monologue
夜明けに向けて
 





<21>

蟹星の夜に降りる星
朱き星の力の裏に、こっそりと降りる星
これが、私達の * の星
これが 私達の暁の星
真空の空に風が起こり
胎児は 再び私達の手の中に
死か生か
三番目の鐘は もうすぐに鳴り終わる
受け入れるか 拒むか
新たなる蕾か 古い蕾か
巨石の輪 元の力を得るか 否か
石像の中の真の姿を見る者よ
静かに 静かに 時を待つ事
何もせずとも 全て行われる
用意の時を静かに待つ事
その日が近い
「光の黙示録」より



「新たなる蕾か 古い蕾か」にはちょっとひっかかる。
真空の空に風が起こり胎児が生まれようとしているのだから「新たなる蕾」に決まっていると思える。しかし、「再び」があるので「古い蕾」の可能性が濃いのだ。
「蕾」は解字(開示)すれば草冠に雷。雷神としてのフル(ニギハヤヒ)。
そして読みでは「壺巳」で霊界の入り口、滝壺の竜蛇を示唆。 
いずれにしてもこの胎児はニギハヤヒの霊的継承者と思われる。
「受け入れるか 拒むか」そのことに日本の未来がかかっているのである。
fumio



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