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医療マーケティングの片隅から

医療ライター・医療系定性調査インタビューアーとして活動しています。独立30年を機に改題しました。

国立近代美術館で「ゴーギャン展」を観る

2009年08月18日 | レビュー
予想以上に魅力的な展覧会だった。

この画家が、いかにタヒチという場所の光、色、土のにおいなんかに衝撃を受け、魅了されたか。タヒチには女がいて、子供がいて、月の女神がいて、鮮やかな花があって、夜になれば悪霊がさまよう。岡本太郎さんが1972年に書いた「沖縄文化論~忘れられた日本」で、沖縄発上陸の印象を“「何もないこと」の眩暈”などと書いているが、ゴーギャンにとってのタヒチもそれに通じるものがあったような気がする。

今まであまり知らなかったゴーギャンの人物像を新たに知ることができたのも収穫だった。

ゴーギャンは幼少期からの英才教育でも何でもなく、26歳になって人に勧められて初めて絵の学校に入る。もともと絵の鑑賞は好きだったらしく、株で大もうけしてセザンヌやマネの絵を買っていたらしい。よほど儲かったのだろうが、後に株の暴落で手放した。そして、その暴落の経験から「サラリーマンをやっていても、身分は不安定だ」と悟り、絵で食べていくことを決心。どう考えてもそっちの方が不安定だと思うが・・・。
案の定、ゴーギャンは一生、貧乏生活だった。

と、なかなかおもろい生き方をしたオッサンだったのですな。
まあ、他人事だからそういえるのであって、奥さんや子供にとってはいい迷惑だったろうが。

ゴーギャンは妻子を本国に残してタヒチに行っているのだが、タヒチで妙に現地妻が多い。
それも13歳くらいの女子を何人も孕ませてしまっている。ほとんど犯罪である。
一説には、バイセクシャルでどっちもかなりのものだったという(さすがにこれは国立美術館の展示には書いてありませんが)。ゴッホの耳切り事件で終焉するゴッホとの同居生活も、もしかしたら男色愛憎劇だったのでは?と憶測してしまう。
自分をキリストに見立てて「絵画の神」的に思っていたふしもあり、自尊心の強い結構嫌なヤツだったかもしれない。

ともあれ、ほのぼのとしたタヒチの自然に惹かれた孤高な哲学者、という勝手なイメージが、見事に崩れました(笑)


それにしても、国立近代美術館の旧態依然とした運営はどうにかならないですかねぇ。

開館時間が「平日午後5時まで」ですよ。
勤め人は絶対行けやしない。
ご丁寧に、ミュージアムショップまで5時に終わるのだそうだ。
しかも、4時20分に入ったら、音声ガイドの貸し出しはすでに終了していた。
来場者を増やすチャンスも、収益を上げるチャンスも、みすみす逸している。

私だけでなく、ほかの客からも「5時って、まだ昼じゃない」と不満の声が。
パリのルーブルは、通常は午後6時までだが、水・金は夜間開館で9時45分までだ。
日本の美術館もせめてこのくらいにしてほしい。
いっそのこと独立行政法人にでもしたら、もう少し来場者志向の運営になるのかも。

「ゴーギャン展」は、9月23日まで。
絵の素晴しさとともに、ぜひその“人間くささ”をご鑑賞ください。


国立近代美術館近くの皇居・平川門。



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立花京子さんの「織田信長」像

2009年03月03日 | レビュー
前回の続きなんですが、これが桶狭間の最寄り駅です。
古戦場に行くより、競馬場に行く人のほうが圧倒的に多いなきっと。

で、織田信長の話。

最近、立花京子さんの「信長と十字架」 (集英社新書)を読んだのだけど、これがすっごいスリリング。
立花さんの綿密な史料解読によって、これまでの教科書的な信長像とはまるで違う事実が浮かび上がってくる。

新書の割には研究書なみの内容なので、読むのが面倒な方のため激しく要約しますと(ネタバレですが)、

●信長のスポンサーには南蛮から渡来していた当時のイエズス会がついていた。
そのため当時の大名としてはとんでもなく金持ちであった。
比叡山焼き討ちは、スポンサーに対する信長のアピールだった。


→実は比叡山だけではなく、他の仏閣や石仏なども壊していたらしい。

●イエズス会は日本での布教のキーマンを信長とみて、資金提供だけでなく、
信長が掲げる「天下布武」のコンセプトもアイディアを提供した。


→これで「高邁な理想をもつ智将」というイメージが消えた。

●しかし、信長はイエズス会の期待に反して、デウスより自分の方を上に置く態度をとったので、宣教師達に見限られた。
しかも、朝廷に対しても「将軍職か関白か太政大臣のどれかくれ」とはげしく運動していたため、
これに手を焼いた朝廷が明智光秀をけしかけた。



