monologue
夜明けに向けて
 



あまりにも急激なネット社会の到来でルールの整備が遅れているので秩序を乱す者に対処するのが困難になっている。

将棋界の次代を担う若手として注目されている渡辺明竜王のブログ のコメント欄が迷惑コメントによって荒れている。スルーという無視する方法によって治まるのを待つのが一般的だが邪魔くさくてもそのコメントが誹謗中傷を含んでいる場合は放置せず管理者がこまめに削除しなくてはならない。
ブロークン・ウィンドウ・セオリーと呼ばれる心理がある。
一枚でも硝子が割れていると何枚割ってもいいような気持になってしまう。うちの家の前の縁石が欠けているのをまあいいかと放置しておくと通学の子供たちが飛び乗って遊び、注意しても知らない内に入れ替わり立ち替わりやっていたらしくしばらくするとひと揃い全部が欠けてしまった。それでしかたなく新しい縁石に全部取り替えてしまったのだが子供たちもさすがにきれいなものを壊すつもりにはならないらしく現在は一個も欠けていないのでほっとしている。
以前裏の空き地にだれかがゴミを捨てるとみんながどんどん捨てだして困って以来ひとつでもゴミを見つけると拾っている。

 世界最悪の犯罪率だったニューヨークは当時ジュリアーノ市長が地下鉄の落書きを消すことを提唱したことから電車内や壁の落書きの徹底消去が行われ、市民の意識が変化して街も美しくなってゆき人々の心にはびこっていた何をやってもいいんだという意識がうすれてすこしずつ、犯罪さえも発生させない市に生まれ変わって行った。
健全なネット社会を育てるためにはそんな努力が必要なのだろう。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 「我思うゆえ... 試練 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。