ノン・ボーダーの人は、 ボーダーの人との関係を とても続けられないと思いながら、
去ることは想像ができないし、 不可能のようです。
ノン・ボーダーの人は皆、 同じ気持ちを抱いています。
今は見えていなくても、 あなたには選択の自由があります。
○ ノン・ボーダーの人が経験する 5つの段階
一般的に次の段階を 順に経験するでしょう。
大抵は行きつ戻りつします。
1. 混乱段階
ボーダーの人の行動の理由を 理解しようと苦しみます。
見込みのない解決策を探したり、 自分を責めたり、
混沌の中で生きようとしたりします。
BPDの知識を得ても、
知的なレベルで 本当に理解するには 何週間も何ヶ月もかかるでしょう。
感情的なレベルで理解するには もっと長い時間が必要です。
2. 外向段階
・ 注意をボーダーの人に向ける
・ ボーダーの人に 専門的な援助を受けるよう迫ったり、 彼らを変化させようとする
・ 問題行動を誘発しないよう 全力を尽くす
・ ボーダーの人を理解したり、 共感しようとするうち、 学ぶことは全て学ぶ
ノン・ボーダーの人が 怒りや悲しみを理解するには、 長い時間がかかります。
特に、 親や子供がBPDの場合は そうです。
障害は本人の責任ではないと 頭では理解していても。
自分の怒りを抑圧し、 代わりに 抑うつや無力感や罪悪感を抱きます。
この段階で必要なのは 以下のことです。
・ 自分の感情を認め、 対処する
・ ボーダーの人に 自分の行動の責任を持たせる
・ 彼らが望み通りになる 幻想を捨てる
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
(次の記事に続く)
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