monologue
夜明けに向けて
 



血液製剤フィブリノゲンの投与でC型肝炎に感染した薬害肝炎被害者の全員一律救済にかたくなな姿勢を見せていた福田康夫首相が、最近の内閣支持率急落に押される形でこのほどようやく決断し議員立法で被害者の救済を目指すことを明言した。
今日はクリスマスだがかつてそれをもじった薬品名があった。わたしはそれについて「炎で書いた物語」に以下のように記したことがあった。
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十字の真下に穴があった。
緋色の紐が投げ入れられたが、
それは飢えた者に盗まれた。 
ARIONの詩編より



  ぼくには上の三行が薬害HIV(エイズ)感染事件のことを暗示しているように見える。
 緑十字が只同然で仕入れて発売して巨利を得た非加熱血液製剤の名称は
 クリスマシン(CHRISTMASIN)であった。
 なんとCHRISTMAS(クリスマス)ということばを薬品名に含んでいたのである。
 「十字の真下に穴があった。」のは間違いない。
 「緋色の紐」とは(非)加熱血液製剤のことである。
 「それは飢えた者に盗まれた。」
 その危険性に気が付いて世界的に使用をやめようとしていた
 非加熱血液製剤を金に飢えた者に文字どおり次の血を「盗」まれたのである。
 
  そのことをARIONは 92/08/30 19:18の発言ですでに警告していた。
 
 >>緋色の女は、藍のローブを纏い、緑のおしろいを身体に塗り準備している。
 
  「緋色の女」は、非加熱血液製剤のことである。
  朱色の鮮血を意味しない緋色で示唆している。
 「藍のローブを纏い」はうわべだけを飾るために「愛のローブ」
 CHRISTMAS(クリスマス)という愛の象徴のような
 救世主の仮面をつけた薬品名のローブをまとってその下の醜い欲望を覆ったのであろう。
 「緑のおしろいを身体に塗り準備している。」
 これは。緑十字の化粧をして売り出す準備がされていることを示唆している。
 
  その後、95年12月に「加熱製剤」の使用が認められたのちにも
 血友病以外の患者の方々にまでもそれは使用され被害を拡げた。


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歴史は繰り返すというがこのようなことはけっして繰り返してはならない。
fumio
 


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