とまあ、大筋はこんな感じなのだけれど、とにかく納得した。
最大の謎(私的に)だった本能寺の変がこれで説明がつく。

ワタクシ、本能寺が明智光秀の単なる私怨だったとはどうしても思えなかったのですよ。
だってそれじゃあいい大人があまりに単純すぎないかと。
ベースに私怨はあったにせよ、事を起こすにはそれを正当化する論理と後押しする風が要るはず。

というわけで、長年出なかった宿便が解決したようなスッキリ感でした。

それにしてもすごいのはこの立花京子氏。
もともと東京教育大学(現・筑波大)の数学で修士という才女だったにせよ、
日本史に関しては普通に家庭の主婦としてカルチャーセンターの古文書講座に9年間(!)通い、
大学のゼミに参加したりしながら独学で戦国史を研究し、
2002年に70歳で人文科学の博士号を取得している。


この人もすごいが、カルチャーセンターもなめたらアカン、と思いました。拍手。





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今年の5冊。

2008年12月30日 | レビュー
年の瀬なので、今年読んで特に面白かった5冊を選んでみる。
一応、読んだ本のタイトルと日付、A,B,Cの評価だけをつけるというのを20年以上続けているので、
今年のリストでめでたく(どこが?)A上マルをとった作品をセレクトしてみた。
まあ、嗜好はバラバラでまるで統一感はないけれど。(仕事の資料は一応除外してます)

というわけで・・・


1位 「ガジュマルの家」(大島孝雄)

この本についてはこちらで書いたので、省略。


2位 「ポスト消費社会のゆくえ」(辻井喬・上野千鶴子)

堤清二と上野千鶴子がセゾングループの紆余曲折と日本の消費行動の変化について対談した本。
私は結婚まで西武線沿線に住んでいたし、ウディ・アレンの「おいしい生活。」など糸井コピーが一世風靡したころに社会人になり、全盛期の西武をお手本としてマーケティングを勉強し、銀座セゾン劇場のこけら落しを観て、「タラサ志摩」に数回行き・・・と、野球に無関心だった以外はある意味西武といっしょに社会人生活を送ってきたので、アルバムをひっくり返すような気持ちで読みました。

意外なエピソードも多くて、たとえば堤清二が西武百貨店の新米店長の頃、伊勢丹創業者の小菅丹治氏に教えを乞い、小菅さんが西武の売場を見て回ってチェックしたそうだ。昔の経営者はふところが深いですね。
まあ、その頃の伊勢丹は西武なんて歯牙にもかけなかったのかもしれないけど。

3位 「昭和天皇」(原武史)

いろいろな伝記があるが、最近でたこれは視点がとても新鮮だった。
これを読むと、天皇という仕事は実際かなり神職に近いということがわかる。
あと、実母の貞明皇后との複雑な母子関係がそこにからんでいることとか。母子の気持ちのすれ違いとか、反抗心とかは、宮中でもわれわれシモジモの者でもあまり大差ないような気がする。


4位 「あなたも今までの10倍速く本が読める」(ポール・R・シーリィ)

フォト・リーディングを学べる実用書。
さすがに10倍とまでは行かないけれど、ここ5年ほどは年間30冊読むか読まないかぐらいの量だったのが、今年はいっきにその倍くらいになったのだから、効果はあったのかも。特に取材の前に関連書籍にどさっと目を通す際には有効。
それにしても勝間和代さんが読むのは「月100~150冊」って、いったいどーなっとるんじゃ。と思います。

同類の書で、マイクロソフトの日本支社長だった成毛真さんが書いた「本は10冊同時に読め!」も参考にはなった。
が、この本はツッコミどころも満載で・・・ある意味おもしろすぎるのでいずれ紹介しようかと。


5位 「グレート・ギャツビー」(村上春樹・訳)

フィッツジェラルドのなんだかやりきれない顛末の小説だけど、もともと親戚(母のいとこ)の手による翻訳本がスタンダードといわれていたこともあり、村上春樹の新訳がどんな感じだか興味があって読んでみた。

文章のリズムはまるで現代のストーリのよう。それだけに「執事もいるような豪邸」とか、当時のアメ車が走ってる景色、とかの時代背景との間にちょっと違和感をおぼえた。別に身内びいきではない。身内のは読んでないので(笑)。



さて、来年は・・・
年が明けたら「悼む人」で天童荒太デビューしようかと思っている。
それと、わが家のツン読本棚はすでに満席なので、図書館をもっと活用するつもり。


あっは「私的今年の旅行地ベスト1」のバンコクです。これは夕暮れのバッポン通り。
私が行ったのは夏。もし先日の空港ストに直面していたら、二度といきたくない!と思っただろう。今もまだ混乱は続いているようだ。

