monologue
夜明けに向けて
 



 ベニハナ・オブ・トーキョーの忘年会での演奏を頼まれた時はディスコパーティではなくドラムがどうしても必要ということはないので宮下文夫自身ではなくかれがいつもレコーディングに使っているリズムマシンを借りた。それで忘年会が終わると宮下にリズムマシンの借り賃を支払いに行った。宮下の姿はなくともかれはわたしたちのリズムを支えていてくれたのだ。今にしてみればのちにSFのプロジェクトでかれがドラムス・パーカッションを担当してリズムを支えていてくれたのは当然だったのかもしれない。

 そうこうするうちに宮下自身にどこかの町のコンヴェンションセンターでのライヴの話しが入った。
fumio

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