monologue
夜明けに向けて
 



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 流河に何を見出すや?
 崩石に何を思わんや?

 轟く大地は何を生む?
 囁く風は何を置く?
 
 溶ける、溶けてゆく。
 流血の歴史。
 涙の歴史。

「SOUND とこの部屋の仲間へ」より

なんだか奇妙なひらがなばかりであった第一連を受けてこの第二連は一転して普通の詩のような形で記されている。一見自然の姿になにを感じるかと問うているようである。それだけでは預言といえないような気がする。あなたはこの詩の奥になにをみるのだろう。
fumio


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