ではでは皆様、よいお年をお迎えください。



★今年も読んでいただきまして、感謝。
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「ガジュマルの家」

2008年12月18日 | レビュー
こんな不思議な読後感の小説は初めてかもしれない。
大島孝雄「ガジュマルの家」(朝日新聞社)。

石垣島を舞台に500年間キジムナーとして生き、人に生まれ変わって18年生きている「ぼく」と、
「ぼく」がつかず離れず暮らしている安里屋のクヤマさんの一家が主人公。
完全にフィクションなのだが、琉球王国時代の「日本化」だの、米軍の上陸、マラリアの蔓延・・・
とホントの歴史上の事件が織り込まれている。

「石垣島」も「宮古島」も「波照間島」も、日本によって無理やりつけられた当て字で、
本当は「イシャナギ島」であり「メーク島」であり「パテローマ島」だったのだそうだ。

とにかく、すごくスピード感のある物語で、
それはそれはたくさんの人があっけなく亡くなる。
そして、亡くなった人がたくさん出てくる。
それがちっとも悲しくないのだ。

もちろん島の歴史に悲しい事件はたくさんあるが、
そうしたものはドライに描かれているし、全体通じて何となくオカシイ。
死者だってゾンビみたいな感じではなくて、墓の入り口が空いてたので何となく家に帰ってきてしまい、
家人と普通に会話して、帰れといわれて墓に帰ってく、みたいな。

沖縄をよく知らない人にとっては荒唐無稽な話なのだが、
石垣島という舞台では「それもあるかも。」と思えてしまう。
石垣島の歴史とか、ちょっと沖縄民謡をかじっている人とか、
安里屋のクヤマとか、野底マーペーの伝説とかを知っているとなお楽しめるかも。

(どんな伝説かってわたしに聞くのはやめた方が賢明です。
わたしのその手の知識は、その多くが思い込みと勘違いであることが最近判明しつつあるので(恥)。)

前半はちょっと時間の跳躍がわかりにくくて読みづらいが、
後半はどっぷりはまれる。
出張先の仙台でおひとりさまの牛タン後、
あまりにも面白くてホテルでいっきに読み通した。


【追記】
すでに1週間近くたってしまいましたが、12月13日(土)の読売新聞関西版朝刊
「日本癌治療学会」の市民公開講座の採録記事を書きました。
大阪方面にお住まいの方、ご高覧いただければ幸いです。

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痴漢

2008年09月23日 | レビュー

いや、ワタシが遭いました、という話ではありません。

アラフォーをとうに越し、もはやアラフィフなお年頃の私が、痴漢になど遭うわけがない!

 

と思っていたら、近頃はそうでもないらしい。
(別に遭いたいとは思わないけど。)

 

先日、NHKで「某大手銀行員が中目黒で痴漢の現行犯でつかまった」というニュースが。

あれ?と思ったのは、そこでわざわざ

「45歳の女性の下半身を触った疑いで」

と言ってたこと。

なんで被害者の年齢までニュースになるかなあ・・。(笑)

 

このニュースを見た人の感想は2派に分かれるだろう。

「そんなオバサン相手に・・・まあ酔狂な!」と思うか、

「45歳といってもまだまだイケてる女性に違いない!」と思うか。

 

私は同世代女性だから、もちろん後者。

しかしニュース原稿のライターは、どちらの意図をもって書いたのだろう。

被害者の女性には気の毒だけど、このニュースのツボはあきらかにそこにありました。

 

 

今日は某国立大学準教授が酔って意識を失った女子大生のズボンを脱がせたということで解職。

なんでも吐いたものがズボンについてたから脱がせてあげたのであって(親切??)、

「解釈の違い」だとおっしゃってるらしい。

あの~、放っておいてくださって結構ですのよ、ゲロついたズボンでもべつに困りませんので・・・。

 

 

それにしても。

どうしてガマンできないかなあ・・・。

長年、それなりに努力して、築きあげた社会的地位がこれだけのことでパー。

痴漢の快楽は、それにまさるものですか。

 

別に痴漢について書かれてるわけではないが、

精神科医の高橋龍太郎氏が書いた「あなたの心が壊れるとき」(扶桑社文庫)によれば、

本来、子供たちには癒されぬ衝動性が秘められているのだが、

それは進化論的に古い動物脳と新しい人間脳の葛藤とも考えられるし、

動物としての抑えきれないエネルギーの発露とも考えられるそうだ。

 

あくまで「子供」の話だが、大事なことは、

その「衝動性を徹底して封じ込めて初めて、大人として生まれかわることができる」

ということ。

 

痴漢の衝動を抑えられない人はそもそも「大人」でないので、

社会的地位にそぐう人ではなかった、ということね。

 

この本、精神の病が増える背景が腑におちる、

やわな書名の割にはなかなか読みごたえのある文庫本でした。

(あっ痴漢について書かれた本ではありません!)

