Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥武蔵、加治丘陵ハイキング

2022年02月19日 | 山歩き

2月17日(木)     天気=晴れ時々曇り

09:46阿須運動公園駐車場→ 10:14189mピーク→ 10:19~10:58桜山展望台→ 11:14車道出合→ 11:23武蔵野音大正門前→ 11:32北コース入口→ 12:06~13:00あけぼの子供の森公園→ 13:03阿須運動公園駐車場

 

 埼玉県の飯能市と入間市の狭間に、加治丘陵と呼ばれる標高200mにも満たぬ高まりがある。以前山岳月刊誌「山と渓谷」に奥武蔵野のお勧めハイキングコースとして紹介されていたので、一度歩いてみたいと思っていた。

 朝食後我が家を車で出発し、1時間足らずで加治運動公園内の飯能市民体育館駐車場に着いた。妻はこのコースを友人達と以前歩いた事があるそうで、今日は彼女がガイド役を務める事になった。

 駐車場から車道沿いに西へ少し進むとカインズホームがあり、その手前で左へ曲がる。ホッケーコートの外柵沿いに歩いて行くと、奥に加治丘陵の登山口があった。

カインズホームの手前で左に曲がる

加治丘陵の登山口

 ここから市街地を離れ樹林帯の歩道になる。雑木林に囲まれた山道を緩やかに登って行くと、街中の喧騒は遠ざかり山歩きの気分になってきた。やがて丘陵の稜線に達し、程なく地図上の189mピークに着いた。ピークには標識らしき物は見当たらず写真だけ撮って先へ進む。

気持ちの良い雑木林の道

道沿いのユニークな木彫り像

 稜線の道は起伏が少なく緩やかで、まるで散歩やジョギングのような格好で歩く人達も見掛ける。189mピークから5分ほどで桜山展望台(190m)に着いた。

桜山展望台へ向かう歩道

桜山展望台

 展望台はコンクリート製4階建ての立派な造りで、最上階からは関東平野や丹沢、奥多摩、奥武蔵の山塊そして富士山など素晴らしい眺めです。ここが加治丘陵のランドマークなのか、次々と人がやって来る。その多くが我々夫婦と同年配の高齢者達だ。

展望台の最上階

展望台から東京都心部

展望台から富士山

 桜山展望台からは東へ向かって歩道沿いに歩いて行く。歩道の左側は武蔵野音大の敷地で、無粋な鉄柵が延々と続いている。展望台から15分ほどで車道に出て、左へ曲がって車道沿いに降って行く。武蔵野音大の正門を過ぎると市街地で、少し先には西武池袋線の仏子駅がある。

展望台下でコーヒーブレイク

歩道の日陰には先日の名残り雪があった

車道出合

武蔵野音大の外壁に咲く白梅

武蔵野音大正門

 我々は手前の交差点で左折して西へ進み、再び北尾根コースの山道に入る。何やら不気味な看板がある所から少し登ると尾根上に達する。尾根にはバイクや自転車なら快適に走れそうな舗装された歩道が続いており、ハイキングの気分がチョット削がれた。

北尾根コースの入り口

尾根上に続く歩道

尾根の北側の崩壊地点

 単調な歩道歩きを30分足らず続けると、眼下に阿須運動公園の施設が見えた。右に分岐する山道を僅かに降ると、飯能市民体育館の裏に隣接する「あけぼの子供の森公園」へあっけなく着いた。

急な山道を降る

あけぼの子供の森公園に到着

 お年寄りばかりだった桜山展望台と違い、こちらの公園は若いママさん達と小さなチビッ子達で賑わっており、黄色い歓声が飛び交っていた。我々は公園内の洒落た喫茶店でコーヒーブレイクした後、車を停めている駐車場へ戻った。

公園内の喫茶店

洒落たインテリアの店内

市民体育館の駐車場に戻って来た

 老化による体力の衰えと共に、険しい雪山や高峰がだんだん遠ざかっていく。いつかは山へ行けなくなる日が来ると思っているが、こんな里山ならもうしばらくは我々高齢者を楽しませてくれそうです。

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秩父、城峯山ハイキング

2022年01月28日 | 山歩き

1月27日(木)     天気=晴れ

08:19石間交流学習館駐車場→ 08:29南尾根登山口→ 09:37漆木登山道分岐→ 11:10~47城峯山→ 11:55~12:05城峯神社→ 12:43男衾登山口→ 13:15石間交流学習館駐車場

 

 山友達と登った棚山ハイキングから2週間が過ぎ、又「山歩きたい虫」が騒ぎ出したので、秩父市の西に聳える城峯山へ妻と二人で出掛けた。城峯山は荒川と神流川に挟まれた山域にある標高1千mを越える1等三角点の山で、山頂直下まで車道が通じているので車を使えば安易に登れるが、山麓から歩けばけっこう奥深い山です。

 城峯山は遠い昔に東側の西門平集落から登っているので、今回は南側の中郷集落から南尾根を登る事にした。朝6時頃車で我家を出発し、登山口の中郷へは8時過ぎに着いた。

 登山口傍の石間交流学習館駐車場(約10台駐車可)に車を停め、ここから歩き始める。車で来た車道を少し戻ると、急坂の車道が左へ分岐していた。その車道を少し登ると「ふれ愛の水」という美味しそうな湧き水が出ていたので、ここで飲み水を確保する。

左折して急な坂道は入る(登山口の道標有り)

ふれ愛の水

 更に車道を登ると、南尾根の登山道入口に着いた。ここから樹林帯の道が延々と続くが、道は明瞭で道標も要所に設置され気分良く歩く事ができる。展望の無い道を黙々登って行くと、道沿いに何となく人面相を思わせるユニークな岩と出会った。

南尾根登山道入り口

快適な道が続く

人面相?の岩

 駐車場から歩き始めて1時間20分ほどで、漆木からの道との合流地点に達した。合流地点を過ぎてしばらく進むと、南尾根は小さなアップダウンを幾度も繰り返す歩き難い道に変わった。

漆木登山道合流地点

岩場の登り

急坂の降り

 道沿いから通信アンテナ塔が建つ城峯山の山頂が小さく望めるが、中々近づいて来ない。途中には稜線を巻く巻き道ルートもあったが、踏み跡不明の為通行禁止になっていた。

 南尾根最後の914mピークを通過しザレた急坂を下ると、城峯山との鞍部に着き、その先で城峯神社へ向かう車道が交わっていた。車道からトラロープが張られた急坂を一気に直登すると、大きな通信アンテナ塔が建つ城峯山の山頂へ到着した。

山頂直下で交わる車道(城峯神社へ向かう道)

山頂直下の登り

城峯山山頂

 まずは休憩し、カップヌードルを食べて冷えた身体を温める。誰もいない陽だまりの山頂はとても居心地が良く、熱いコーヒーを飲むのが至福の時間です。食事を終えると通信塔中段の展望台へ登ってみる。

城峯山山頂

 展望台からは360度の展望で、東は秩父市街地や武甲山、南は奥秩父山脈の連なる山稜、西には遠く銀嶺の八ヶ岳や浅間山が望め、北側は眼下に神流湖の湖面が見下ろせた。

秩父市街地と武甲山(中央奥)

奥秩父山地主脈と両神山(右奥)

父不見山(右から2番目の山)など西上州の山々と浅間山(父不見山の背後)

 40分ほどの滞在で山頂を後にし、緩やかな道を降って、10分足らずで山頂直下の城峯神社へ着いた。ここは平安時代の武将「平将門」の伝説が今に伝わる由緒ある神社で、狼信仰の跡も残されており厳かな雰囲気が漂っています。

城峯神社

城峯神社の参道門

 神社からは表参道を、緩やかに降って行く。良く整備されて歩き易い道が続きます。やがて沢沿いの道となり、最後に急坂を一気に降るとポツンと一軒家が在り、そこが男衾登山口だった。

緩やかな参道を降る

沢沿いの道になる

男衾登山口のポツンと一軒家

 男衾登山口から沢沿いに緩やかな車道を降って行く。15分ほど降ると何軒かの家々が建つT字路へ着いた。T字路には金属製の大鳥居が建っている。ここが表参道の出発点となるのだろうか。

T字路の大鳥居

 T字路を左へ曲がり、集落がポツポツと建つ車道を15分ほど降り、車を停めている石間交流学習館の駐車場へ戻って来た。車に乗ると秩父市街地を経由して横瀬の「武甲温泉」へ立ち寄り山の汗を流した。今日はシルバー割引ディで(毎週火・木曜)、700円のところ500円の料金で入浴する事ができた。

車道途中に在った水車小屋(ここでも数台駐車できる)

石間交流学習館駐車場へ戻って来た

 城峯山は埼玉ではホドホド人気の山だが、今日出会ったのは単独行の男性一人のみだった。冬の晴れ間の木漏れ日ハイキング、ストレス解消の心地よい一日となりました。

 

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雪の棚山ハイキング

2022年01月08日 | 山歩き

1月6日(木)     天気=曇り後雪

 

08:56ほったらかし温泉→ 09:35~42重ね石分岐→ 10:10~15重ね石→ 10:35前コブ→ 10:47~11:12棚山→ 12:04~08重ね石分岐→ 12:45ほったらかし温泉

 いつもの山仲間達と久しぶりに山へ行きましょうという話になり、私が計画して山梨県の棚山を登る事になった。この山の登山口には「ほったらかし温泉」という変わった名の日帰り温泉があり、以前訪れた時にそこの露天風呂から眺める富士山や甲府盆地の景色が素晴らしくて、もう一度訪れたいものだと思っていたのです。

 天気情報を確認すると、当日は午後から低気圧が近づいて関東地方に雪を降らせるかもと予報されていたが、仲間と行く久々の山歩きなので、取りあえずは出発する事にした。

 参加者はKさん、I子さん、S夫妻それに我々夫婦の計6名、2台の車に分乗して、圏央道を経由して山梨へと向かった。しかし高速道路に入ると、道路掲示板に「相模湖インター付近で車両事故の為、中央道下り線、相模湖東~相模湖間が通行止め」と表示されていた。

 案の定というか、中央道の小仏トンネルを過ぎた付近で渋滞に巻き込まれ、その後車列が動かなくなってしまった。マイッタナ―と悔やんだが、しばらくすると通行止めは解除となり、1時間程のロスで事故現場を通過する事ができた。

 登山口のほったらかし温泉へ着いたのは午前9時前、慌ただしく準備して棚山目指して歩き始める。温泉の隣にはほったらかしキャンプ場があり、寒い時期にも拘わらず多くの人がキャンプをしていた。

ほったらかし温泉の駐車場から出発する。

隣のほったらかしキャンプ場

 30分ほど山腹を巻く林道を歩き、その後登山道をしばらく進むと道が左右に分岐していた。右手は棚山へ直登コースで、我々は左手の重ね石経由で棚山へ向かう道に入った。

林道から甲府盆地の眺め(アチコチから民のかまどの煙が立ち上がっている)

林道終点

重ね石分岐

 このコースは稜線の重ね石まで距離は短いが急登の道、落葉の積もった薄い踏み跡を黙々と登り、分岐から30分ほどで重ね石に着いた。その名のとおり重ね石は二つの岩が重なった巨岩で、地味な山容の棚山のシンボル的な存在だ。

重ね石へ向かう急登の道

重ね石

 重ね石からは稜線の道となる。天気予報どおり、この頃から音も無く雪が舞い始めた。小さな標識がポツンと立つ前コブピークを過ぎると、少し降って棚山へ向かって最後の登りになる。

棚山へ向かう稜線の道

前コブのピーク

棚山に向かって最後の急登

 登り着いた地点の少し先で下山道が右へ分岐しており、その分岐を数分直進すると棚山(1171m)の山頂だった。天気が良ければ山頂から南アルプスの大展望を見渡せるが雪雲が稜線を覆ってその姿を見る事はできなかった。

棚山山頂

 山頂へ着いた頃から雪の降り方が強くなり、地面が白くなってきた。雪道になると難儀するので、休憩時間を早めに切り上げ山頂を後にする。山頂から少し戻り、分岐の所から急な坂道を一直線に降る。転んだらそのまま下まで転げ落ちそうな急坂なので、張られたロープに頼って慎重に降って行く。小さな石の祠が安置されている所まで降ると傾斜も緩んで歩き易くなってきた。

山頂から急な降り坂

小さな石の祠

 更に降って行くと若い女性二人組と遭遇、今日唯一出会った登山者だった。雪が降って滑りやすくなっているのに、達大丈夫だろうか」と心配したけれど、彼女達には若さと体力がある。それより我々ロートルが無事登山口まで戻れる事を心配する方が先だ。

沢沿いの降り

 傾斜はだんだん緩んでやがて沢沿いの道となり、山頂から50分ほどで重ね石分岐に戻って来た。朝方ここを通過した時は落穂の積もった茶色い地面だったのに、今は薄っすらと雪が積もり同じ場所とは思えないほどだ。

雪景色に変わった重ね石分岐

 分岐から林道を30分ほど歩いて登山口のほったらかし温泉へ戻って来た。車にザックを収めると、さっそく温泉へ向かう。ほったらかし温泉には「あっちの湯」と「こっちの湯」の二か所浴場があり、それぞれ800円の入浴料金を払う。Kさんが以前来た時は「こっちの湯」に入ったと言うので、今回は「あっちの湯」に全員入る事にした。

ほったらかしキャンプ場へ向かう林道を降る

 「あっちの湯」は「こっちの湯」と同様簡素な施設で内湯と露天風呂二つの浴槽がある。露天風呂からの展望が売りの温泉だけど、今は雪雲の中で難易も見えやしない。それより寒過ぎて露天風呂何ぞ入る気にもなれない。内風呂で身体を温めて山の疲れを癒しました。

我々が入浴した「あっちの湯」

今回入浴しなかった「こっちの湯」

 温泉を出ると降雪が心配なので、一目散に帰宅の途に着く。幸いな事に中央道~圏央道沿いはさほど雪が降らず、早々にわが家へ戻る事ができました。久々に山の仲間達と登った登山だったが、渋滞や降雪にも負けず予定通り棚山の山頂を踏む事ができて、印象深い山歩きとなりました。

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薬王院参拝&高尾山ハイキング

2022年01月04日 | 山歩き

1月2日(日)     天気=曇り後晴れ

07:41薬王院駐車場→ 07:48高尾山ロープウェー駅→ 08:02高尾病院→ 08:28十一丁目茶屋→ 08:41~51薬王院→ 09:03~44高尾山→ 10:13稲荷山→ 10:43高尾山ロープウェー駅

 

 去年の初詣は筑波山を詣でたが、今年も山歩きと初詣の両方できる場所へと思い、山中に薬王院が建つ高尾山へ行く事にした。圏央道が開通したお陰で、高尾山へのアクセスが格段に良くなり、我が家から登山口まで1時間足らずで行けるようになった。

 朝6時半に我家を出発して途中のコンビニで朝食を済まし、7時半過ぎには高尾山ロープウェー駅近傍の薬王院駐車場(一日=500円)へ着いた。元旦翌日なので参拝客が多く、我々が到着した10分後には駐車場が満車になりギリギリのセーフだった。

薬王院駐車場入口

 駐車場を出発してロープウェー山麓駅へ向かうと、既に乗車待ちの行列ができるほど駅は混雑していた。我々は駅の横を通過して、6号コースへ向かう車道を歩いて行く。

高尾山ロープウェー山麓駅

6号コースへ向かう車道

 車道は途中で6号コースと分れ、車道の終点には東京高尾病院が建っていて、病院の横から登山道が始まる。この道は高尾山への裏道存在なので歩く人はそんなに多くない。

東京高尾病院の横から登山道に入る

十一丁目茶屋へ向かう急登の道

 やっと登山の雰囲気になってジグザグの急登を登って行くと、30分足らずで稜線上の十一丁目茶屋に着いた。ここはロープウェー駅から薬王院へ向かう参道で、多くの人が行交いまるでお祭り会場のような賑わいだ。

稜線上の参道に到着

十一丁目茶屋

 参道を歩いて浄心門を潜り、男坂の石階段を登ると薬王院の本殿は近い。本殿前は多くの参拝客で賑わっていたが、有名神社の如く列に並ぶ事も無く、それ程待たずにお参りする事ができた。

浄心門

薬王院の前門

本殿への石階段

本殿の参拝所

 初詣の願掛けで具体的に思い浮かぶものは無いけれど、「世の中が平和であって、健康かつ健全な一年」をお願いした。本殿から更に登って行くと天狗様が祀られた不動堂が建っていた。こちらは参拝客もまばらで本殿より標高の高い位置にある分、ご利益がありそうな気がした。

不動堂

 不動堂から幅広い遊歩道をしばらく進むと、そこが展望広場のある高尾山山頂だった。広場は溢れんばかりの人だかりで、僅かに空いていたベンチに陣取りカップヌードルとコーヒーでランチタイムとした。

高尾山山頂

山頂から相模灘(左)と丹沢山地(右)

山頂から丹沢、道志の山々

 交通アクセスが格段に便利で、誰でも安全・安心に登れ、尚且つ相模灘や丹沢、大菩薩、富士山などの眺めが良い高尾山の人気は高い。たぶん日本で一番登山者の多い山ではないだろうか。

 40分ほど滞在して山頂は後にする。下山の道は緩やかな尾根道が続く稲荷山コースを降って行く。高尾山に幾つかあるコースの中で、ここは登山の雰囲気を味わえるわりあい静かな道だが、今日はばかリは人波の絶える事は無い。外国の姿も多くインド人らしきグループに可愛い女の子がいたので、「ナマステ」と挨拶したら、両手を合掌して「ナマステ」と応えてくれた。

緩やかな尾根道の稲荷山コース

 中間地点の稲荷山では関東部屋の展望が望まれた。更に降って行くと真下に圏央道が見え、やがて最後の急坂を降るとロープウェー山麓駅傍の登山口だった。

稲荷山から関東平野の展望

ロープウェー山麓駅に到着

 駅内でロープウェイを待つ人の列は朝方よりも更に増え、混雑の度合いを増していた。登山を終えて少し小腹も空いたので、門前通りの甘味処「有喜堂」で、温かいお汁粉を注文した。程よい甘さと柔らかなお餅が、少し疲れた身体にとても美味だった。

賑わうロープウェイ山麓駅

甘味処「有喜堂」

 前回高尾山を登ったのは昨年の3月だったが、その時は膝の調子が悪くてビッコを引きながら下山したけれど、今日は足取りも軽く快適な山歩きでした。それに由緒ある薬王院で初詣の願掛けもできたから令和4年は幸先の良いスタートになりそうです。

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山梨県、羅漢寺山&昇仙峡ハイキング(詳細)

2021年12月12日 | 山歩き

12月9日(木)     天気=晴れ

08:50天神森市営駐車場→ 09:09林道出合→ 09:18~21登山道出合→ 10:11~15太刀の抜き岩→ 10:25~29白山展望台→ 11:10~50パノラマ台ロープウェー駅→ 12:00~08羅漢寺山→ 12:18~40パノラマ台ロープウェー駅→(ロープウェー) 仙娥滝ロープウェー駅12:50→ 12:55仙娥滝→ 13:30羅漢寺→ 14:08天神森市営駐車場

