なかなかコロナも収まらないけれど、どうにかして日常を取り戻さないと自分の生活に差し障りが生じてくる。
確か5月の終わり、美ヶ原に行ってみた。下界では草刈りの一回も終わった頃なのに、高原はまだ春先の様相で、
雪がようやく溶けたが、草花はまだ長い冬から目覚めていないそんな時だった。
昨年コロナ禍に突入し、全世界の人々の生活は一変した。
いつでも行けると思っていた自然も、山も、旅も
いつでも会えると思っていた友人も、家族でさえも自由に行き来ができないという、
誰もが生まれて初めての経験を強いられている。
美ヶ原パノラマコース遊歩道は美ヶ原高原美術館から王ヶ鼻までの約一時間半。
一歩遊歩道へ入ると、
標高が2000mとあって風は涼しいというよりまだ寒い。
雲の間から青空が広がってきて、
こんな風景の中で大きく息を吸うとコロナの事も忘れてしまいそうなのだけれど、、、
人とすれ違う時慌ててマスクを着,け直す自分の姿で現実に引き戻される。
牛伏山(1990m)から王ヶ頭を望む。
のんびり草を食む放牧された牛に癒されながら30分ほど歩くと
王ヶ頭に着いた。
ここから約20分、
最先端の王ヶ鼻に着く。
王ヶ頭まで歩くと360度の展望があり、松本平と北アルプス、八ヶ岳、南アルプス、御岳、乗鞍、
日本の中心を形作る山脈の全てが一望できる。
夜は星もきれいだろう
帰りは青空になった。
牛たちも心なしか伸び伸びしていた。
コロナのワクチンも打ったし、そろそろ、少しづつ歩き始めよう。
少しづつ歩いて、少しづつ書いて、又ゆっくり年を取っていこう。。。。。