 

 

写真は、この土日のクラリネットアンサンブル合宿の練習風景。

初日に約7時間、2日目は3時間吹きっぱなしで、こちらもヘロヘロだったが、

宿のスリッパがこれまたヘロヘロで、Y先生が脱ぎたくなる気持ちもわかります。

 

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音楽療法

2008年04月29日 | レビュー

最近、音楽療法についての原稿仕事があって、取材相手の著書を編集者Hさんが送ってくれた。

高橋多喜子・著「補完・代替医療 音楽療法」(金芳堂)

現在大学で教鞭をとっておられる著者が、教科書として書いた本だそうだが、80ページ足らずの薄い本で(このポイントは高い)、一気に読んだ。

個人的にもクラリネットアンサンブルのグループに属して18年目、沖縄三線を習いはじめて4年(ただしどちらもぼちぼちやっているため、年数から受けるイメージほど上達はしていません)と、ずっと音楽のある生活をしていたので、そもそも興味のある分野でもあったし、三線教室の姉弟子であり、一説にKY仲間といわれているHちゃんが、この春から音楽療法士として障害児の施設で活動をはじめた経緯もあり、音楽療法にはちょっと親しみがあった(と言うわりには何をするのか知らなかったのだが)。

著者は医学博士であるが、国立音大卒である。長く精神科病院や介護施設で活動してきた方なので、この本もコンパクトながら、具体例がとても多いし、がっちり気持ちの入った本である。

とにかく、教科書というには面白すぎるのである。
というか、いちいち自分のことに置き換えて読んでしまう。

音楽療法は、認知症の高齢者のケアで用いられることが最も多い。

重度の認知症の人であっても、昔好きだった歌、よく歌った歌、思い出のある歌は旋律が流れるや否や歌詞が自然に出てきて、その歌を最後まで歌えることが多い。
そして瞬時にその当時の記憶や感情が甦ってくるのである。
音楽は身近にあって、簡便にQOLを向上させることのできる道具であることを実感する。(「はじめに」より)

もしもわたしが将来認知症になったら(今でも相当あぶないが)、「でんさー節」だけは歌えるかもしれない。
そのとき瞬時にいや~な記憶や感情が甦ってこないように、今年の沖縄民謡コンクールはどうにか合格したいものである。(昨年は涙をのんで不合格、今年6月末にリベンジ予定です)

音楽療法を行なうのに適した時間は、

いつから始めても構わないが、あまり早朝だと発声が困難なこともある。
したがって午後一番から始めて、セッション後に「おやつ」というのが妥当であろう。

これはまるで所属の三線教室の実況中継?ではないか。

最近は、演奏中の生理的な変化をとらえたエビデンスが出てきている由。

NK細胞が増加したセッションでは、だんだん曲のテンポが速くなっていたことが記述されている。では、対象者のNK細胞の増加をめざして、自分のセッションでも曲をaccelerando(だんだん速く)していこうかと考えること、これがEBMである。

そういえばわたしは三線でもクラリネットでもやたらだんだんテンポが上がっていってしまうくせがあるらしいのだが(自覚なし)、本能的にNK細胞を高めていたのだろう。(嘘)

精神科病棟での音楽療法についても書かれている。

選曲はメンバー全員で自主的に行なうようにしてもらっているが、なかなか曲が決まらないことが多く、もめにもめることもある。

先日、10月に開く予定のクラリネットアンサンブルコンサートの企画打合せをしたのだが、2時間弱のコンサートの選曲に3時間くらいかかった!
9月に横浜の関内ホールで開催する三線道場の発表会の演目決めもそろそろ準備しなくてはならないのだが、これまたなかなか決まりそうにない予感・・。

まあ、精神病棟であろうがなかろうが、こういうものは「全員で自主的に」やりはじめたらまちがいなく決まらないです、ハイ。

ところで音楽療法は、歌だけでなく、ベルや打楽器を使ったりするのだが、

和太鼓は人気の楽器で、歌は歌わないが、和太鼓なら叩くという男性もいる。

おお。これはワタシのことだ!
このGWは半年ぶりに那覇にいき、同門の三線教室の発表会で太鼓伴奏を手伝わせてもらうことになっている
なぜかわからないが太鼓をたたけるのはウキウキで、こんな楽しいことはそうそうあるものではなく、ちょっとやそっとの更年期障害なら吹っ飛ぶに違いない!(予想です。)とさえ思える。ホント、楽しいですよ。

