monologue
夜明けに向けて
 



十字の真下に穴があった。
緋色の紐が投げ入れられたが、
それは飢えた者に盗まれた。
ARIONの詩編より
 
 宇宙神霊ARIONはひとつの句に常に数種類の事柄を伝えているので昨日と同じ上の詩句を超古代の地球文明発祥の地としての日本の文字誕生から世界への伝播を伝えるものとして読めば…、

 遠く遥かな昔、十字(創造主)は世界の雛形として日本列島を創造した。
そして、雛形である日本列島に似せて世界の大陸(パンゲア大陸)を造り上げた。
本州を雛形としてユーラシア大陸を造り、北海道を基にアメリカを、南半球のゴンドワナ大陸から九州を基にアフリカ大陸を、四国を象ってオーストラリア大陸を造り、等々のように世界の陸地が完成した。日本列島に降り立った人類は独自の文明を築いた。
 しかし、それでは血が偏りすぎて真下である直系の子孫に穴ができてしまった。
 「緋色の紐が投げ入れられた。」の紐はDNAの二重螺旋で「緋」系に非ざる色のDNAを投げ込むことによってさまざまな色の人種が生まれた。 十字を発音からジュー地とみればJEW(ジュー)とはユダヤのことである。よく、話題に上る「日ユ同祖論」が浮き上がる。ユダヤの十支族のひとつとしての日本民族が…。というよりすべての民族が霊(ひ)の元(もと)である日本人を雛形として創られたのなら別にとりたてて「日ユ同祖論」を論じることもないように思われる。「全人類同祖論」というか「全人類日本人論」となってしまう。 
 「それは飢えた者に盗まれた。」
 その血は飢えた者に次の血「盗」まれて世界に出て行くことになる。あたかも「南総里見八犬伝」の剣士たちのように。 霊(ひ)の元(もと)から原日本人が 世界各地に散らばっていった。 いつか、「分かり和える霊まで」そう、分かれた霊が和するまで…。その日を期して。

 それでは「十字」をカミナと読んで文字の発達史と考えてみよう。カムナ→カナとなってカナとは日本の元々の文字のことである。今は、かなを漢字の真名に対しての仮名のこととしているが実は、世界の文字の黎明期に現れた日本の神代文字のことである。そして、かれらの使用した古代文字(カナ)が世界の遺跡に遺ることになった。神名(かな)の進化に穴があった、という。穴とは各地で見つかる石窟文字のこと。そしてなんらかの原因で発達がうまくゆかなくなったとみえる。文字の進化を促すために「緋色の紐が投げ入れられた。」「緋」は糸(意図)に非ざるということで、表意文字ではないことと思われる。それは対馬の阿比留(あびる)家と出雲大社などにも伝わっていることで有名なみみずのような紐状のアヒルクサ文字である。これがアルファベットのような形の文字へと進化したのではないか。
「それは飢えた者に盗まれた。」 中国では移住者、蒼頡(そうさつ)が十字(かみな)をもとに造った鳥の足跡のような文字によって漢字の発明者となった。メソポタミヤでは移住者たちはシュメールの楔形文字を造った。かれらは文化や文字に飢えていた。古代文明の移植者たちの使った皇(スメラ)の音がシュメールの元ではないか。仏教の須弥山(しゅみせん)の梵語「ス・メール」(聖なるメール山)もスメラからきたのであろう。 それらの人々は日本文化の移植者で「植えた者」(飢えた者)であった。ムー大陸は役割を終えて約一万二千年前に沈んだがその中心であった日本はつぎの時代を開くために残された。そのために日本各地に世界の遺跡で発見されるのと同じペトログリフ(岩刻文字)が遺っている。
世界各地で発達を遂げた文化や文字は紆余曲折を経て元々の出発地であった日本に戻ってきて現在の日本文化として花開いている。やまとことばに外来語を取り入れて昔よりはるかに複雑な千変万化の事象を表すことが可能になった。以上が超古代からの人類誕生から文字の発達とみる解釈である。
fumio

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