一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

男女平等

2009-06-16 | よしなしごと

これも本筋からそれた感想ですが。

「働く女性の希望の星だった」厚労相、局長逮捕に落胆
(2009年6月15日15時05分 読売新聞)  

雇用均等・児童家庭局長の村木厚子容疑者(53)は「周りに敵を作らない」「無欲で信念の人」などと評判も高く、「将来の次官候補」の呼び声もあった人物。15日朝から大阪地検特捜部の捜索を受けた同省では、幹部らが「不正を行っていたなどとは信じられない」と困惑を隠さず、舛添厚労相が記者会見を開くなど動揺が収まらなかった。

これが男性だったら即座に 

次官候補=やり手=政財界との黒いつながり

という取り上げられ方をする(大蔵省のノーパンしゃぶしゃぶなどの過剰接待事件における田谷-中島ラインなどが典型)ところなのに、女性なので得をしているなぁと一瞬思ったのですが

「非常に優秀、人望厚く」=村木局長、「手段選ばず」との声も-郵便料金不正
(2009年:6月14日23時43分)  

一方、東京都内の障害者団体の男性理事は「仕事熱心だが、手段を選ばないところがあった」と明かす。この団体は法案に一貫して反対していたが、同課が与党への説明用に作ったチラシでは「賛成団体」にされたという。 
男性は「村木さんからは『名前を載せる』としか説明されなかった。偽造とは言えないが、だまし討ちだ」と憤り、「普段は柔和だが怖い一面もあった」と話した。  

これ自体は意趣返し的なコメントのようでもあり、「手段を選ばず」の見出しの根拠としてはどうよ、とも思うのですが、逮捕直後にこういう記事が出るというあたり、男女差別は(いい意味でか悪い意味でか)なくなりつつあるのかもしれません(単に官僚バッシングの勢いがまさっただけかもしれませんけど。)。  


男女平等を実現するのが厚生労働省のミッションの一つというところは皮肉なのですが、上の舛添厚生労働相の発言は、他省に比べ女性のキャリアが多い厚生労働省の職員にも配慮した発言だったのでしょうか。  


ちょっと前には元社会保険庁長官の横尾和子最高裁判事の辞任(社保庁問題の引責とは公表されてませんが)という話もありましたし、地位があがるほど風当たりが強くなるのは男女を問わずというところなのでしょう。



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