家族で虚空蔵山で金環日食を見ました。
飯田は晴れ。
こんな写真も撮れました。
飯田市千代にあるよこね田んぼ。
棚田百選に選ばれています。
昨日はこのよこね田んぼで千代の幼稚園の子達による田植えが行われました。
最後まで、一生懸命、頑張って・・・・
でも、いろんな事が起こりました。
「せんせー、足が冷たいよぅ・・・・」
「わぁ!お尻まで入っちゃった!」
みんな頑張って植えたから、万歳だよって・・。「あれ?落ちちゃった・・」
良く頑張ったね。
みんな揃ってバンザーイ!!
お田植えが終わった後は、今日は特別。
田んぼで遊んでもいいんだって・・・・。
やったー!!
「お田植え楽しかったね。」
「そんなことなーい。冷たかったぁ」
きっと美味しいお米ができるよね。
(写真は許可を得て掲載しています)
私の住む飯田・下伊那でもお田植えが始まりました。
天気の良い日は中央アルプスや南アルプスがくっきり見えます。
(でも、最近は黄砂が多くて良く見えない日が多いです)
私の好きな中央アルプスが眼前に見える部奈でもお田植えが始まりました。
田んぼの畦には見守るようにお地蔵さまが・・・。
田植えの終わった田んぼにもアルプスが映り込んでいました。
こちらは飯田市の山麓線から見た南アルプスです。
夕暮れの南アルプスが紫色に光っていました。
阿智の駒繋ぎの桜。
源義経が奥州に下る時に馬を繋いだ桜と言われ、この名が付けられている。
一本桜が多い南信州においても、歴史と風格を兼ね備えた推定樹齢800年から850年と言われる名木です。
今年はとにかく凄い人で、1本道の駒繋ぎまでの道はGW中、人、人、人の渋滞。
私はGWの最終日、5月6日の早朝6時頃見に行って来ました。
朝早かった事も勿論ですが、多分もう満開を過ぎたからでしょう、
誰一人いない静かな里は、次第に明るくなって行きました。
移り行く桜の色は、小野小町の「花の色は移りにけりないたずらに、我が身世にふるながめせしまに」
という百人一首の歌を思い出させます。
ピンクの花を纏った堂々たる駒繋ぎの桜が、数え切れないほどのカメラマンの被写体になっている見なれた光景が嘘のように、
朝梅雨で冷たい空気の中でしっとりと立つ桜は、
優しく寂しく今年の春も過ぎてゆく事を教えてくれました。
小野小町は「雨に打たれて花の盛りを過ぎたこの桜の様に、私の美しさも褪せてしまった」と嘆いているのですが、
私はこの桜の色がいいなぁ・・・と思っていました。
この色をした桜の花のあるこの景色が良かったのです。
桜だけが美しく咲き誇っているのではなく、他の木や花や空や空気と調和していたからです。
自然も人も移り行くすべての時に、その時々の美しさと尊さがあると思う。
それは命が与えられた瞬間から命が終わる時まで変わることはなく・・
むしろ、移りゆく時々のその美しさを身に付けていたいと思ったりするのです。
だから、小野小町も嘆かなくても良かったのに・・・。
己の姿を映す水を張った田んぼには、ひらひらと花びらが落ちて、
鏡に映った桜はあまり見えなかったのですが、
落ちた花びらが美しい絵を描いていました。
昨年の駒繋ぎの桜です。
今年は見られなかったのですが、歴史あるこの桜の下では能が演じられ、
ライトアップされた桜は見事です。
南信州は桜も終わり、梨やりんごの花も盛りを過ぎ・・・・・
辺りは緑一色になって来たのですが、そしたら藤の花が咲き始めました。
豊丘村の泉龍禅院の三色藤も満開でした。
藤棚のあるお寺の庭からは中央アルプスや天竜川を見る事ができます。
和菓子の様な??優しい色の藤の花。
太陽に照らされると優しい3色は光を含んできらきら輝きます。
こそこそっと何か物音がしました。
振り向くとインコが藤棚の下にいます。びっくりしながら写真を撮っていると、
「こんにちは。この子は風来坊の風子って言うんですよ」って飼い主のおじいちゃんが教えてくれました。
おじいちゃんとおばあちゃんの後ろをちょんちょんと付いて歩きます。
すごいなぁ・・・。
もうしばらく藤が楽しめそうです。