今日午前中、福島原発事故の避難者を受け入れている片品村の旅館を訪れました。
同村は事故直後、バスを20台以上チャーターして、旅館や民宿などに受け入れました。今も37施設に約400人が避難しています。
お話をうかがった方は、全員が南相馬市の住民ですが、20㎞圏内、30㎞圏内、計画的避難区域、それ以外と4段階に分かれ、同じ避難者でもそれぞれ思いは複雑のようです。
「戻れたとしても、放射能が心配。ほうれんそうなどの出荷停止は解除になったと聞いたが、以前と同じように畑仕事が続けられるかどうか…」
「集団でおこなった一時帰宅ではバスを出してくれたが、今後は勝手に帰って、というのはおかしい。個々に帰る時もきちんと保障してほしい」
「自宅は一部壊れたが住める状態だ。ただ帰れたとしても仕事がない。どうやって生活しろというのか」
「東電社員が来て、謝罪したが、私たちが知りたいのは、いつもどれるのかということ。先の見通しが立たないのが一番困る」
などと、不安を口ぐちに。長引く避難所生活に疲労感が漂っていました。
私は、避難されているみなさんが一日でも早くふつうの生活に戻れるように、県政にしっかり届けていくことをお約束しました。