 

 山仲間のIさんから「泊りがけで忘年会をやろうよ」と電話があり、諏訪湖畔の宿へ出掛ける事になった。どうせ行くなら行掛けの駄賃に山の一つも歩こうと、山梨県昇仙峡の西に聳える羅漢寺山を登る事にした。

 早朝に我家を出発し、圏央道~中央道を経由して、昇仙峡入口の天神森市営駐車場(無料)には9時前に着いた。昇仙峡は人気の観光地、紅葉期には押すな押すなの賑わいだろうが、冬枯れ時期の今は数台の車が停まっているだけだった。

長澤橋を渡る

 駐車場を出発して直ぐに長澤橋を渡る。渡ったすぐ先が、羅漢寺山への登山口だった。登山道を10数分登ると舗装された林道へ出て、その林道を10分ほど進むと、登山道が左へ分岐していた。

羅漢寺山登山口

登山道から林道に出る

林道から登山道へ入る

 落葉樹の森林帯に、落葉が敷かれた気持ちの小道が続く。今日は陽射しも暖かく、最高の陽だまりハイク日和です。道はやがて吉沢集落から道と合流し、「外道の原」都呼ばれる開拓跡地を通過する。

落葉の積もった道を進む

外道の原付近の道

道に在ったユニークな巨岩

 更に踏み跡が薄い道を緩やかに登り、最後はジグザグの道を経て稜線へ達した。稜線の右手に「太刀の抜き岩」と書かれた標識があったので、立ち寄ってみた。「太刀の抜き岩」で初めて展望が開き、甲府盆地や富士山が望まれた。

太刀の抜き岩(右奥の尖った岩が謂れのようだ)

 更に10分ほど稜線の道を進むと、白山展望台に着く。展望台からは、甲斐駒から荒川岳へと連なる南アルプスの銀屏風が素晴らしい眺めだった。展望台からは「甲斐市ふるさと自然歩道」と呼ばれる歩き易い道が山腹沿いに続いている。

白山展望台から南アルプスの眺め

 道はやがて稜線に出て、そこに白砂山への分岐があった。分岐からロープウェーの駅があるパノラマ台までは、10分ほどの距離だった。

白砂山分岐付近にあった文字が刻まれた岩

 今まで誰一人会わなかったのに、パノラマ台は行楽の人達で随分と賑わっていた。我々も駅前のベンチで、ランチタイムとする。食事を終えると、今日の目的地である羅漢寺山へ向かう。

パノラマ台に建つ八坂神社

パノラマ台ロープウェー駅前

 パノラマ台から10分ほどで、アッサリ羅漢寺山(1058m)へ着いた。直下から望むと羅漢寺山は険しそうな岩山だが、さほど危険は無く容易に山頂へ達する事ができる。山頂からは360度の展望で、甲府盆地を囲む富士山や南アルプス、奥秩父連峰などが見渡せた。

山頂直下から羅漢寺山の岩壁

羅漢寺山山頂

山頂から富士山

山頂から奥秩父、金峰山方面

山頂からパノラマ台方面

 羅漢寺山からパノラマ台へ戻ると、昇仙峡ロープウェーで一気に山麓へ降る。山麓の仙娥滝駅から天神森市営駐車場まではバスで戻る事もできるが、昇仙峡は訪れた事が無かったので、見物がてら渓谷沿いの遊歩道を歩いて降った。

昇仙峡ロープウェーで下山

仙娥滝駅傍の水晶宝石博物館に飾られた巨大水晶

 仙娥滝駅から歩いて5分ほどで仙娥滝に着く。削り取った岩盤を流れ落ちる流水は圧巻の眺めです。そこから豪快な渓谷美を展望しながら降り、茶屋がある休憩地点で振り返ると、巨大なメカロボットみたいな覚円峰がそそり立っていた。

仙娥滝

同 上

岩をくり抜いた遊歩道を進む

覚円峯

覚円峯の川向いに聳える「めまい岩」

 この辺りが昇仙峡の核心部のようで、そこから下流は凡庸な眺めへ変わっていくが、それでも名称の付いた巨岩などの見どころが点在し、退屈せずに歩く事ができた。天神森市営駐車場に戻ると、諏訪湖に向けて車を走らせる。

渓谷沿いに建つ羅漢寺

渓谷沿いの岩壁

天神森市営駐車場へ到着

 今宵の宿、諏訪湖畔の「ユーペンハウス」には午後4時前に到着した。合流するI夫妻はまだ到着しておらず、宿の温泉にノンビリ浸かって夫妻を待った。その後到着したI夫妻に聞くと、我々が羅漢寺山へ登っていた頃、二人は昇仙峡を挟んで反対側の帯那山を登っていたんだと言う。

だったら一緒に登れば良かったと思ったが後の祭りでした。この後は楽しい忘年会タイムとなるのだが、それは次回のブログネタといたします。

 

 

 

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山梨県、羅漢寺山ハイキング

2021年12月10日 | 山歩き

12月9日(木) 天気=晴れ

0850天神森駐車場➡1110~50パノラマ➡1200羅漢寺山➡
1218パノラマ台➡(ロープウェイ)➡仙ガ滝駅1250➡1408天神森駐車場

山梨県の観光地、昇仙峡の西に聳える羅漢寺山を登って来ました。
昇仙峡は奇岩名漠で知られる名勝ですが、訪れたのは初めてです。仙娥滝や覚円峰など迫力ある渓谷の眺めが圧巻で、一見の価値が有りました。
羅漢寺山は昇仙峡ロープウェイに乗れば簡単に登れる山ですが、我々は天神森駐車場から二時間余歩いて登りました。山頂は丸い岩峰で360度の展望、富士山と南アルプスの眺めが素晴らしかったです。
山を下山した後、諏訪湖畔の小さな宿へ向かい山仲間のI夫妻と合流、今夜はささやかな忘年会を楽しみます。
尚旅の道中なので、登山の詳細は後日のブログにて紹介します。

羅漢寺山山頂

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奥多摩、むかし道(桃ヶ沢バス停→ 奥多摩町)

2021年12月06日 | 山歩き

12月4日(土)      天気=晴れ

09:38桃ヶ沢バス停→ 10:30~40しだくら橋→ 11:00白髭神社→ 11:39不動ノ上滝→ 12:18桧村橋→ 12:50~53槐木(トイレ)→ 13:15~20羽黒三田神社前→ 13:31奥多摩キャンプ地駐車場

