旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

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官能仏教

2011-11-18 20:16:49 | 映画テレビメディア
官能仏教
愛川 純子,平久 りえ
角川グループパブリッシング


 図書館にあったので借りたのですが、これは意外と面白かったです。

 仏像や仏典などの中で男女、だけではないけど、の性愛に関わるような内容について、著者独自の解釈も含めて書かれている内容。

 真面目なんだけど、文体が軽くて、難しすぎることはないです。

 で、この本の監修者が奈良国立博物館の学芸部長さんだったりするのがまた面白いです。
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リリイ・シュシュのすべて

2011-11-18 18:31:12 | 映画テレビメディア
リリイ・シュシュのすべて 通常版 [DVD]
クリエーター情報なし
ビクターエンタテインメント


リリイ・シュシュのすべて


 岩井俊二監督の「傑作」。好きな人は好き、嫌いな人は非常に嫌いな作品かと。

 2001年に公開されており、市原隼人 蒼井優らも、さすがに若く幼く感じる。

 なんの話かと問われると困る。地方都市の中学生の姿を描いた作品といえばそうなのだが、
ラブロマンスっぽいような内容ではなくて、中学生たちのいじめ、恐喝、万引き、援助交際、レイプ、殺人、自殺など、ある意味「凄惨」な場面が頻出。

 見終わった後は、なんともいえぬ不快感がまとわりついたりする。映像がそれぞれ美しいだけに、そのえもいわれぬ不快感はより高まったりする。

以前に書いたコメントは以下。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
岩井監督の最新作がビデオで出ていました。ファンとしては見るしかありません。しかし、ファンというところを割り引いてみても、この作品はなんでしょうか・・・。

 見終わったあとの、真綿で首をしめられるような(?)不快感。そして、透明感とやるせなさ。印象に残る象徴的な映像と音楽。

 これは中学生の年代の少年、少女の物語なのだろうけれど、うーん、なんとも言えない見終わったあとの感覚です。決して気持ちはよくはない、しかし、今の現実の一側面を強調しデフォルメしつつ純化している、そんな作品です。

 全然話がわかんないですね(^_^;)。うまく説明できませんが。同じ時期の少年を描いた作品に「学校Ⅳ」がありますが、なんという違いでしょうか。「学校Ⅳ」が、いわば純朴で率直で気持ちがいいのに対して、リリイはイメージ化され、ひねくれ、わかりにくく、内省的。

 ネットの掲示板に「カチカチ」とキーボードの音をたてながら入力されていく文字の様子は、以前のパソ通恋愛映画「ハ・ル」をちょっと想起させるところがありました。 しかし、この岩井の感覚っていうのはなんなんでしょうね。すごい才能。そして独自性。私は評価しますよ。

 「四月物語」や「打ち上げ花火・・」などのような軽いものもよいですが、やはの「スワローティル」とかこれなんかが岩井の本領が発揮されている作品だと思います。 映画を見たあとのこういう感覚というのは「ゆきゆきて神軍」を見て以来のものです。久しぶりのAです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 カタカタとキーボードで入力した文字が表示されるところは、森田芳光監督の 「(ハル)」を連想させるところがある。

 見るのは二回目ということもあり、最初に見た時の衝撃や不快感は薄かった。

 上記で「今の現実の一側面を強調しデフォルメしつつ純化している」と書いていますが、その印象は今も共通してあります。

 
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脱脱臼骨折日記18

2011-11-18 18:29:47 | その他
 土曜はPTと抜糸。XPもあり。

 XPで状況を具体的に確認するということになるでしょう。

 右腕の位置が高くなければ、通常の動作はひっかかり感やつっぱり感なくできるようになってきました。

 車での移動もできるようになりました。

 こうなると、ケガ以前の日常の生活感覚が戻ってきます。

 これはいいことだと思いますが、経験としては手術後の入院は貴重なものとなりました。別に望んだわけではなく、結果としてということですが。

 体の向きを少し変えるだけで鈍い痛みが走り、浅くして眠れずに何度も起きる。病院の限定された環境の中で、時間をつぶしながら何日も過ごす、こうした経験はこれまでしたことがなかったですから。

 早く負荷がかかったような動きも支障なくできるようになりたいという気持ちはあります。実際、どこまでの運動をリハビリとして継続的にすればいいのかとうのはよくわかりません。ただ、ここで極端にあわてて何かしたところで、それが着実な改善につながるとは限らない。

 日々、改善している実感はあるのだから、これまであまり負荷がかからないストレッチ的な事を基本にしながら、日常の生活動作が支障なくできるようになる範囲を広げていくというのが基本となるでしょう。
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