7月28日、長野県の遠山側から青崩峠に出て、熊伏山(1653m)に登ろうと思ったのに、
途中の林道の土砂崩れやら、遊歩道も雨で道が荒れ、結局、道に迷い青崩峠まで辿りつかず、当然熊伏山にも登れなかったので・・・・
一度は登ってみないと落ち着きません。
暑い暑いと思っていても、いつの間にかコスモスの花が咲き、秋になっていた遠山郷を抜け・・、
今回は長野県側からの青崩峠は目指さず・・(標識にも×)
峠の国取り合戦で有名な、兵越峠(ひょーえつ峠・1165m)を越え、静岡県浜松市・水窪側から青崩峠を目指す事にしました。
兵越峠から下る事、約10分・6.5kmー草木トンネルを抜けると青崩峠の案内が出ていました。
昔は信州(長野)から遠州(静岡)に出る為に、この青崩峠を歩いて越えたと言う事です。
今でも国道152号線ではあるのですが、この青崩峠は車の通れない幻の国道なのです。
約5分くらい車で林道を走ると舗装された道路は終わり、
そこから先は峠道となり、今は遊歩道となっていました。
遠山側も遊歩道の様になっていたのですが、どうもこちらの方が安心して通れそうな気がしていました。
でも、その安心は歩き始めてすぐ、違った形で恐怖に変わりました。
青崩峠まで5分、「やったぁー、今度はすぐじゃん!!」なんて思っていたら、前方から来る2人の地元の人らしき男性に
「蛭がいるで気を付けな!」って言われて、足元を見ると無数のヒル!
信州から遠州に出る時武田信玄も通ったと言われているこの塩の道。
武田信玄が腰掛けた岩がありましたが・・・
今回ヒルの為、のんびり苔むした岩に座り、歴史を振り返っている余裕はありません。
とにかく足を動かしていないと危ない。
遊歩道は分かりやすく、15分くらいで青崩峠(1082m)に到着しました。
こちらが静岡側から見た峠。
そして、こちらが長野県側から見た青崩峠。
長野県側にもずっときれいな遊歩道が続いているのに、どこで道が途切れていたのか・・・
遠山の方に下りて行きたい気はしましたが、
とにかく今日の目的は熊伏山。
この峠が登山口となっています。
登山口を数メートル上がって振り返ると、右が遠州、左が信州。
幾つもの石仏が旅の無事を見守るように建っていました。
里山は人が少ないので、一人では行ってはいけないとつくづく思う。
登山初心者は3~4人のグループで歩くのが一番いい。