医療マーケティングの片隅から

医療ライター・医療系定性調査インタビューアーとして活動しています。独立30年を機に改題しました。

直島ドキドキ旅行

2011年01月28日 | 旅★日記

昨年末の「直島シッパイ旅行」の続編。
2日目に直島上陸にリベンジしたのだ。

とはいえ、その日は「全島休館日」…。
高松港では、人もまばらなきっぷ売り場のおばさんに「ホントにいいんですか?」と念をおされる始末。
そして、再上陸した直島は、昨日にもまして人がいない。
沖縄の離島とも異なる風情の、ひっそりとした静かなたたずまいだった。
ベネッセがここをアートの島として開発するまでの直島は、年中こんな閑静なところだったんだろうなあ…と想像。

いま、「開発」という言葉を使ったけれど、別段、否定的なニュアンスではない。
沖縄の離島に突然リゾート会社がやってきて、金の力で島の文化とは隔絶した大きなリゾートを「開発」してしまうことには、とても抵抗があるのだけど、直島は島の人の生活や自然のなかにアートがうまくとけ込んでいる感じがして、よい意味で魅力が「開発」されたのではないかと感じた。
たとえば、女性によい出会いがあっていいお付き合いを始めたとたん、「あれ、彼女ってあんなキレイだったっけ?」と言われちゃうような、そんな感じ。

島の北部には、三菱の製錬工場が大正6年から操業している。
「開発」の方向性によっては、工場だらけの直島になっている可能性だってあったわけで、そうならなくて本当によかった。
ベネッセの社長さんも偉いが、アートと共存する島にしていくという明確なコンセプトを選択した島民もまた、偉い。

この日の収穫としては、月曜の直島で唯一開館していた、「ベネッセアートミュージアム直島」。
展示も十分、見ごたえのあるもので、むしろ誰もいない日にゆっくり見られたのはよかった。トイレ少ないし。
私が特に気に入ったのは柳幸典さんの「The world flag ant farm」という作品。色とりどりの砂で万国旗をつくり、そこにアリが巣を作って作品を完成させる…。
こんな説明じゃワケわからん、という方は自分で見に行ってね。だいたい、現代アートはことばで説明できないからこそアートなのであって…。
ちなみに、↑のの海岸に置かれた2台のボート、あれも作品のひとつなんですよ。

モネの作品のある「地中美術館」も行きたかったところ。
同行の友人Cさんが「安藤忠雄作の建物だけでも見に行こう!お庭から見られるよ」というので、行ってみた。
前掲のミュージアムから20分ほど歩いて「お庭」らしきところについたが、たぶん裏庭だったのだろう。
公園気分で歩いていたら、突然警報が鳴り始め、

「ここは美術館の敷地内デス!あなたは不法侵入シテイマス!即刻退去シナサイ!」

と無人警報機から命令され、逃げ帰る40代女性2名…。
次回来るときは、月曜日以外の日に、正面から入ることにします。

以上、やっぱりシッパイのうちに2日目も終了しました。おしまい。

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2 コメント

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Unknown (ずみこ)
2011-02-05 09:30:07
いやー、さすがの珍道中でしたね。夜にナカホさんが、無灯火自転車になんてヤン◯ー……、おっとこれは失礼しました。

全島休館日とのことでしたが、本村地区には行かれました?
暗闇でチャリで行かれたときは気づかなかったかもしれませんが(笑)、至る所のお宅に岡谷の勝山ののれんが飾ってあってとても綺麗な街並みになってましたよ。
http://ohla.exblog.jp/9877685/

地元の人にお話を聞いたら、直島町でのれんの購入補助があるらしいです。ちょっと素敵なお金の使い方だなと思いました。
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>ずみこさん (nakaho)
2011-02-06 14:41:51
本村地区も爆走しました。
夜&「休館日」のため、のれんをかけているお宅が少なかったのが残念でしたが、数軒見かけました。
そうかあ、町が購入補助を出しているのかあ。
それで独特な景観を作り出しているところが、直島のすごいところですよね。
本当に綺麗な街並みですね。どうもありがとう♪
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