「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

傾聴を妨げるもの

2017年05月04日 20時08分56秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
 下記は、 傾聴を妨害する10個の傾向です。
 
 気付いているものに チェックを付けてください。
 
 ただし、 自分自身を批判しないでください。
 
□ 読心術: 相手の気持ちや考えが 分かっていると思い込む。
 
□ リハーサル: 次に言いたいことを考え、 今言われていることを聞き逃してしまう。
 
□ フィルタリング: 自分にとって重きのあることだけに 耳を傾ける。
 
□ 価値判断: 相手を理解しようとするより、 相手の言うことを価値判断する。
 
□ 空想: 人が話しているのに、 記憶や空想にとらわれてしまう。
 
□ アドバイス: 傾聴する代わりに、 提案や解決策を探してしまう。
 
□ 戦闘的態度: 議論して 相手の正当性を否定する。
 
□ (自分が) 正しい: 自分が間違っていることを示唆する
 
  コミュニケーションに対して、  抵抗したり無視したりする。
 
□ 脱線: 気に障ったり 脅威に感じることを聞くと、 話題を変えてしまう。
 
□ 生返事: よく聴かずに、 すぐに同意する。
 
※ 練習9-5 傾聴を妨げるもの
 
 コミュニケーションがうまくいかなかった 3つの状況を説明してください。
 
 次に、 傾聴の障害物を 少なくともひとつ考えてみましょう。
 
状況
 
1. _____________________________________
 
2. _____________________________________
 
3. _____________________________________
 
傾聴を妨げるもの
 
1. _____________________________________
 
2. _____________________________________
 
3. _____________________________________
 
 来週1週間、 自分がどれほど 傾聴を妨げられているかに 注意してみてください。
 
 それらを、 自己主張的な傾聴 (前の日記の 「鍵となる質問」 ) に
 
 切り換えてみましょう。
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より [星和書店の許可のうえ掲載]