monologue
夜明けに向けて
 

長者  



<11> 神託

 我は イシスの神の再臨を斎(イワ)う為に
 此処に参れり
 豊饒(ホウジョウ)の稲を此処に撒(マ)き
 その根をこの国司(クニツカサ)に渡すなり
 長者(オサ)を立てて 磐根(イワネ)をおいて
 雲を払え
 瑞穂(ミズホ)の葦の広野(ヒロノ)の裾に
 我は種を撒(マ)けり

「光の黙示録」より


 イシスはやはり再臨の時を迎えたようである。
立てるべき長者(オサ)としてふさわしいのはだれなのだろう。
思い当たらない。
fumio

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