 

 山友のJさんとは「お互いに夫婦連れで、何処か軽い山歩きがしたいね。」何て話し合っていたが、それがやっと実現した。Jさんが計画したのは、奥多摩湖付近から奥多摩駅まで歩く、いわゆる「奥多摩むかし道」コースだった。距離はソコソコあるけれど、殆どが降り道なので体力的にも楽な道です。

 朝食後にJさんの車で出発し、9時過ぎに奥多摩キャンプ場傍の駐車場へ着いた。この駐車場通常は有料で一日700円也を徴収されるが、12月~2月までの冬期は無料開放されていた。

奥多摩町有料駐車場

 駐車場から7~8分ほど歩いて奥多摩駅前のバス発着場へ向かう。奥多摩湖へ向かうバス停には既に20名ほどのハイカー達が並んで待っていたが、バス会社が臨時便を出してくれたので、それ程待たずに奥多摩湖方面へ向かうバスに乗車する事ができた。

奥多摩駅前バス停

 約10分余の乗車でスタート地点の桃ヶ沢バス停に着き、此処から歩き始める。我々4人の他にも10名ほどの団体さんが下車をして、以降はこのグループと前後しながら歩く事になる。

桃ヶ沢バス停

 「奥多摩むかし道」と言っても、車が走れるような舗装された広い道が続く。たぶん青梅街道に築かれた最初の車道ではないのだろうか。山腹を巻くように続く道は、沢底の多摩川よりかなり高みに続いている。

歩き易い舗装された道を行く

道沿いの紅葉

 昔からの街道なので道沿いには信仰の残りや旧跡が幾つも在り、それを確認しながら歩くのも歴史を感じられて楽しい。道沿いの紅葉は盛りを過ぎていたけれど、髭トンネル付近の楓の巨樹など紅く染まって十分に見応えがあった。

道所橋

沢底に映る道所橋の影

牛頭観音(馬頭観音は多いけれど牛頭は珍しい)

しだくら吊り橋

惣岳の不動尊

道沿いの人家で綺麗に積まれたマキ材

いろは楓の巨樹

白髭トンネル付近(上の高架は奥多摩鉱業の廃線跡)

弁慶の腕抜き岩(岩の真ん中に腕が通る位の穴が開いている)

白髭神社の長い階段

白髭神社本殿とオーバーハングした巨岩

不動の上滝付近のベンチでランチタイム

桧村橋付近で階段を登る

 綺麗なトイレ&休憩所が建つ槐木を過ぎると、奥多摩の街並みが見えてくる。奥多摩鉱業の廃線跡と交錯し羽黒三田神社の鳥居を過ぎて坂を降ると、奥多摩むかし道のゴールである奥多摩駅前の道路に出た。

槐木のトイレ&休憩所

槐木付近の紅葉

奥多摩の街並みが見えてきた

廃線跡のトンネル

草生した廃線跡を行く

同 上

むかし道のゴール地点

 桃ヶ沢バス停を出発してゴールの奥多摩町まで約4時間の道程だったが、道沿いには見所が多く楽しい歩き旅ができました。それから意外と多くの人達(ウォーカー)がむかし道を歩いているのもチョット驚きでした。

氷川大橋を渡って駐車場へ戻る

 

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奈良県、稲村ケ岳登山(詳細)

2021年11月22日 | 山歩き

11月13日(土)      天気=曇り

 06:16稲村ヶ岳登山口→ 06:40五代松鍾乳洞→ 07:30~45法力峠→ 08:41~57稲村ヶ岳山荘→ 09:15大日山分岐→ 09:25~38稲村ヶ岳→ 09:45大日山分岐→ 09:53~55大日山→ 10:06大日山分岐→ 10:18~27稲村ヶ岳山荘→ 11:22法力峠→ 11:52母公堂分岐→ 12:00~17母公堂→ 12:30稲村ヶ岳登山口

 

 3年前に奥駆道縦走をやった時、女人禁制の山として名高い山上ヶ岳の山頂から、西に二つのピークを持つ個性的な山容の山が見えた。それが稲村ヶ岳で、何時か登ってみたいと思っていた。

 昨日の雨は上がったが今朝も雲が湧き不安定な空模様だ。車中泊地の観音峰登山口駐車場を出発して、朝6時頃に洞川エコミュージアムの駐車場へ着いた。駐車場から100m程離れた奥に、稲村ヶ岳への登山口がある。

稲村ヶ岳登山口(下山時)

 辺りはようやく、照明が無くても歩ける明るさになってきた。登山口から薄暗い森林の中を緩やかに登って行くと、やがて五代松鍾乳洞の入口へ着いた。鍾乳洞までは明瞭な道だったが、この先稲村ヶ岳への登山道を見失った。何処で間違ったかしばらく辺りを探すと、鍾乳洞の手前に小さな道標が在り、そこから稲村ヶ岳への道が薄く左へ延びていた。

五代松鍾乳洞入口

 鍾乳洞からも山腹を巻く道を緩やかに登り、50分ほどで観音峰から道が合流する法力峠へ着いた。峠で初めて展望が開き、八経ヶ岳方面の山々が遠望できた。

法力峠(下山時)

 昨日の雨は標高の高い場所で雪を降らせたようで、法力峠を過ぎると登山道沿いはだんだん雪景色へと変わっていった。峠を過ぎても相変わらず山腹の巻道が続く。アイゼンが必要なほどの雪では無いが、サングラスを携行しなかったので、雪眼(盲)になるのではと少し不安になってきた。

峠から山上辻へ向かう登山道

同 上

 峠から約1時間ほどで、稲村ヶ岳山荘が建つ山上辻へ着いた。山荘は無人で、雪の中に静まり返っていた。山荘前のベンチには「ここから先は自然保護地域なので飲食はできません。食事は此処で済ませてください。」と書かれた看板があった。

山上辻の稲村ヶ岳山荘

 山上辻を過ぎても緩やかな道が続き、20分ほどで大日岳分岐に着いた。道標には「稲村ヶ岳まで20分、大日岳まで10分」と書かれており、まずは直進して稲村ヶ岳へ向かう。山頂が間近になるとシャクナゲの木々が目立つようになってきた。

山荘から稲村ヶ岳へ向かう道

 分岐から12分ほどで稲村ヶ岳(1726m)の頂に達した。山頂には武骨な鉄製の展望台が建っていたが、霧の中で展望は全く得られなかった。10数分休憩した後に、下山を開始する。

稲村ヶ岳山頂

 下山途中に分岐から、大日山へも登ってみた。こちらは急峻な岩峰で、幾つかの鎖場を経て大日山山頂(1689m)へ着いた。山頂には小さな祠や石碑が祀られており、信仰の佇まいが色濃く残されていた。

大日山へ向かう道

同 

大日山山頂

 稲村ヶ岳山荘まで戻って来ると、数組の登山者達が休んでいた。更に山腹を巻く道を降って行くと、重荷を背負って登って来る稲村ヶ岳山荘の管理人さんと出会った。話を聞くと今月は週末祝日のみ営業するそうで、「何人ぐらい登山者がいましたか?」と尋ねられた。

山上辻の山上ヶ岳へ向かう登山道分岐

重荷を背負って登る山荘の人

 法力峠まで戻って来ると辺りに雪は無く、五代松鍾乳洞の手前で、母公堂へ降る道が分岐していたので、右へ曲ってそちらの道に入る。分岐から10分ほどで車道に降り立ち、そこが母公堂の境内だった。

母公堂分岐

 母公堂は大峯山岳信仰の由緒あるお寺だが、世界遺産「大峰山寺」を山頂に持つ山上ヶ岳の登山口でもあり、登山者用の駐車場には多くの車が停まっていた。母公堂からは車道を10数分歩いて、お昼過ぎに車を停めている登山口へ戻ってきた。

母公堂

車道途中の五代松鍾乳洞入口(ここに大規模な有料駐車場がある)

車道途中のお寺「蛇の倉七尾山」

洞川エコミュージアム駐車場(この近辺唯一の無料駐車場)

 今回の旅で当初予定していた奥駆道縦走は歩けなかったが、八経ヶ岳と稲村ヶ岳の二つの山を登る事ができた。ソロソロ車中泊生活にも飽きてきたし、妻の手料理が恋しくなったので一週間ぶりに我家へ戻る事にします。

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奈良県十津川村、如意宝珠岳ハイキング

2021年11月20日 | 山歩き

11月12日(金)      天気=曇り時々晴れ

 09:55二十一世紀の森公園入口→ 10:20奥駆道出合→ 10:30~39如意宝珠岳→ 10:45奥駆道出合→ 10:57二十一世紀の森公園入口

 

 今日は山上ヶ岳の西に聳える稲村ヶ岳登山の予定だったが、朝から雨模様の天気なので諦めた。しかし車の中に閉じこもっていても気が滅入るばかりだ。そこで最初に計画していた大峰山奥駆道縦走登山の下山口、十津川村へ偵察がてら行ってみる事にした。

 天川村の南に隣接する十津川村は、「日本一大きい村」を謳い文句にするだけあってとに角広い。それに山間を縫うクネクネした道路なので、地図で見るより時間が掛かり、下山口の十津川村「二十一世紀の森公園」へ着いたのはAM10時ごろだった。

 二十一世紀の森公園は奥駆道が通る大峰山脈の直下に広がる広大な自然公園で、入園は無料で誰でも自然を楽しむ事ができる。シャクナゲの花咲く時期には賑わうそうだが、今の時期は訪れる人は殆どおらず閑散としていた。

二十一世紀の森公園の駐車場

 公園の入口付近に奥駆道へ通じる登山口が有り、当初の計画ではここへ下山する予定だった。雨も上がったので、公園入口の路肩に車を停めて、稜線の奥駆道まで登ってみる事にした。

公園入口の登山口(左の狭い林道を登る)

 最初に狭い林道をしばらく進むと、左手に登山道の入口があった。そこから森林帯の急坂を直登すると、荒れた林道に達した。標識に導かれて林道から左へ分岐する踏み跡を緩やかに登ると、稜線の奥駆道出合に到着した。

登山道入口の標識

植林帯の急登

上の荒れた林道に着く

稜線の奥駆道出合

 出合から右へ曲り奥駆道を10分ほど登ると樹林に覆われ展望の無い如意宝珠岳(736m)の山頂に着いた。3年前にも反対側からこの山を登っており、今回が2度目の登頂となる。その時にはこの山を出発点として、奥駆道の最終ゴール熊野本宮大社まで歩き通した。

如意宝珠岳へ向かう登山道

如意宝珠岳山頂

残る奥駆道の未踏エリアは八経ヶ岳から如意宝珠岳までの間だが、今回も踏破できなかったので来年への宿題となった。奥駆道を全て踏破するのは私の人生目標の一つだが、老いによる体力気力の衰えを考えれば成就するのは無理かも知れない。しかし人生は思い通りいかぬものだから、それならそれで仕方が無い。

 

 

 

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奈良県大峰山、八経ヶ岳登山(詳細)

2021年11月18日 | 山歩き

11月11日(木)      天気=曇り一時雪

 06:40行者還トンネル西口登山口→ 07:33奥駆道出合→ 07:54弁天ノ森→ 08:18聖宝ノ宿跡→ 08:57~09:08弥山小屋→ 09:12弥山→ 09:15弥山小屋→ 09:36~45八経ヶ岳→ 10:10~15弥山小屋→ 10:52聖宝ノ宿跡→ 11:18~59弁天ノ森→ 12:11奥駆道出合→ 12:38行者還トンネル西口登山口

 

 日本列島を寒波が襲い、奈良県でも昨日の午後辺りから雨が降ったり止んだりの不安定な天気が続いている。それに加えて腰の調子もイマイチなので、予定していた大峰山脈の奥駆道縦走は諦め、日帰りで八経ヶ岳を登る事にした。

 早朝行者還トンネル西口の登山口駐車場に着くと、既に数台の車が停まっており、係員のオジサンから1000円の駐車料金を徴収された。標高1千mを超える登山口は凍えるように寒く、寒風に追い立てられるように登山口を出発する。

行者還トンネル西口の駐車場

 沢沿いに100m程進むと木橋が有り、橋を渡って急登が続く登山道に入る。ジグザグの急坂を登って行くと、身体がだんだん山に馴染んでくる。登山口から約1時間足らずで、稜線上の奥駆道出合へ着いた。

登山口近くの木橋(ココが最後の水場)

奥駆道出合に向かって急登の道

稜線上の奥駆道出合

 出合を右に曲って弥山に向かって進んで行く。稜線を吹く風は身震いする程寒いが、樹林帯の道で陽射しもあるのでソコソコの登山日和と言える。出合から緩やかに20分ほど登って行くと、緩やかな樹林帯の中に弁天ノ森のピークがあった。

