熨斗(のし)

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桃介橋ー(南木曽)

2011-03-02 20:36:11 | 飯田

木曽郡南木曽町にある桃介橋ー

国道19号線を恵那方面から塩尻方面に走って行くと、南木曽町に入り、左側に読書発電所・という大きな文字が見える建物があります。

これは「よみかき」と読みます。

普通、読書(どくしょ)と読んでしまいますよね。

ここを通る度に、(よみかき)・・って何ていい響きなんだろうと思っていました。

この建物を過ぎて少し・・木曽川に架かる大きな木で造られた古い橋があります。

これが、桃介橋です。 

一度、通ってみたいと思っていました。

  

訪れた日は雨降りで、山は霧の中、木造の橋もしっとりと濡れていました。

国の重要文化財に指定されています。

 

  

現在の関西電力にあたる大同電力の社長であった、福澤桃介にちなんで「桃介橋」と呼ばれるようになったそうです。

福澤桃介は、福澤諭吉の娘婿ですーと聞くと、福澤諭吉さんには日頃お世話になっているので、(あっ、そうなんだ。)と少し身近に感じます。

読書発電所の建設の為、資材を運ぶために、大正11年に建設された吊橋で、

木曽川の水力発電に尽力した、社長であり、建設主の福澤桃介の名が今でも

刻まれています。桜が咲いたら綺麗でしょうね。

橋は車では渡れませんが、歩いて渡る事は出来ます。

 

 

橋脚の中央付近に水辺に下りて行ける階段が付いていました。

川辺に下りてみると、下から橋を見る事ができます。 

墨絵の様な木曽の街には、木造のこのような橋が良く似合います。