Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

水掛検査

2006年11月30日 | ブログ

以前、ハウスGメンで検査に行った住宅が雨漏りがしたというので、「水掛検査」の依頼があり、午前中、行ってきました。

現場には足場が組まれており、まずは屋根をチェック。見ただけでこの辺りが怪しいな~というところは あったのですが、雨漏りなんていうのは意外なところから漏ったりすることが多いので、はっきりわかりません。そして内部の漏れたところを目視。確かに漏れた後が残っています。とりあえず、やってみないとわからないので早速開始~。

やり方は、屋根面を1m間隔ぐらいに分けて軒先の方から(屋根の下の方)から10~20分ぐらい掛けてホースでひたすら水を掛けていきます。部屋の中でもう一人がひたすら水漏れが、ないかチェック。そして棟(屋根のテッペン)まで作業の繰り返し。工務店がホース係、僕が内部チェック及びタイムキーパーです。検査開始して僕はひたすら天井とにらめっこ。5分経つと窓から5分経過~と叫びながら・・・。だいたい4mくらいの範囲だったので4回に分けて進めました。が、しかしーーー。全然、漏れてこない! だいたい、漏れているところから1滴か2滴くらい出てくるものなのですが・・・。ホースを斜めにして横降りの雨を想定して掛けたり、挙句の果てには水平に掛けたりしましたが、漏れてこない。確かに漏れた痕跡があるのに~。 一番先の棟の部分にコーキング(ガムのようなもので隙間を埋める材料)が、してあるのですが、どうも新しい?ので 疑問に思った工務店が屋根屋さん(ここの屋根は金属屋根だったので板金屋)に電話したら、昨日、現場に来て棟の部分にコーキングをしたというではないですか! ここが一番怪しかったのに~。意味ないジャンって事でコーキングをカッターで削って試験したのですが、漏れてきませんでした。今回の雨漏りはジワ~という感じで漏れていた様な痕跡であったので、コーキングを取ったとしても完全には取れていないだろうし、こうなったらわからない。

ハウスGメンの技術本部とも連絡を取り合って、結論を出しますが、難しいですね~。板金屋さんも怪しいと思ったから棟の部分にコーキングを打ち直したのしょうが、検査するといって足場を立てたのに 何を考えているのか! 少しムッとて帰ってきました。

気分を入れ替えて、明日の夕方からFJCの全国大会で徳島へ。そして、そのまま高知へ行って銭湯の実測。火曜日の夕方まで帰ってこれそうにないので、それまでに仕事の段取りをしておかなくっちゃ~。