 

ともあれ、音楽が人のQOLを高めるというのであれば、私はまちがいなくその恩恵を受けているなあ、としみじみ思う読書だった。取材ももちろん、楽しかった。

写真は、大阪・梅田の沖縄民謡酒場「島唄ライブ琉球」の天才少女(6歳)。
伊是名島出身のオーナーのお孫さんだが、小さい手で早弾きしちゃうのだ。

 

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誤字脱字

2008年03月31日 | レビュー

写真は某所で見かけた事務所。
ものすごく近代的なお店をつくってくれそうな会社だ!!
ちなみに電話番号はTLEと書かれていた。
誰か教えてやれよ・・・。

こういう誤字は笑えるのだが、最近の本の誤植の多さには食傷気味。
最近読んでいる限りでは、誤植が全くない本か、ものすごくある本に分かれる気がする。
ひとつでもある本は、かみまくりの新人アナウンサーのごとく、大量に見つかります。

最近話題になったWebビジネス関係の新書はすごかった。

「ログイン中に聴くいた曲のプレイリスト」
「ついつい聴くきそびれてしまう」

この著者のパソコンは、いちど「聴く」と入力しなければ「聴」の字が出てこないのだなきっと(笑)
内容はとても面白いのだが、こんなおそまつな誤植があると、説得力は半減デス。

ある医薬品開発に関する本もすごかった。こちらはハードカバー。
さっきまで酵素「ペクチナーゼ」が製造されていたはずの工場で、ところどころ「ペプチナーゼ」が製造され、おそろしいことに、「酵素」は、ときどき「酸素」に変身していた。
化学の書籍で、こんなことをされてはかなわない。ややこしいったらない。

おそらく、本の書き手は皆、パソコンで書いているのだろうが・・・

プロの校正者はちゃんと介在しているのでしょうか???

もちろん、きちんとプロとしての仕事をされている校正者はいまでもいるのだろうが、
こう誤植が多いと、出版点数が多すぎて、粗製乱造??と疑われてもしかたない。

そうかと思えば、著者の領域まで侵食してくる校正者に怒っている作家もいる。
私の愛してやまないよしもとばなな女史の日記「愛しの陽子さん」にはこんな記述が。以下、引用:

ここ数年、校正の人がものすごいクリエイティビティを発揮したがることが多くなってきた。
「じゃああなたが全部書きなさいよ」と思うような文章の直しがたくさんしてある。
これでは、この人、人の作品に自分の足跡を残したいのでは?とかんぐられてもしかたがない。私はたいてい丁寧に怒ってすごい手間をかけて文句を書き、つきかえすことにしている。

当然です(怒)
これはもう、校正の仕事の領域を明らかに超えている。

もうひとつ、今日きたメルマガに載ってたこの文章も面白かったので、誤字つながりということでこっそり転載:

先日、高齢の母から父のことでメールが来た。
「高血統ですが、毎日出来る抱け頑張ってます、ちゃんと血圧も墓っています、
ただ朝の血圧が他界」。
元気なのか危ないのか心配になった。 

 

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ノンフィクション派がはまる番組

2007年11月08日 | レビュー

もともと、私、あまりTVドラマは見ない方です。
そもそもスケジュールが不規則なので、毎回同じ時間にテレビの前にいるということ自体がむずかしく、
ようやく見始めても、そのうち筋がわからなくなり多くはフェードアウトしてしまう。
今までの人生○十年ではまったドラマといえば、数えるほどしかない。
それも、言えば「古っ!」と時代がバレてしまうので、ここでは明かしません。
(聞きたい方には個別に話します。)

ついでに、最近は小説もほとんど読んでいない。
ノンフィクションがあまりにも面白過ぎて。読むべきものが多すぎて。
で、小説まで手が回らないのですな。

取材をしていると、まさに真実は小説より奇なり」って場面に出会うことが多いからかもしれない。

息子さんが跡を継ぎ、一見、幸せいっぱいの地方の開業医さんのご家庭。
両親は大満足だが、呼び戻された息子のほうは研究生活を絶たれ、不満でいっぱいだったりする。
そうかと思えば、地方で財を成した(たいてい財をなすのだが)ご高齢の医師に、自分の人生の来し方を振り返ってどうですかと伺うと、

「親に言われていやいやなっただけ。今でも医者はキライ。後悔している」

などと言われた日には、

そう来たか~~~~~~!

