旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

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好調、富士重工

2012-11-01 23:19:15 | 株式投資・資産運用
好調、富士重工

富士重工の株価が堅調で、年初来高値を更新しています。

下記に第二四半期の業績の概要が載っていますが、つまりは車の台数も売上も伸びている、というか過去最高になっています。
増配です。
 
2012/10/30富士重工業 2013年3月期 第2四半期連結業績の概要(PDF/91.8KB) 


米国での販売は過去最高を更新中。新型インプレッサが好調。
今後はすぐにフォレスターの新型が控えています。
中国での販売は下方修正ですが、現時点では結果的に中国に本格進出できなかったことも幸いしたか。

私自身、レガシーやインプレッサは乗ってみたいなと思います。

基本的に車に独自のキャラクターがあり、ブランドイメージも確立してきていると思います。
水平対向エンジンを市販車に積んでいるメーカーは他にないのでは?。

トヨタの資本参加もいい方に働いている感じです。BRZみたいな車があるのもいいと思います。

軽から撤退(自社生産をやめた)したのも、経営資源集中という点ではよかったのかな。
OEMで一応ブランドは残ってますけど。

次は、インプレッサとレガシーのハイブリット車あたりでしょうか、インパクトがありそうなのは。

株式投資の方は業績がいいからといって利益が出るとは限りません。基本、「オリコミズミ」というやつね。
為替がさらに円安にふれたり、米国市場が堅調だったりすれば、さらに上昇はすると思いますが。

残り株数は少なくなってますが、とりあえず順次売り上がりの予定です。

2000年にサイトに書いていたコメントが以下です。12年たってますが、基本的には見方はほとんど変わっていません。
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7580 富士重工業


00/10/22 追加
 野村の週報に銘柄研究としてとりあげられていました。野村は最近、レーティングをあげていたはずです。
内容は目先は円高などで減益だが、GMとの提携、中期経営計画などを評価して、成長性を考慮すると株価は割安との判断。
自動車セクターについてはこことトヨタをあげていたはずで、この見方は私と似たようなものです。
 自動車セクターでは三菱はリコール隠しなどで下げ、マツダはユーロ高が直撃(現地生産開始とか)。日産は時々急反発したりします。
 「自動車会社は車を見る」が私の基本スタンスですので、富士重工、トヨタ、ホンダの順で私は評価。
 日産は合理化効果で確かに利益的には回復傾向かもしれないが、車とそのイメージがどうにも・・・。新しいSUVを出すようだけど、えーと、車名はと・・。忘れた・・。アベニールの中で特別なバージョンの車を出すみたいだけど、名前はと・・・。出てこない。ブルーバードはそこそこなようですが、そこそこ以上ではない。うーん、どうにも車の名前とそのイメージがしっかりしていないというか、ぼやけまくり。スカイラインGT-Rぐらいのもの。これではちょっと買いたいと思えない。
 三菱とマツダでは後者の方がましだが、売れる車で「いい車」と思えるものがない・・・。
 ということで、下げてきた富士重工の伏見レーティングはAです。

GM増資と日産持ち株売却などの懸念
 富士重工業はいうまでもなくスバルの富士重工、レガシーの富士重工です。それ以外の航空機とか産業機器の分野もありますが、自動車は売り上げ比では85%程度を占めており、基本的に自動車会社であるととらえていいでしょう。スバルもえらくしんどい時期がありまして、その時に救済する側の立場にあったのが日産です。時は流れて、今は富士重工はレガシーを中心とした独自性のある車で「山椒は小粒で」的評価(どんな評価じゃーい)を確立しているように見えるのに対して、日産は私の地元の宇治市の日産車体の工場も閉鎖が決まるなど(地域経済への影響はでかい・・)非常に厳しい状態で、まだ明るさが見えたとは言い難いです。
 さて、富士重工の筆頭株主が日産となっているのは上記のようなことからですが、日産にとって富士重工株は有力な資産の一つとなっており、再建に向けてこの資産の売却を行っていくということですね。市場でこの持ち株が売られるとなると、当然、売り圧力となります。日産としては高く売却したいのは当然ですが、大量に売却すれば株価が下がり、売却により調達できる資金が少なくなり、資産価値も減少することになります。
 また、富士重工は、かなり時間をかけて検討したような感じがしますが、GMと提携しました、国内ではスズキと提携ですね。GMに対しては株式の第三者割り当て増資を実施、スズキとは株式の持ち合いという形になるのだったかな。
 発行株式数が大量に増えれば一株利益は薄まり、一株の価値は減少します。こうした点は株価には懸念材料となります。
 GMの株式の一部は日産の持ち株が当てられる可能性もあり、となると、市場での売却懸念とか株式数の増大という懸念が一定少なくなるという理解でいいのでしょうかね。

