日本共産党 群馬県議会議員 酒井ひろあき

あなたとつくる、希望の群馬。

八ツ場ダム中止をめぐり

2009年10月14日 | 旧ブログから

久しぶりのブログの更新となってしまいました。

慌ただしい毎日ですが、おかげさまで元気にやっています。

 

さて、日本共産党第9回中央委員会総会が開かれました。

総選挙の教訓や参議院選挙の方針が明らかにされましたが、

国民と私たちの奮闘が現実政治を大きく前進させていることに

確信を深めました。

とくに、八ツ場ダム問題では新政権が中止を表明しましたが、

古い自民党政治ではとても考えられなかったことです。

無駄なダムはいらないとの国民の運動の成果だと思います。

ただ「マニフェストに書いてあるから信任された」とばかり

問答無用に押し付ける民主党のやり方には疑問符がつきます。

50年以上もダム建設に翻弄された地元住民にとっては

「国に裏切られた」と反発をおぼえるのも当たり前です。

「大変な苦痛を与えて申し訳ない」と真摯に謝罪し、

国交省がもっている利水や治水、地すべり関係の情報などを

広く公開して、中止の根拠をきちんと説明したうえで

「生活保障と生活再建、地域振興に国が責任をもちます」

となぜ言えないのでしょう。

 

この問題で先日、党県委員会が八ツ場ダム問題学習会

開いたところ300人を超す参加者であふれかえりました。

テレビや新聞各社もたくさん取材に来ていました。

参加者からは「なぜダムが必要ないのかよくわかった」

「マスコミの報道も問題。事実を知らせていかなければ」

などの感想が寄せられました。

 

八ツ場ダム問題は、マスコミにも大きく取り上げられ

川原湯温泉などダム予定地周辺は大変にぎわっています。

「ダムに沈まなかった町」こそ、町おこしの“売り”に

なると思うのですが。

地域住民の生活再建第一に地域をどう活性化していくのか、

国はもちろんですが、みんなで知恵をしぼっていくことが

大事ではないでしょうか。

私はこれからも地域住民のみなさんとの対話をすすめて

いきたいと思います。