「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

FOGと闘うテクニック

2015年07月28日 20時15分09秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
○ 内的な動機づけ
 
 感情的脅迫に屈伏する代償で、 当てはまるものに○をしてください。
 
_ 怒りや苛立ち, 罠にはめられている, ストレスがかかる, 燃えつきている,  
  欲求不満, 混乱させられる, 傷ついている, 愛してもらえない,
 
  気力をくじかれる といった気持ち。
 
_ 自尊心, コントロール, 高潔性の喪失。 喜びの喪失。
 
  自分や人のための時間の喪失。 人の手本になる可能性の喪失。
 
_ 同意することを強制された感覚。 何か言おうとするときに くじかれてしまう感じ。
 
  人にどう思われるかが気になる。 自分の人生を コントロールしている気がしない。
 
  自発的に同意した状況が 幸せでない。
 
○ 変化に対する 本気の取り組み姿勢
 
 個人的境界を明確にして、
 
 自分自身との  「変化への取り組み」 の契約書を書きだしましょう。
 
 何がしたいですか? 
 
 どんな条件で 人を受け入れたいですか? 
 
 見返りに何かを期待しますか? 
 
 何かを得ているという 感覚を持てるように、 利益を現実的なものにします。
 
 完璧でなくても大丈夫です。
 
○ 練習
 
 「ノー」 と言うのが難しいなら、
 
 BPDでない人に対して、 依頼を断ることから始めてください。
 
 脅迫者に対して、 自分の決心を正当化したり、 説明しないようにします。
 
 説明や正当化しても、 BPとは話が噛み合いません。
 
 弁解は BPに爆薬を与えるだけです。
 
 説明すればするほど、 BPは 義務感や罪悪感の ボタンを押してくるでしょう。
 
 「仕事をしなければならない」 と言えば、
 
 「私と仕事とどちらが大事なの?」  といった具合に。
 
○ 完遂
 
 以下のセリフを 必要なだけ繰り返し、
 
 説明するという罠に 陥らないようにしてください。
 
・ 悪いけど私にはできません。
 
・ 私はただただ できないのです。
 
・ そういうのは分かりますが、 「いいえ」 と言わなければなりません。
 
・ それはあなたの選択です。 こちらが私の選択なのです。
 
・ 以前にしたことはあるけど、 今回はできません。
 
・ 落ち着いているときに、 話し合いましょう。
 
・ 失望するのは分かります。 他の解答を 見つけられるとよいと思います。
 
・ 脅迫してもうまくいきません。
 
  すでに決断したし、 それを尊重してくれるよう 頼んでいるのです。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする