう評価されるのでしょうか。
長野、聖火走った 騒然3000人超す警備の盾
(2008年4月26日(土)16:15 産経新聞)