証券会社の店頭では有意義な話などできない
先日、大和支店でリタイヤメントプランニングサービス「これかラライフ」というのの話をしてきたのですが、
証券会社の営業君と話していても、面白い有意義な内容や、新たな視点や気付きがえられるようなことはほとんどありませんでした。
事前にこちらから自分のポートフォリオ分析をした資料を送付していたこともあって、
営業くんは
「大変、しっかりした資料で・・・・。申し訳ないですが、伏見さん(仮)には、お話させてもらうことはありません。」
ということで、ここから発展的な話に進むことはほとんどなかったのです。
これは、私自身が既にこれまでに、それなりにいろんな売買や運用を経験してきたからそうなのだろうとは思います。
また、分散投資、アセットアロケーションの考え方についても一定の理解ができているから、こうだったのだろうとも思います。
それにしても、あらかじめこちらは自分のボートフォリオ分析を示しているのですから、
それに対して、例えば、現金と国内社債の割合が高いので、それをどう組み替える、例えば、先進国株式や新興国株式、海外リート
などをこういう割合で組み入れると、リクスはこの程度増大するが、期待される運用利回りはこの程度向上する可能性がある
といった、簡易な分析や提案はできそうなものです。
それをしない、示さないというのは、そもそもこのサービスがそういうことが目的ではない、
つまりは、これまで資産運用の経験のあまりない人を、ファンドラップ等、証券会社が買わせたい商品、それは多くは高コストで
投資家にとつては不利な商品、に誘導するための入り口のための方策、手段にすぎないということを示しています。
営業くんの仕事の中心は、手持ちの売りたい商品の中で、何を売ることができるかということを考えることが主体で、
顧客の立場に立った運用を考えること、それは証券会社とは利益相反に近い関係になることもある、ではないからです。
別にそれ自体は、いわば自明のことであり批判する意味はないですが、
率直に言って、もう少し、自分の言葉で語れる専門的な力量を高めてほしいなという気がします。
まあ、このサービス利用により、手数料なしでの資金移動だけで6000ポイント入りますので、そういう意味でこちら側にとっての意義は
ありましたし、現在の私程度の投資家に提供できるサービスの水準を理解するという意味もありました。