Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

若い頃の青臭いアホ的発言。

2018年03月19日 | 日記・エッセイ・コラム

第5回福祉住環境サミット、住生活コーディネーター
特別セミナー共、無事に大盛況に終わりました。
ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
 
あまり何もしてないのだが、妙に疲れた2日間で
あった。やはり多くの人とかかわるというのは、
知らないところで気を使っているのだろう。それとも
年をとったからなのか。
 
話は突然、全然、違う話になるのだが、ボクが20~
25歳まで働いていた設計事務所は毎年、数人の
新入社員が入ってきて、大変面白かった。
大企業に勤めている方などは普通のことだと思うが、
零細企業である設計事務所ではあまりそういうことは
ない。なので貴重な5年間であった。
 
その頃のボクは常に何かに不満を持っていて、尖って
いた。上の人にはすぐに怒って、文句を言って生意気
ざかりであった。だので良く思っていない人もたくさん
いた。が、なぜかすごく応援してくれる人も少しだけ
いて、そういう人は今も可愛がってくれる。
 
そして調子に乗っていたボクは新入社員にも先輩風を
ふかして飲みに行くたびに講釈を垂れていた。
 
「H²Oは水やろ。水っていうのは気体にも固体にも
なる。時には空気中に動き回って、時には氷になり
じっとしている。液体の時には一定のところを流れる。
そういう自由な生き方を出来るのがええんや。」
 
「H²Oは幅と奥行きと平常心の略。そういうものを
持っている人にならんとな~。」
 
「物事は面じゃあなくて、立体の球なんや。いろんな
角度からみているからいろんな角度の見方があって、
立場によってそれぞれや。だから、人に嫌われても
いい。違う角度から見たら1割ぐらいは好きになって
くれる人もいる。それで充分なんやで。」
 
と、今思えば随分青臭い、訳の分からんことを後輩に
堂々といっていた。しかも、恥ずかしいぐらい真顔で
話していた。
随分、迷惑をかけたと思うし、面倒な先輩だったと思う。
でも、一人だけ今でもすごく慕ってくれている後輩が
いる。まさに10人いて1人なので1割なのだ。
 
今は、そういう尖ったこともないし、面倒な性格は
出来るだけ出さないようにしているが、時々顔を出す。
そして年を取ってきたら、それでもいいかとムキに
ならずに開き直ることが出来るようになった。
 
無理やり直そうとすると精神が参って披露する。
それよりも、のほほんと仕方ないと思う方が、精神的に
健康に生きれるのかな、と思っている。
そんな風に思っているから直らない。。。