Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

内装材について考えた(その4)

2018年03月16日 | 建築、設計

朝起きたら、何事もなく体力回復していた。
やはり、寝るに限る。(笑)
土日は「福祉住環境サミット」があるので、
元気になっておかないといけない。
 
さて、内装材の壁についての続きである。
クロス・左官材料・木・タイル・その他で
今回は「木」から書いてみる。
 
木という材料も左官材料と同じで湿度の
調整をしてくれる材料なのだ。ただし、
左官材料が数時間で調整するのに比べて
木はもっと長い時間をかけて調整してくれる。
 
「左官材料」がマッサージ的な効果でるならば、
「木」は、じんわりと効いてくる温泉のような
効果がある。それと香りや素材感も人の五感に
訴えかける。日本人というのは、木の家の良さ
というのが、DNAに組み込まれていて、木に
対するイメージがいいように思う。
木に接していると安らぎ感が生まれてくるようだ。
 
「タイル」については、もともと水回りに多く
使われていたが、今はリビング等にもアクセント
として使われてきているようだ。メーカーが
内装用のタイルとして機能性を持ったタイルを
開発しており、それも普及した要因だ。
 
リビングの壁に部分的に張っただけで、焼き肉を
した次の日でも臭いが全く残らない。そういう
消臭の機能や、霧吹きで水を掛けたら瞬時に吸収
するような機能も備えている。なのでトイレなど
にも使っている。このタイルには、いろんな
パターンの焼き方があり、色も豊富である。
 
「その他」はいろいろあるが、なんといっても
塗料なのだ。水性系エマルジョン系ペイントが
使われることが多い。水性塗料は、トルエンや
キシレンを含んでいないのでシックハウス対策
にもよい。建築雑誌なんかを観てもらうと
塗料の壁の数の多さに気付くと思う。
 
真っ白でマットな質感を出すには白の塗装が
一番いい。なぜ、真っ白かというと、それぞれ
思いはあるだろうけど、一つの理由は陰影の
表現だと思う。白い壁には太陽や照明の光と
壁のコントラストがキレイであり、微妙な
光の差も現れる。雪景色のような感覚かなぁ。
 
水性の塗料自体に湿度の調整機能はないが、
水蒸気を通す材料なので、水蒸気の行き来を
妨げることはない。要は部屋の中に籠らせない。
中にはいろいろな機能を持った塗料もあるが
ほとんどの場合、コストが高い。
 
白い壁には、どんな家具をもってきても
違和感がないので、そういう意味でも白い
壁が好まれるのかも知れない。前回、色に
ついては別に書くといいながら、色の話に
なってしまったが、思いつきで書いている
のでご了承を。
 
そう言えば、ムスメが小さい頃、「好きな
色は何色?」と聞いたときに「透明」と
言われ、驚いたことを思い出した。