「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

BPDの行動は意図的ではない (2)

2014年01月14日 20時53分44秒 | 「BPDファミリーガイド」より

(前の記事からの続き)

第5週: 相手を傷つけたことを全て 考えてみましょう。

第6週: ノートのそれぞれのでき事に対して、

 その責めを受けるべき 誰か他の人や物事を 見つけましょう。

 高機能BPDの人と 同じようにします。

 「私のせいではなかった。 相手のせいだった」 と 繰り返し言ってみます。

 その言葉に 安堵を感じましょう。

 自分がそうしなければならなかったのは、 その人のせいということにしましょう。

 おかしな人に 対処しなければならない代償として、 自分にご褒美をあげましょう。

第7週: 今度は 低機能BPDの人がするようにします。

 全ての辛いでき事を 自分のせいにします。

 あなたには価値がなく、 大事にされるに値しなかったと 考えましょう。

第8週: 全てのメモを 頭の中で同等に並べます。

 自分を責めることと 人を責めることなど、

 互いに矛盾することでも やってみましょう。

 (実際はこれを特に)

 行なうのが困難になるかもしれませんが、 自由に泣いてください。

o 演習の解釈

 四六時中 この感情の混乱を抱えて 暮らしていることを想像します。

 人から批判されたり、 嫌われたり、

 物事がうまくいかない状況に 身を置いてみます。

 傷つけられたと思い込むときの 苦痛の一部は、 自分を愛してくれるはずの人が、

 何故自分を傷つけたいのかと 考えることによるものです。

〔「境界性パーソナリティ障害ファミリーガイド」 ランディ・クリーガー(星和書店)
 〈監訳: 遊佐安一郎〉 より〕
 

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