弁天ノ森ピーク

 弁天ノ森から緩やかに20分余降ると、理源太師の像が祀られた聖宝ノ宿跡へ着いた。登山道はこの先から弥山小屋までの間が急登の連続になる。急坂を登って行くと、霧の中へ突入し氷雨が降りだして着衣をジンワリ濡らした。

理源大師の像

霧の中に突入

 やがて氷雨が雪に変わった頃、弥山小屋へ到着した。弥山小屋の管理人さんが居たので少し言葉を交わす。小屋は昨日で今年の営業を終え、今日は小屋終いの為に登って来たとの事、来年は5月の連休から営業するそうだ。又今日の雪が弥山での今年初冠雪になると言う事だ。

弥山小屋

弥山山頂の神社

 弥山小屋から神社が祭られた弥山山頂(1895m)へ立ち寄った後、南に位置する八経ヶ岳へ向かう。稜線を吹く風は冷たく、薄い手袋越しに手指が寒さで痛くなってきた。

弥山から八経ヶ岳へ向かう道

道沿いの樹氷が美しい

 弥山から約20分ほどで近畿地方の最高峰、八経ヶ岳(1915m)に着いた。この山は遠い昔に新婚旅行で妻と登った事があり、今日が2回目の登頂になる。山頂には私と同年配の男性が先着しており、互いに写真を撮り合った。山頂でのんびりコーヒーブレイクをと思ったが、あまりに寒く10分足らずで山頂を後にした。

八経ヶ岳山頂

八経ヶ岳から弥山

 弥山小屋へ戻ると、そのまま足を止めずに下山を開始する。標高が下がると雪雲を脱し、陽射しが戻って大普賢岳や行者還岳など奥駆道沿いの山々が遠望できた。弁天ノ森ピークで休憩していたら八経ヶ岳で一緒になった男性がピークへ着いた。

遠くに奥駆道沿いの大普賢岳を望む

 何気なく言葉を交わしたら、何と彼は我家から歩いて10分ほどの所に住んでいる人だと言う。遠く離れた奥深い山中で、ご近所さんに出会うとは世の中何て狭いんだとビックリした。その男性S氏とは互いにアドレスを交換した後別れた。

 弁天ノ森から奥駆道出合の分岐を経由して脚を止める事無く歩いて12時半過ぎに登山口の駐車場へ戻って来た。車に乗ると黒滝村の「黒滝の湯」へ向かい、山の汗を流した。

心地よい弁天ノ森付近の冬枯れの道

奥駆道出合へ降り立つ

登山口へ戻って来た

 黒滝の湯は公営の入浴施設で、近くの道の駅で割引券を入手すれば500円で入浴できる。小じんまりとして清潔な居心地の良い温泉だった。八経ヶ岳には登ったものの、遠路はるばるやって来たのに、一つの山だけでは何ともコスパが悪い。何処かもう一つの山を登ってから帰ろうと思い、今夜も道の駅「吉野黒滝」で車中泊となった。

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奈良県吉野山、高城山ハイキング(詳細)

2021年11月16日 | 山歩き

11月10日(水)      天気=晴れ時々曇り

 吉野神宮駐車場→ 高城山→ 吉野神宮駐車場

 

 昨日奈良県の大峰山麓に到着し今朝から奥駆道を縦走する予定だったが、何となく体調不良で気分が乗らず今日は休養日とする事にした。しかし車の中に閉じこもっていては健康に悪いので、吉野山を軽く歩く事にした。

 3年前に車中泊した吉野山の下千本駐車場へ到着すると、秋の紅葉期と言う事で有料になっていた。駐車料金を払うのが惜しいのでその下に在る吉野神宮駐車場へ車を停め、殆ど何も持たずにトレパン、運動靴姿で金剛峰寺へ向かって歩き始める。

吉野神宮

 世界遺産の金剛峰寺蔵王堂は現在改修工事中で、その荘厳なる威容を拝謁する事はできなかった。土産物店や食堂、旅館などが軒を連ねる細い門前通りを登って行く。

金剛峯寺付近の門前通り

改修工事中の蔵王堂

東南院の多宝塔

 1時間近く歩いて上千本まで登って来ると、眼下に金剛峰寺を中心とした吉野山の門前町が広がった。この辺りから、上空に黒雲が湧き始め寒風が吹き始めた。雨衣や傘など持っていないので、雨が降ったらどうしようかと不安になってきた。それに喉も乾いてきたが、飲料水さへ持っていない。

上千本から吉野山の門前町

 吉野水分神社を過ぎ高城山手前にトイレがあったので、そこの水道で水を飲む。飲んだ後にフト張り紙を見たら「この水は飲めません」と書かれており、ヤバいと思ったが吐き出すわけにもいかない。

吉野水分神社

 トイレから僅かな登りで高城山(698m)に着く。山頂には展望台があって眼下に吉野の街並みや遠く金剛山や葛城山、竜門山などが望め、二上山の奥には大阪の市街地までが見通せた。

高城山山頂から奥駆道の四寸岩山、大天井ヶ岳方面

山頂の紅葉

 1時間余り歩いてお腹も減ったので高城山をゴールとし、急ぎ足で来た道を下山する。吉野神宮にはAM11時頃に戻って来て、約2時間ほどの程よいウォーキングができた。

 短い時間でも身体を動かすと、アクティブな気持ちになれる。この日は八経ヶ岳の登山口近い黒滝村の「黒滝の湯」で汗を流し、道の駅「吉野黒滝で車中泊をした。ところが夕刻過ぎから強い雨が降り始め、明日からの登山は大丈夫だろうかと不安な夜になった。

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稲村ヶ岳登山

2021年11月14日 | 山歩き

11月13日(土)曇り後晴れ

稲村ヶ岳は、山岳信仰のメッカとして名高い大峰山山上ヶ岳の西に聳える山で、山上ヶ岳が女人禁制なので女性に人気の山だそうです。
洞川の登山口から登り始めて、約1時間の法力峠までは順調だった。
しかし昨日の雨で、そこから上が雪山となっていた。サングラスやアイゼンなど持っていないのでどうしようかなと思ったが、今さら引き返す気にもなれない。
峠から雪を踏みしめ1時間ほど登ると稲村ヶ岳小屋に着いた。雪景色の中に小屋はひっそり静まりかえっていた。
小屋から更に登って30分ほどで稲村ヶ岳(1726m)に到着した。狭い山頂には無粋な鉄骨製の展望台が有り、登ってみたが霧の中で何も見えない。
山頂を後にすると、途中の分岐から大日山(1689m)へ向かう。こちらの山は岩峰でスリップしないかと少し緊張させられた。
下山の途中、重荷を背負った稲村ヶ岳小屋の管理人さんと出会った。彼の話では、今日がこの山の発冠雪という事だった。
下山の道では、十数名の登山者とすれ違った。お昼頃に登山口の洞川へ戻って来た。景色の見えない登山だったが、それでも山頂を踏めたから良しとしましょう。
二つの山を登り終えて、ソロソロ妻の待つ❓我が家へ戻る事にします。尚登山の詳細は後日のブログにて。

