Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

台所(その3)

2006年11月27日 | ブログ

「eco検定」 合格していました~。合格率80%ぐらいだったので受かっていて良かったです。今回は申込み約15000人、実際の受験者数は約13000人ぐらいだったようです。来年からは年2回になるそうなのでもう少し受験者数が増えるかもしれませんね。

さて、今回は久々に「台所」(その3)です。前回はキッチンの形状で「I型」の話で終わってしまいましたが、L型」「コの字型」「二型」についても簡単にふれてみます。

まずは「L型」。調理をする場なので基本は I型と同じですが、調理の動線としては 「I型」よりも少なくてすむといわれています。ただ、僕の家が「L型」のキッチンなのですが、シンク(お皿を洗うところ)とガス台の部分が離れていて調理をしているときは結構歩いています。コーナー部はモノを置きっ放しに出来るので常時必要なものなどはココに置いておけるので便利です。今の既製品のキッチンなどはコーナー部の入隅部分の吊戸棚や下部の収納部分に工夫されているのがあり、取り出しやすくなっています。(中身がクルッと回って外に出てくるもの等)

次は「コの字型。これは、ほとんどの場合「L型」にもう一列加わって「コの字」になっているので、配膳スペースを確保されたスタイルのキッチンだと理解されたら良いかと思います。食材を洗い、カットして炒めたり煮たりした後、そのまま配膳していくという一連の流れが調理する本人を中心に回っていくようなイメージです。「L型」に造作工事(所謂、造り付け家具)で配膳カウンターを造るとこのタイプに変身します~。

その次に「二型。これは2列になっているキッチンですが、シンクとガス台の関係をどう配置するかで使い方が変わってきます。シンクとガス台を同じ列に並べるのであれば「I型」+配膳カウンターということになりますが、シンクとガス台を別の列に並べると調理スペースを拡大したキッチンという使い方になります。前者は既製品で対応出来ますが、後者は既製品にはありませんのでキッチン自体をつくるということになります。以前、パスタの麺をつくったり、親子で調理をしたいという方の要望でこのタイプのキッチンをつくりました。(他のタイプのキッチンも既製品以外でつくったことがあります) 2列の間の間隔をどれくらい取るかによっても使い勝手は変わってきます。

簡単に代表的なキッチンの型の紹介をしてみましたが、どのタイプにもあれば便利なのがキャスター(車)付のワゴン。これは動かせるのでとても便利です。自分で使いやすいように置くもの等をを工夫すればキッチンの使い勝手が向上します。キッチンの収納も各メーカーにより様々な工夫がされているのでショールームにでも入って見ると結構楽しめます。最近は電動で動くような便利なものもありますが、僕はあまり好きではありません。電動で動くということは手で動かすものより壊れやすいと思っているからです。あまり信用していないのです~。次回は炊飯器や電子レンジの置く場所やキッチン関係の収納の事を書いてみます。