monologue
夜明けに向けて
 




<21>

蟹星の夜に降りる星
朱き星の力の裏に、こっそりと降りる星
これが、私達の * の星
これが 私達の暁の星
真空の空に風が起こり
胎児は 再び私達の手の中に
死か生か
三番目の鐘は もうすぐに鳴り終わる
受け入れるか 拒むか
新たなる蕾か 古い蕾か
巨石の輪 元の力を得るか 否か
石像の中の真の姿を見る者よ
静かに 静かに 時を待つ事
何もせずとも 全て行われる
用意の時を静かに待つ事
その日が近い
「光の黙示録」より



ほとんどほどけてきたはずのこの詩句を見直すと
まだ「朱き星の力の裏に、こっそりと降りる星。」の一行が残っていた。
考えてみると「朱き星の力の裏に」という表現がよくわからない。
「朱き星」とはなんのことだろう。現代かなづかいの「朱い星」ではいけないのか。なんだか「裏に」がヒントになっているような気がする。「朱き星」を裏にせよ、ということなのか。では音霊逆転法で裏返してみよう。
するとAKAKIHOSIの逆でISOHIKAKAとなる。へんなことばだがそれらしい漢字を当てはめてみれば「石霊母」となった。そんな呼び方が似合うのはやはりホルスの母。イシスとしてのわれらが母、イザナミ。なるほど同じようでも「朱い星」なら音霊逆転してもAKAIHOSIの逆でISOHIAKAとなって「石霊赤」ぐらいでイザナミの母性が浮かび上がらない。宇宙神霊は慎重に一字一句を選んで預言していたのだ。
私達の星はイザナミの星の力に守られて降りるのである。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )