一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『紙の月』

2019-02-27 | 乱読日記
横領をした銀行の契約社員の女性を軸にした人生とお金についての話。

実は日常の積み重ねのちょっとした延長として横領という行為に手を染め、それがエスカレートしていくプロセスの描き方が上手い。

目隠ししてジェットコースターに乗って、上り坂をゆっくり登りながら、どこまで上るのか、いつ破綻がくるのかという不安感を味わえる。

★4

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする