11月の連休の日
朝早く家を出て、まず泰阜村に向かいました。
朝日が昇る頃でした。
晩秋色の木の葉が少し寂しげに木の枝に付いていました。
泰阜村は広く、奥も深い山間部にあります。
天竜川から立ち上る霧がをすっぽり包んでしまいます。
天竜川を挟んで、対岸は阿南町、こちら側は泰阜村です。
天竜川沿いに天龍村に向かいます。
春も、秋も、私の好きなコースです。
天竜川を眺めながら、天竜村を通り、愛知県豊根まで抜けます。
途中、中井侍が見えて来ました。
いつみてもいいなぁ。
人の暮らしがある風景はほっとします。
中井侍を越して、天竜川沿いに南を見ると長野県最南端の坂部のが見えます。
今年の春、中井侍の駅で飯田線を降りて、坂部まで歩いて行った時の事を思い出しました。
「中井侍から歩いて来たんです」・・・と言うと、
「遠い所を大変だったなぁ・・誰かに車に乗せて行ってもらいな。誰か車で行く人がおるんじゃぁない」
って、心配して人を探してくれたおばあちゃん。
そんな事がふつーにある(村)に行くと、ほんとに暖かさを感じます。
写真を撮りながら、村々を回る目的は、そんな暖かさを求めているのかもしれないと自分で思ったりもします。
愛知県まで行き、帰りは遠山を回って来ました。
旧木沢の小学校に着く頃には、もう夕方になっていました。
タカネ校長に連れられて学校の裏へ案内されました。
何か叱られるのかと思ってしまった・・・。
学校に裸電球が灯りました。
早く帰らないと・・・・。