と、思ったことであったよ(なぜか古文の現代語訳調)。
いやはや、
隣の芝生は青く見えるものだ。

そんなこともあって、いまのところ、ノンフィクションのほうが全然おもしろい、とも思っている。
まあ私の場合はたいてい、ネガティブな真実と出会うのだけど・・・。

NHKの「夜は胸きゅん」って番組、知ってますか。
火曜日の夜、夜10:45からやっている、15分番組である。
火曜は隔週で、趣味でやっているクラリネットアンサンブルの練習があるので、毎回は見られないのだが(関係者向け言い訳(汗))、これがなんとなく癒される番組なのだ。

一般の視聴者から応募された「ちょっといい話」をドラマ化しているのだが、
ふつーに感動できる感じが心地いい。
民放のドラマにありがちな、盛り上げを狙った無理やりな展開がないので、素直に見られる。
出演者も、いまをときめく女優さんたち・・・ではなくて、ちょっと普通の人っぽいのがいい。

どういうわけか、最後に投稿した本人が映像で紹介されるところが、一番気に入っている。
本当にフツーの人なのです(当たり前だが)。

きらびやかな芸能界にいる作家ではない、地方で地に足をつけて生きている無名の人々が、皆、それぞれ素敵なエピソードを持っていることに気づかされて、なんとなく感動してしまう。
民放の話題性ありきの番組では得られない感動だ。
こういう番組は、ぜひ続けてくださいね、NHKさん。
あと、ついでに「ラジオ深夜便」もね。

司会は錦織一清さん。
おお、かつての少年隊のニッキも、おでこにシワが寄る年になったか・・・と別の意味でも“胸きゅん”なのです。

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「ビッグイシュー日本版」

2007年10月21日 | レビュー

ホームレスが駅前で売っている雑誌がある、と聞いていたのだが、
昨日、JRの目白駅前で販売しているところを見かけ「販売者です」というタスキ?をかけたホームレスのおじさんから、雑誌「
ビッグイシュー日本版」を買ってみた。

1冊300円。
うち、160円が販売する人の手元に入るしくみです。
1日20冊売れば、野宿を免れ、「ドヤ」と呼ばれる安宿に泊れるのだそうだ。

制作費としては140円で賄うわけで、となると、ライターもカメラマンもほぼボランティアのような状況でやっているのではないかと。いやはや頭が下がる。

しかも、雑誌は社会的なテーマで結構面白い。

自分では働く気がなくて、人にすがって生きたい人には結構冷たいワタシですが、
ちゃんと働いて自立したい人をターゲットにして支援するのは、良い仕組みだと思う。
実際、600数名いた販売登録者のうち、1割弱が自立したとのこと。素晴しい。

数年前、ドヤ街と呼ばれる街を、取材したことがある。
ホームレスを専門に診療を行う診療所の取材だった。
シラミやらケンカの怪我やらは日常茶飯事。
そこにあるもっと大きい問題は「結核」だった。
野宿生活が続けば、体力の低下から感染症がはびこってしまう。

最近、ネットカフェで結核の集団感染が起ったというニュースもあった。
それも川崎という身近な場所。友人たちが利用しないとも限らない。

これから寒さに向かう。ひとりでも多くのホームレスが自立し、野宿生活から解放されることを願うばかり。

300円支払うと、ホームレスのおじさんは、大声で「ありがとうございます!」というと、
深々と、90度に腰をまげてほとんど最敬礼。
商売の原点を見る思いがした。

 

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少子化の理由。

2006年06月28日 | レビュー

時おり、新聞で
「育児支援策で少子化が改善」
とか
「夫がもっと育児参加すれば、子どもを産みやすくなる」
といった記事を見かける。

なんかズレてると思う。
それで「助かる」お母さんはいても、「産む気になる」女性なんているの?

定量調査(=いわゆるアンケート)の限界、であろう。
「国が育児支援してくれたらいいと思う」
「夫がもっと育児に参加してくれるとよい」
そりゃ、誰でも○をつけますよ。
でも、そこに「産まない理由」の本質はないような気がする。

テレビのニュース番組で
「出産の費用が30万円もかかるのでは、2人目を産むのは躊躇しちゃいますねえ」
と語る主婦が出ていたが、それを補助したところでいったいどれくらいの人が産む気になるんだろう。

子ども1人成人させるのに1000万円以上かかる、と言われる時代だ。
想定外のできちゃった婚は別として、そもそも30万円程度の一時出費ができる程度の経済力なくして、そろそろ子どもを持ちたいね♪なんて考えるものだろうか。

で、前から気になっていた本「子どもが減って何が悪いか!」(赤川学・著、ちくま新書)と、最近出版された、出産専門ジャーナリスト河合蘭さんの「未妊~『産む』と決められない」を読んだ。

前者「子どもが減って~」は、さまざまなデータをレビューして

要は、結婚しない男女が増えたこと自体の方が原因なのよ。
男女同権問題とごっちゃにしないでチョーダイ。
夫の育児参加は、それはそれで意義あることだしやればいい。けど、それだけで産む人が増えるってことはないわね。
っていうか、国のために「産めよ殖やせよ」なんてキャンペーンを張るほうがナンセンスで、少子化時代なりの制度設計に変更すればいいんでない?

