一本の杉の木のお話です。
長野県下伊那郡根羽村にある月瀬の大杉です。
本当に長野県の南の端、愛知県境にあります。
幹の周りは約14メートル、樹高は40メートルにも達する巨木で、
お化けの様に大きい杉です。
下にある木が普通の木ですから、その大きさが分かるかと思います。
樹齢は、1800年と言われている国の天然記念物です。
(1800年前って何時代??歴史の嫌いな私には年表を見ないと分かりません。)
とにかく太く、大きい。
もちろん長野県内では一番の古木で、本土でも1.2を競うほど古木なのですが
全然老木ではないのです。・・・立派。
1844年、江戸城本丸焼失後の復興用材として提供するように言われたが
村全体でこの杉を守ったと書いてありました。
近くに立つと圧倒されるものがあります。
1800年もずっと、ずっと、村人に守られ、村人を見守りながらここで生きているんだ・・・・。
一度近くに立って見上げてみて下さい。
(すごいな・・・)って思わず言ってしまいます。
何が?って聞かれてもよく分からないけれど、
暑さにも、寒さにも、争いにも負けず、上へ上へと伸びて生き抜いている生命の強さを感じます。
ところで先日行った、愛知県安城市の鳳来寺山は立派な杉の木の多い山でした。
その中でも最も高い(傘すぎ)と書かれた杉の木がありました。
樹齢は800年。
高さが60メートル。
高過ぎてカメラに収まらない・・・です。
あぁ、
月瀬の大杉の様に力強く
傘杉の様に上へ上へと真っすぐに伸びて行けたらいいな。
何歳になっても・・・・・・。