「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

境界性人格障害の人との付き合い(1)

2006年07月22日 22時24分30秒 | ボーダーに関して
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/37882244.html からの続き)

 以上のような 心の働きをわきまえながら、

 ボーダーの人と接することが できたらいいと思います。
 

 ボーダーの人は、こちらの神経を逆なでするのに 実に巧みですが、

 それに 「巻き込まれない」 ことに くれぐれも留意したいものです。

 例えば 小さな子供になら、言われたことに いちいち冠を曲げるのは 大人げないでしょう。

 或いは、認知症の老人が 見当はずれな言いがかりを 付けてきたとしても、

 それは その人本来の人格が 言わせていることではありません。
 

 ボーダーの人も、こちらの自尊心を侵すような 中傷をしたとしても、

 コントロールを放れた人格が なしていることで、

 それが こちらに突きつけられた 決定的な評価ではないのです。

 それは 深い愛情の裏返しです。

 壮烈なエモーションに 誰より幻惑されているのは 当の本人なのです。

 人格の成長に 障害を受けたのは 生育歴が主因で、

 それ自体は 彼や彼女の責任ではありません。

 むしろ 被害者だと言えるでしょう。

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/37979999.html