ということを言ってくれてるのであります。
(ややオカマ言葉になってしまったが著者は別にオカマではない。)
社会学者の本なので、
ちょっと理屈っぽくて読みづらい面もあるが、総じていえばかゆい所をかいてもらったという感じだった。

後者「未妊~」は目からウロコだったが、また次回に。
今週末から私用で1週間ほど沖縄本島&石垣島に行ってきますので、帰ってからになりますが・・・。

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不妊治療と放射能汚染と。

2006年03月12日 | レビュー

ダニエル・キースの最新作「タッチ」を読んだ。

結婚4年目、不妊に悩む夫婦。
不妊治療のストレスで、二人の関係は最初からぎくしゃくしている。(ありがち!)
そこへ、降ってわいた災難。
夫の勤める自動車会社の研究施設から、放射線がもれ、技師の車で毎日通勤していた夫は「放射線ちり」を自宅に、妻に、そして市内のいたるところに撒き散らしてしまう。

ことが明らかになるにつれ、嫌がらせの電話や投石が続き、半狂乱になりそうな日々。
被害者なのに、いつのまにか加害者にされている妻と自分。
会社はことなかれ主義で、穏便に示談ですませようとするが、その額はあまりにも小さい。
もはや、周りの誰もが敵。
自分もまた、災難をもたらした技師に対し、やり場のない怒りをぶつけてしまう。

そんな最悪の状況で、奇跡的に妻の妊娠が判明。
躊躇なく「産もう」と決心する妻。
ここでもまた夫婦の間には温度差がうまれ、ぎくしゃくは絶高潮になるのだ。

そして、結末は・・・・書きません!もちろん。

新刊かと思って読んだら、なんと原書は1968年刊。
なぜかわからないが、初版時は翻訳されなかったらしい。
ダニエル・キイスがこの小説を2003年に改訂して、あらためて世に出したのは

「放射能汚染の危険が、事故や、廃棄された医療用、産業用機器の盗難、放射性廃棄物の不適切な処分などによって、今日、ますます増大しているから」

だそうだ。

放射性廃棄物というと、つい原発施設を思いうかべてしまうが、
実際は、企業や研究施設、病院など多くの施設で扱われている。
そしてずさんな管理による「紛失」は頻繁に起こっているらしい。

ところで、最近人気の放射線診断機器PETについても、当然放射性廃棄物が出る。
2年前にこの廃棄方法の規制が緩和されたが、ホントに緩和しちゃってよかったのか?
素人目には疑問が残る。
皆さんはこのことをご存知でしたか?
少なくとも、この緩和に便乗して放射線管理の「ずさん化」が進まないように願うばかりだ。

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若年性アルツハイマー病

2005年10月31日 | レビュー

荻原浩・著「明日の記憶」。

いやぁ~、こわい本でした。
久々に小説の面白さにどっぷりつかった、なんて言葉では表現できないようなショッ

ハードカバーなのに、3晩で読み終えてしまった。
ただでさえ仕事が忙しかったのに、かな~り睡眠不足。。

で、この本ですが。
広告代理店勤務の50歳の営業部長が、
若年性アルツハイマー病にかかり、その進行を「本人の眼から」描いたもの
私が知る限りでは、ここで書かれている病態は医学的にも正確だと思う。
著者は私より6つ上の方だが、身近にいたのかしら、患者さん。

会議中に、代名詞ばかりで固有名詞がでてこない・・・。

物語はそこからスタートするのだが、
これって・・・よくあるんだけど。結構ビビる。

社内の会議を忘れ、得意先とのアポイントを忘れ、うつ病ではないかと疑って精神科
そこで「若年性アルツハイマー病の初期症状」と診断される。

娘の結婚を目前に控えた主人公は、自分の病気を会社にはひた隠しにする。
欠けて行く短期記憶を誰にもさとられないように、誰が何を言ったか、速記録のようなメモをとり、
背広のポケットに紙の切れ端をぎっしり詰め込む

この病気をもちながら、会社生活とどう折り合いをつけていくか
そのあたりがとても興味深かった。
そういえば、私の知人にも、定年で退職したあとに発病して、毎日出社してしまうおじさんがいたっけ
あげく、自分が担当していた得意先にまで毎日顔をだしていた。

最近、「そうだっけ?」が多い私にとっては、他人事と思えない。
夢中になって読んだのは、おそらく不安の裏返し
(今のところ支障はないはずだが・・・、ひょっとしたら支障にすら気づかないだけかも。。