稲村ヶ岳山頂

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大峰山地、八経ケ岳登山

2021年11月12日 | 山歩き

11月11日(木) 天気=曇り時々晴れ一時雪

日本列島を強い寒気が覆っているとかで、奈良県天川村での車中泊も寒い朝を迎えた。
早朝八経ケ岳登山口の行者還トンネル西口へ向かう。駐車場に着くと、1千円の料金を徴収された。
6時40分頃登山口を出発し、奥駆け道が通る稜線に向け急坂を登って行く。
約1時間で稜線に着き、右へ曲がって弥山への登りに入る。稜線に着いた頃は晴れたり曇ったりの空模様だったが、標高が上がると雲に覆われ氷雨が降りだした。
弥山小屋へ近づく頃には氷雨が雪に変わり見る見る白くなった。小屋終いをしていた弥山小屋の管理人さんの話では、今日が弥山の発冠雪になるという事だった。
弥山の山頂を踏んだ後、稜線続きの八経ケ岳へ向かう。9時30分過ぎ近畿地方の最高峰、八経ケ岳(1915m)へ着いた。
実はこの山遠い昔に、新婚旅行の際妻と二人で登っています。今回が二度目の山頂だが、凍てつく寒さで感慨にふける余裕など無く、写真を撮ったらサッサと山頂を後に下山を開始した。まあそれでも綺麗な霧氷の山を見れたから、満足の山行となりました。尚この登山の詳細は後日のブログで紹介します。

八経ヶ岳山頂

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奈良県吉野山の高城山まで軽ハイキング

2021年11月10日 | 山歩き

11月10日(水) 天気=晴れ時々曇り

吉野神宮➡ 吉野山金剛峯寺➡ 高城山➡吉野神宮

突然ですが奈良県の吉野山へ来ています。明日から大峰山のテント泊縦走する予定だったが、長いドライブで腰に違和感を感じる。これでは重荷は背負えそうにない。明日は大峰山脈の最高峰、八経ケ岳を日帰りで登ろうかなとも思います。
今日は足慣らしのつもりで、只今大改修中の世界遺産、吉野山金剛峯寺蔵王堂をお参りし、その後高城山(698m)まで軽いハイキングをした。秋の行楽シーズンを迎え吉野山はソコソコ賑わっていました。

高城山山頂から北の展望(左より金剛山、葛城山、二上山が望める)

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西上州、シラケ山~天狗岩登山

2021年11月06日 | 山歩き

11月2日(火)      天気=晴れ時々曇り

08:59天狗岩登山口→ 09:25~35二俣(避難小屋)→ 10:11~27シラケ山→ 10:45~11:16天狗岩→ 11:38二俣(避難小屋)→ 11:56天狗岩登山口

 

 険しい岩峰が多い西上州だが、その中で上野村と南牧村の境に聳えるシラケ山や天狗岩は比較的楽に登れる山の一つで、秋晴れの一日妻と二人で登って来ました。

 早朝我家を出発し関越道~上信道を経由して、下仁田インターで高速を降り、南牧村から県道45号で上野村へ向かい、湯の沢トンネル出口で旧道を少し遡った所にある天狗岩登山口へ9時前に着いた。

天狗岩登山口

 登山口から少し離れた所にある駐車場へ車を停める。車10台程が停まれる駐車場には簡易トイレも設置されていた。登山口から落葉の積もった小さな沢沿いの道を登って行く。

沢沿いの道

岩壁の横を抜ける

 登山口から30分足らずで沢が分岐する二股に着いた。二股には雨露が凌げるだけの仮設の避難小屋が建っていた。二股から左手の沢沿いに登って行く。沢を離れしばらく登ると道が分岐し、左手のシラケ山を経て烏帽子岳へ向かう道に入る。

二俣の避難小屋

左手の沢を登る

シラケ山分岐地点

 稜線直下の道を進んで行くと、道標が有りそこから薄い踏み跡を直登するとシラケ山(1274m)の山頂だった。山頂付近は中々美しい紅葉で展望も良く、妙義や浅間山、奥秩父の山々が望まれた。

シラケ山直下の道標

シラケ山山頂

山頂から妙義山方面

山頂付近の紅葉

 山頂で一休みした後、来た道を分岐まで戻り、右手の天狗岩への道へ入る。急な道をしばらく登ると意外と早く天狗岩の山頂に着いた。小さな石の祠がある山頂はソコソコ展望もあったが、少し先の展望岩からの眺めが素晴らしかった。

天狗岩山頂

天狗岩の先にある展望岩

展望岩からシラケ山

展望岩からシラケ山北面の岩壁

 ランチタイムで30分ほど休憩した後、山頂を後にする。急坂を一気に降ると道標が立つ稜線の鞍部で、そこから二股へ向け沢沿いに降って行く。沢沿いの道は歩き易く鞍部から20分ほどで避難小屋が建つ二股へ降り立った。

山頂直下の急な降り

稜線の鞍部

沢沿いの岩壁と紅葉

 二股から登って来た道をのんびりと降り、お昼前に登山口の駐車場へ戻って来た。駐車場には地元ナンバーの車が1台停まっていたが、我々の後から来た登山者だろうか。

登山口へ戻って来た

登山口の駐車場

 車に乗ると上野村の塩の沢温泉やまびこ荘へ行くが休業中で入浴できず、更に上野村の日帰り温泉しおじの湯(定休日)や公営宿ヴィラせせらぎ(宿泊者のみ入浴可)もダメで、結局児玉町まで車で行って日帰り温泉「白寿の湯」で登山の汗を流した。

 今日歩いたシラケ山~天狗岩コースは沢の清流や岩壁など変化に富んだ風景で、それに紅葉もソコソコ綺麗だったので静かな秋の山を充分に堪能する事ができました。

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