一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

思い込みに注意!

2005-05-03 | よしなしごと
昨日の話

会社で昼食に出たところ、連休の谷間で休みの店も多いのか、どこも逆に普段より混んでいた。

そこで、うろうろしていると、小さいビルの入り口で「本日開店ですよ~」とカレーを売っているインド人風(パキスタン人かもしれないけど区別はつきません)の女の子がいた。
試しに入ってみる。

店は地下にあり、カウンター+椅子が6席程度のスナック跡という雰囲気。
食器棚には前のテナントの残したとおぼしき和食器などもある。

客引きの効果か店内は満員、といっても15人ほど。
それを2人で切り盛りしている。

初日なので段取りの悪いことは仕方がないとしても


カレー自体がまずい・・・


ルーが生ぬるい
そのうえ異常にしょっぱい(辛いのでなく塩がきつすぎる)

ナンが作り置き(というより市販品を焼いて貯めておいてある)でそもそも美味しくない上に、油を塗りすぎ


ということで、期待を大きく裏切られてしまいました。



でも、「インド人だからおいしいカレーを作るはずだ」というのは単に人種的偏見というか思い込みに過ぎないことは、ちょっと考えてみればわかること。
どこの国でも料理のうまい人と下手な人はいるはずなのに・・・

※ そういえば昔、新橋の屋台で中国人がラーメンを作っていたので期待したら、てんでまずかった、ということもあった。
あれはテキ屋に雇われているだけの人だったんだろう。


ことほど左様に「○○人は××にちがいない」と外見や属性で判断してしまうことはよくある。
それが人種・国籍とからむと、その国のイメージの影響を大きくうけるわけですね。


でも、

人見知りするイタリア人
美的センスのないフランス人
料理の下手な中国人
金儲けの下手なユダヤ人
運動音痴やリズム感のないアフリカ(系アメリカ)人
数学の苦手なインド人
勤勉でない日本人
ノリの悪い関西人

なんてのは、いて当然なんでしょう。


気をつけたいものです。


余談ですが、

以前「青目・金髪」でどこから見ても「ガイジン」だけど英語がしゃべれない、という人に会った事があります。

父親がハーフで、母親が母国語が英語でなくて、家庭でもずっと日本語。
生まれてから日本育ちでずっと公立校、というプロフィール。

「街でガイジンに英語で道とか聞かれると逃げちゃうんですよね~」
と苦笑していた。

なかなか大変なようでした。
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