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写真家・齋藤亮一さんのこと。

2005年05月30日 | レビュー
写真家の齋藤亮一さん。
今、書いている医師のドキュメンタリーの仕事をこの3年間一緒にやって下さっている。
どこの取材にいくにも野球帽とリュック+マスク(花粉症のため)で現れ、空港で怪しまれてさんざん検査されている。

齋藤さんの撮るモノクロの写真がなんとも素晴らしい。
取材が終わり、現像後の写真を拝見するたびにいつも絶句してしまう。

老医師たちのシワひとつ、笑顔ひとつ、視線ひとつに、その人の生きざまが写っている。
現場で感じたとおりの人柄が、見事にとらえられている。
言葉にできないが、同じものを見た、という感動。

カメラって、写真家の感動を伝える媒体なのだと改めて感じた。

齋藤さんは、アジア各地を歩いては名もない町の人々の生活を撮り、何冊も写真集を出しておられる。
このほど、最新刊「フンザへ」の刊行とともに、写真展が同時に東京の2箇所でひらかれる。
青山・スパイラルと銀座の秀友画廊で、どちらも6月6日(月)から。

フンザはパキスタン北部の山岳地帯。
ポスターにはこれまで見たこともない美しいパキスタンがあった。
個展でどのように絶句させてくれるのか、いまから楽しみだ。

皆さんにもこの機会にぜひお出かけください。
ぜったいおすすめです。
くわしくは↓↓↓
美しい写真も出てるから。

●齋藤亮一さんのホームページ
http://www002.upp.so-net.ne.jp/saitoryoichi/ 

貧乳はツライよ

2005年05月18日 | レビュー
乳がん検査。
今後、40歳以上にはマンモグラフィーが標準になるようだ。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/life/li461401.htm

マンモグラフィーとは、乳房を上下からバフン、とはさんで平たくしてⅩ線撮影する検査である。
貧乳の場合、どうするのか。
はさむモノがないではないか。うぅぅ。
未経験者ながら、どう考えても痛そーだぞ、と思ってはいた。

ところが東京メトロの産業医・鷲崎誠先生の「健康診断・人間ドック『気になる』疑問」(角川ONEテーマ21)によると、それだけじゃすまないらしい。

「(検査精度の)確実性を上げるには、ある程度の胸の大きさが必要である」

なんと。貧乳だとがんも見つかりにくいのかー。
昔から損だとは思っていたが、貧乳とはここまで不利なものなのですねえ(笑)

今週末は恒例の人間ドックに入る予定だが、わたしのドックにはまだマンモグラフィーがない。
今のところ乳がん検査はねちねち撫で回される触診だけだ。
痛くはないけど、別の意味でちょっと不快。担当医によってはかなり不快。
もっとも、検査する医師だって「こっちだって好きでやってんじゃねえや」と思っているに決まっている(笑)
お互い不幸な検査ですな。

海馬は育つ!

2005年04月28日 | レビュー
先週、神戸から帰る新幹線のなかで読んだ本。

池谷裕二・糸井重里著の「海馬」(朝日出版社)。

池谷氏は東大薬学部助手。脳、特に「海馬」の研究をしている30代の研究者だ。本は全編、二人の対談で進んでいく。

爽快な本だった。
会話のテンポ感、展開の妙。
最近の新刊というわけではないが(2002刊)、初めて読んであんまり面白かったので、目ウロコ箇所を挙げてみる。

●「言ってしまったことが未来を決める」

牛の絵をみて、「これは牛だ」と決め付けてしまうと、脳はもう牛以外のものに見ようとしなくなってしまう。脳はもともと決め付けたがり、安定化したがるものだそう。「俺はバカだから」なんて演歌のようなことを言ってると、全ての可能性が断ち切られる。いい意味でも悪い意味でも「言葉は呪い」になる。
(これってポジティブシンキングってことだと思う。)

●やる気がなくても、やり始めてみるしかない。

脳のやる気を生み出す「側坐核」という部位は、ある程度刺激を与えないと活動してくれない。
やる気がないなぁ、と思っても、一度やり始めると「やっているうちに側坐核はだんだん自己興奮してきて集中力が高まって気分がのってくる」。
(「一度やり始める」スイッチさえなかなか入らないのはどうしたらいいのか(笑))

●旅は海馬を育てる。

海馬は記憶を作るところ(保存するところは別)。海馬にとって一番刺激のあるものは空間の情報なので、旅をすればするほど海馬に刺激を与えられる。「ずっと病院で天井を見ているような生活」が一番海馬を衰えさせるのだそうだ。

明日からGW。たっぷり海馬を育てて下さい。
私は4月の全国取材旅行でたっぷり育てた(はず)なので、GWは寝て過ごします。

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