医療マーケティングの片隅から

医療ライター・医療系定性調査インタビューアーとして活動しています。独立30年を機に改題しました。

感染症の逆襲

2007年07月29日 | 医療・健康

なにわの女丈夫の友人Tさんが、
そろそろ2度目の手術のため入院する時期だと思い、激励のメールを出した。

すると、年は違えどもTさんと家族のように支えあっているⅠさんからメール。

「入院で手術は延期」

はぁ なんのこっちゃぁ・・・。

聞けば、Tさんは入院前日から体調が悪く、
相当激しい腹痛と下痢、嘔吐をくりかえしながらも、
「まあ入院したらついでに診てもらおう」
と、とりあえず予定通り「入院」。

ところが、病気は急性腸炎で入院直後からますます重症化。

<Tさん、すぐ入院してください!>
<ははぁぁぁぁぁ、、もちろん今、、入院で病院にきているのですがぁ>
<いえ、、そちらの入院は別の日に仕切り直して、新たに入院してください>
<ひえぇ~~~そちらの入院はキャンセルで、新たに入院ですかぁ?>

これが「入院で手術は延期」の顛末。

Tさんは3日間病院のベッドでのたうちまわり、無事に?自宅に戻り、

「ノーモアー急性腸炎!世界の人が二度と感染しませんよう!」

などと、のんきなメールをくれた。
メインの手術は、8月末に仕切りなおすとか。今度こそ、無事に手術ができますように・・・。

Tさんを苦しめた急性大腸炎は何が原因だったのかわからないが、
これから暑くなると食中毒やら大腸炎やら、感染症のシーズンだ。

それに、最近、いまはもう昔のものと思われていた感染症の流行が増えている。

大学生に思わぬ休暇?を見舞ったはしかの再興、
高知県で猛威をふるっている百日咳の再興。
そして、忘れた頃にやってきそうな鳥インフルエンザ・・・。
日本脳炎は、ワクチン製造の問題でこの4年以上予防接種が中断。
免疫をもっていない子供たちが増える。
風疹の免疫を持っていない子供たちも少なくない。
感染症の問題は、これから大きい健康問題になりそう。

メタボじゃ、いきなり死ぬことはないけれど、
感染症は、抵抗力の弱い高齢者や子供のいのちを直撃する。
感染症はそれがこわい。

ちなみに、地球温暖化で温度が1度上昇すると、
出血性大腸炎(いわゆるO-157とか)の発症リスク(つまり、かかる可能性ですね)はなんと4.6%も上がってしまうのだそうで。
暑いと、それだけカラダは弱るわけですな・・・・。
いよいよ夏。抵抗力をつけるよう、体力を維持しておきましょうね~。

ところで東京は、まだ梅雨が明けないのですかぁ・・・

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