一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

24 シーズン3 ようやく見終わる(ネタバレ注意)

2005-02-27 | キネマ
ようやく見終わりました。

残念ながら1,2ほどの面白さ(ワクワク感)はなかった。

ヒットしてスポンサーがついたせいか、だんだん大掛かりにはなったけど、その分つじつまを合わせるのに苦労している感じがした。


************以下、ネタバレが山ほどあるので、注意*************





今回は大きく言うと、サラザール兄弟が出てくる前半とサンダースが出てくる後半に分かれてしまい、ストーリーに断絶ができてしまった。

それから今回のお得意は、捕まえて尋問や尾行してみたら「実は黒幕は・・・」、とか「〇〇を人質にとる(とられてる)」という展開。
何らかの形でつかまって尋問や拷問を受けたり人質になったりしたのがざっと数えて10人もいる。2時間に一人、だれかがつかまっている計算だ。


「実は黒幕は・・・」とか「本当に悪い奴は・・・」というのは、この手の話にはつきものだけど、次から次へと「実はこっちがボスキャラです」というのは、ちょっとやりすぎではないか。
* それに、サンダースの黒幕(スポンサー)は結局わからずじまいだし。


とにかく展開を早くして、どんでん返しを多く、仕掛けを派手に、というのが行き過ぎたんじゃないだろうか。

なので不自然(荒唐無稽)な点がいっぱい出てくる。

CTUのシステムは電話回線から簡単にハッキングされてしまう
デルタフォースは簡単にやられて犯人を取り逃がす
飛行中の航空機がすべて監視下にあるのに、アマドールは民間機に乗ってメキシコからLAに帰ってくる
サンダースの部下は一体何人いるんだ、というくらい都合よく登場する
(機関銃を撃ちまくるヘリがなぜ誰にもつかまらずにいるのか?また、病院を監視しているのはわからなくはないが、感染してるかしてないかわからなかったミッシェルが出てきたとたんに都合よく拉致できるものだろうか?)

で、そもそもCTU自体、権限ってやたら大きい(街中の監視カメラにアクセスできたり、デルタフォースや空軍まで顎で使ったり)んだけど、その割にスタッフが少なかったり、給料が安いなんてぼやいてたり、家族が入ってこれるくらいセキュリティが甘かったり、上司になるほど絵に描いたように官僚的になったり(このへんの葛藤は安直)と現実味がなくなってきている。


シーズン4に向けて、スタッフ総入れ替え、というような最後の2時間の展開だったが、つぎは原点に戻ってがんばってほしい。
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