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IPO神戸物産が1000株来てしまいました(15)

2006-06-17 00:04:57 | 株式投資・資産運用
今日はマーケット全体は大きく上昇したにもかかわらず、神戸物産は下落。

 売買注文は5150円で100株、ストップ高で200株出していました。
前者の注文は約定する可能性が高いと考えていましたが、高値5100円で売れて
いません。
(5060-4770)×800=264000円

ここまでの売買ですが、4500円売りを最初の基準として、そこから下がれば買い、
上がれば売りの形で、売り、売り、買い、売りということになっています。
全体として原則に従った売買にはなつており、この結果、平均買いコストは公募価格
から下がってはいませんが、とりあえずポジジョンを少し落とすことにはなりました。
これはこれでよいと考えています。
公募価格よりも少し上に株価になったこともあったので、従来のIPO株への投資スタンス
からいけば、利益が出るところで全株売却できればそれで終了という形も結果論的には
可能でした。それで買い戻した方がよかったわけですが、この銘柄については、
基本的に評価ポイントが多いため、細かな売買でポジジョンを落としつつ、若干は中長期
保有銘柄としてPFに残そうと考えています。

なお、会社側IRへのメールで感じた事は以下の点です。

・株主優待はすぐには設定されないのではないか。
 設定の難しさについて具体的な点を挙げていたため、検討課題とはされているが、まだ
実施に向けての具体的中身が固まっているわげてはなさそう。

・株式分割は実施される可能性が高い
 株主優待と比較して相対的に前向きのスタンスであるように感じられた。

・中長期的には大証一部、東証上場へ向かう
 この点は時期は明示されないものの、方向性としては会社IRのコメントとして明言をされ
ていました。

以下は株主優待について、会社側へメールでコメントした内容です。
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株式公開をされて以後は多くの一般の投資家に御社の株式を購入する機会が認めら
れたということになります。
株主優待の意義の一つは、会社として個人投資家を重視する姿勢を示すことがあります。


機関投資家等には株主優待は不要であり、株主優待はコスト、手間もかかるため、
株主への還元は配当を基本にするという考え方も当然ありえます。

が、昨今、一般の個人投資家数は非常に増大しており、一般消費者も主要な顧客対象
である御社にとっては、事業内容と関係する株主優待を設定する事の意義は深いと
考えます。

また、地域により出店していないところもあるとのことですが、御社は自社ブランドの食品
等の商品がありますので、実際に店舗で利用できる株主優待券的なものか自社ブランド

商品かを選択できるような方法など工夫は可能だと思われます(そのような優待内容と
なっているところはわりとあります)。

株主優待券は10~20%オフといった半端な設定はあまり望ましくありません。単純に金
券と同様の優待券が望ましいでしょう。また、最低単位の株主の優待を相対的に手厚く
する事は多くの個人投資家には歓迎されることと思います。

つまりは、株主優待の設定は企業としての姿勢、方向性をどう示すかという問題だと思わ
れます。今回回答いただいた内容は、方向性として積極的に検討しているという印象が
持てませんでした。
この点は上記のような意見もふまえて、IR担当としても実現に向けて努力していただけた
らありがたいと思います。

なお、企業業績に悪影響が出るような優待(以前のワタミなど)、そして優待内容を切り下げる
ようなことは当然避けるべきで、これは本末転倒だと考えます。

配当については当面成長性を重視し、内部留保等を厚くし、事業展開を加速するという
視点もありますが、中期的には配当性向等も明示する方向での検討をしていただきたい
です。
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今後、ここでの発言はペースが落ちると思いますが、また時々のぞいてみてください。


コメント (2)
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