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妻を看取る日 国立がんセンター名誉総長の喪失と再生の記録

2014-01-13 10:36:54 | 映画テレビメディア
妻を看取る日 国立がんセンター名誉総長の喪失と再生の記録
クリエーター情報なし
新潮社


 図書館本。

 タイトルどおりで、国立がんセンターの病院長、名誉総長であるドクターの著者、つまりは癌の専門家であるドクターが、自分の妻を癌でなくすまでの闘病記、そして、その後の喪失と再生の記録。

 ドクターの奥さんは年齢が一回り上で離婚経験者。で、もともとは患者さんでした。
 大反対の中、半ば「駆け落ち」のようにして結婚したのだけど、とにかく素敵な奥さんだったことがいっぱい書かれてます。子どもさんはなかったので、夫婦ふたりでの暮らしをとても大事にされてきた。といっても、定年退職されるまではドクターはとにかく仕事、仕事の日々だったみたいですが・・・。

 基本、この本は長い一冊のラブレターみたいなものです。

 また、科学的知見を重んじる専門家のドクターが、奥さんが亡くなった後には、旅先で出会った蝶や鳥に「妻」を感じるところなどが、なんとも・・・・。

 さて、私はどういうふうに死んでいくのか、あるいは生きていくのか・・・。

 少なくとも、自分の母と同じぐらいには「立派」に死にたいとは思っているのですが・・・。
 これはまたいつか、まとめて書いておこうかと思います。
コメント
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