蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

蛾遊庵山人ー山家の拙句ー

2006-04-02 00:01:47 | フォート・拙句(俳句)
 4月1日(土) 晴れ。暖、朝、薄っすらとだった雑木林の緑が、夕方はだいぶ濃さを増した。



今年も、庭先の小薮にたらの芽がかおを出した。もう少しだ、天麩羅には…と、思う。

   「 庭先に たらの芽を摘む 山家かな 」
  
   「 摘まれても また一年の 芽吹きかな 」 
 
   「 山住の 身となりて知る たらの芽や 」
 


 そして、ふと足元を見たら菫が咲いていた。

   「 訪う人の 無き山家にも 咲く菫 」

   「 踏まれずや 径(こみち)の菫 春を告ぐ 」



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