一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

「亀屋万年堂のナボナはお菓子のワールド・チャンピオンです」

2006-03-26 | ネタ
「王ジャパン」のWBC優勝で優勝セールはどこかでやるんだろうか?とふと思い

王監督といえば選手時代から

「亀屋万年堂のナボナはお菓子のホームラン王です」

のキャッチフレーズで(関東地区では?)有名な亀屋万年堂ではやっているのではないかとHPを見たのですが、何もやってませんでした。


空振りに終わったネタだけではあまりに寂しいので、亀屋万年堂の歴史について少しふれたいと思います。

以前とりあげた一澤帆布の騒動への示唆にも富む、ちょっといい話です。



実は亀屋万年堂の創業者は、自由が丘の老舗和菓子屋の「鶴屋千年堂」の長男として生まれました。
しかし、和菓子屋のボンボンとして何の苦労もなく育った長男は、家業に入ったものの仕事を覚えずに遊びばかり覚える放蕩息子でした。
これを見かねた先代がついに長男を勘当。長男は何の後ろ盾もないただの遊び人になってしまいました。

ここで長男は一念発起、勘当した親を見返してやろうと、同じ自由が丘に「亀屋万年堂」という洋菓子店を創業しました。
実は王さんはこの長男と早稲田実業で同級生で、長男が放蕩三昧の頃は巨人選手のタニマチのようなこともしていたのですが、勘当された後再起をかけて奮闘している友人の姿を見て、王さんは例外的に亀屋万年堂のコマーシャルへの出演を承諾したそうです。

王選手の人気もあり亀屋万年堂は急成長。ついには勘当を解かれただけでなく、鶴屋千年堂を子会社に収め、立派な跡取りになったそうです。



一澤帆布も、兄弟喧嘩をするのなら会社の株式の帰属とか工場の使用権云々で争って製造休止をしてしまうのではなく、兄は職人を別に集め新「一澤帆布」を軌道に乗せ、弟は今までの職人と新ブランドを立ち上げて勝負すればいいんじゃないでしょうか。

そのほうがお客さんは喜ぶと思います。








というのは全くのフィクションです。
(旬のうちに、ということで4/1を待たずにアップしてしまい、すみません)


Wikipediaによると、実際は、巨人でONの後に5番を打っていた国松選手が先代社長の娘と結婚した関係でCMに出演した、という単なる縁故だったようです。
ちなみに国松氏は現在社長におさまっています。

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3 コメント

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森の詩もよろしく (go2c)
2006-03-27 08:00:15
主任さん

やはり関東限定のCMだったんですか。

確かに大阪ではウケる要素がないですもんねw



Kobantoさん

そうですね、ロータリーのところにありますね。

でも昭和13年と比較的新しい会社のようです。
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私も (Kobanto)
2006-03-26 17:04:59
 go2cさん、才能あると思います。

 自由が丘駅のバスロータリーをはさんで向かいだったけ、いやあれは和菓子屋だったような・・・などと考えながら、微塵も疑わずに読んでしまいました。
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だまされました (主任)
2006-03-25 23:49:14
はじめまして。

老舗の2代目が早実?と小骨が刺さったような違和感が残ったものの、すっかり騙されてしまいました。4月1日も期待してます(笑)。

それと、ナボナのCMは関西地区ではやっていなかったようです。

大阪在任中に帰京土産として「ナボナはお菓子のホームラン王です」と言いつつ配ったところ、「何それ?」という反応でしたので。
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