GM、スズキとの提携、商品開発力の集中
 上記の提携は富士重工にとっては、基本的にプラスになると思います。グローバル化の中で富士重工が単独で生き残っていくということは規模の面から見ても考えにくいところです。独自性のあるキャラクターの明確な車を、経営資源を集中しながら出していくことで世界的に評価されるメーカーという方向をめざすべきでしょう。そのためにはトヨタみたいに自力、あるいは自社を中心としたグループで「なんでもあり」(ヤマハにも出資だそうですね)というわけには当然いきませんし、そうする意味がない。
 国内的には軽はスズキとの提携でかなりの合理化なり商品開発面でのアドバンスが得られると思います。現在のスバルの軽(プレオ)も別に悪いとも思わないですけど。中田が宣伝してるやつね。でも、中田は軽には乗らないぞ(^_^;)。技術的にはスバルの軽はECVTという無段階変速機を使っていると思いますが、これはなかなかよいものだと思います。小排気量に合っているようだし。
 ということで、スバルはなにをすればいいかというと、4WD、レガシーを中心とした車などの技術を熟成させ、独自性のある車を出し続けていくこと、そのための商品開発を集中的に続けていくことが大切だと思います。

「日本にはレガシーがある」
 スバルの現在の主力車はレガシーワゴンです。ワゴン車を買おうという人ならば、まあ、検討の対象には必ず入ってくる車でしょう。世界的にも評価は高いはずです。イメージとしてですが、小手先でなく車としての基本がしっかりしているという感じがします。スポーティーなイメージも強く、実際、かなりのホットバージョンもあります。レガシーワゴンだけで、かなり広いラインナップとなっており、「お買い得」的なものから実用性重視のもの、RV色の強いもの、ホットバージョンと多様です。
 逆に私が現在乗っているカペラなどは「安いし、結構便利でっせー。」的お気楽ワゴン的なところがあります。わかっていて乗る分には便利で特に支障は感じはしませんけどね。
 レガシーの広告コピーは「日本にはレガシーがある」です。随分と大上段に振りかぶった自信たっぷりのコピーですが、なかなかいいコピーだと思います。
 技術的に4WDは今は別に普通になってしまいましたが、エンジンの水平対抗という形は市販車ではスバルぐらいでしょう。実用燃費がよくないと言われていましたが、今は改善はされているのかな、多少は。このエンジンは4気筒が2つずつ左右対称に並ぶ形となり、ピストンの動きがボクサーが向き合って打ち合う形に似ていることからかボクサーと言われますね。これは独自性はあります。
 当面、変わったことはしなくていいです。しっかりしっかりと、大事に熟成させてほしい車ですね。私も次回はレガシーワゴンのホットバージョンを狙っています。

ラインナップの強化
 さて、スバルの現在のラインナップですが、バスなどを除くと、下から、プレオ、インプレッサ、フォレスター、レガシー(セダン、ワゴン)という形になります。
 これは私としてはかなり好きというか、いいと思っています。なにがいいかというと、それぞれ車のイメージが拡散していないところがいいと思います。日産とかマツダとかはなんかイメージ拡散というかバラバラっていう感じがしますけど。マツダは「安くて便利でそこそこ走る車、ありまっせー」的イメージが共通しているといえばそうなんですが、これはあまりよくない・・・。
 スバルはまた、軽以外ではスポーティーなイメージを大切にしていて、いずれも相当のホットバージョンを用意しています。ただ、インプレッサは今では商品としてのアピール力は弱い感じがしますが・・。しかし、レガシーより上のクラスがないんですね。試作車みたいなのはあったようですが、発売になっていません。ワンボックス系のスバルらしいRVがほしいところです。また、中・長期的にはハイブリットやEV、燃料電池関係などもGM系世界戦略の中で取り組んでいってほしいものです。

ラリー(WRC)
 スバルはF1は関係ないですけど、ラリーのWRCにはインプレッサでずっと参戦を続けていますし、成績もいいですね。自社の車のイメージに合った部分ですし、お金もかかるでしょうけど、これは続けてほしいものです。

車屋は車を見よ
 株式投資ですから、需給とか信用残がどうしたとか短期では色々と考えた方がいいのでしょうが、中・長期でじっくり、のんびりと投資するのであれば「自動車会社は自動車を見る。」のが基本だと思います。
 一般に株式投資の銘柄選択で重視される視点は成長性だと思います。これに加えて独自性という視点もあるでしょう。富士重工はとりわけ後者の部分で見所があると思っていますし、そうであり続けてほしいと思います。
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カレンダーの戦い

2012-11-01 22:40:08 | 懸賞
カレンダーの戦い

懸賞応募の方はこのところほとんなどお休みですが、とりあえずカレンダーの戦いには参戦。

今日は以下のところを応募。ほとんど毎年実施される「定番」系です。
写真がきれいなところが多いです。

さて、結果はどうかな・・・。

ダイキン
日清紡
クラレ
富士重工
信越化学
第一生命
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